THUNDER @ CLUB CITTA川崎

まあ、オレは政則メタルが大好きなわけで。THUNDERなんか、ど真ん中のなかのど真ん中なわけで。でも、観たことなかったんだよねえ。諸般の事情により。ってわけで、長年の夢叶って遂にTHUNDERのライヴを観ることが出来た。こないだ買ったBowieのプリントTee着用でルンルン(死語)なカンジで川崎へ。
18時5分、ほぼ定刻どおりでライヴスタート。ステージのカーテンにバンドロゴや新作のアートワークに描かれていたカウボーイの姿やらがライトアップされる。8割ほどの入りの客の興奮は最高潮*1。カーテンが上がると、そこにはスタンばったTHUNDERの5人の姿が。で、ちょっと意外だったんだけどオープニングは前作の1曲目Loserだった。でも、これはちょっと嬉しかったな。最近、ひととおり過去のアルバムもよく聴いてたけど、やっぱ新作より前作のほうがいいな。前作は楽曲のレベルが相当高い*2。で、このLoserもすごく好きだからね。嬉しかった。2曲目以降は新作の曲が中心という予想通りのセットリストが続く。でも、新作の曲もライヴで聴くとイイねー。そして今回の特徴として1stの曲が多かった!イメージ的には新作の曲と1stの曲を交互に演ってるカンジ。1stの曲なんかもう超盛り上がるよね。で、しかも、客の入りが8割ぐらいなんで(オレは真ん中よりちょい後ろぐらいにいたんだけど)スペースの余裕があって超観やすかった。弾けまくり・踊りまくりってカンジよ。踊れる曲に関しては全てハイライトだったけど、セットリスト的には3rdからRiver Of Painを演ってくれて、それが嬉しかったのでハイライトといえるな。1st・2ndをリアルタイムで聴いてないオレは、まさにこの曲が初めて聴いたTHUNDERの曲だったと思う。バラードも何曲も演ったよ。Low Life In High Places、Better Man*3、Until My Dying Day。感動的だったねえ。でも、バラード演るときでさえ、エンディングではしっかり笑い取ってくるからねえ。素敵な英国オヤジだ。大マジなバラードですら笑いに変える、あのセンスこそが英国風のユーモアなのだと昔政則様が解説されていたが、そのとおりだろう。
新作の1曲目で会場中おおいに盛り上がって本編は終了。当然すぐに戻ってきてアンコール開始となったわけだが。1曲だけオレの知らない曲演ってたな。カヴァーかな?なんか、Lenny Kravitzの曲みたいなカンジの。んで、最後オーラスは何演るのかなーと思ったんだけど、Lukeがアコギで弾き出したこのリフは、、、キターーー、Pinball Wizard!!!いやー、俄然張り切っちゃったね、オレは。
まあ、欲を言えば、あの曲を演ってほしかった・この曲も演ってほしかっただとか、もっとまんべんなく全アルバムから演奏してほしかっただとか、セットリストに対しての文句は言えるかもしれない。だけど、コンサートそのものに対して文句は言えないよ。踊れる曲は文句なしに楽しかったし、バラードも素晴らしかったし、笑いもたくさん取ってたし。盛り上げ方がわかってる人達だからなあ。素晴らしいライヴでした。
THUNDERは今年15周年。これからも20周年、30周年に向けて頑張ってほしい。そして僕を楽しませてほしい。もちろん僕はファンを続ける。

*1:ちょっと大袈裟に書いた

*2:きっとアートワークがダメすぎるせいで損してんだよ

*3:Better ManについてはHarryがアコギを持って登場してワンコーラス歌わされてた。本人的にもまんざらでもないんだろうけど。(わ