The Decline by NOFX (1999)

あの愚かな連中は何処から来たんだろう
で、どうやってあんなバカになったんだ
特産階級の山岳地帯で生まれ
琥珀色に輝く大量のトウモロコシで育ち
自分達より劣る人間には何の感情も示さないようなヤツらさ


人間性のせいにしてみる 人間の定めのせいに
強欲主義のせいにしてみる
紙を恐れ 変化を恐れ 真実を恐れるからさ
権利宣言を書き加え 間違いを差し引く
物事を記憶し 国家を歌う
誰も何も尋ねないときには答えなんて存在しないからな
いったい誰が過去から学んでるって言える
オレ達は沈滞合衆国の国民なのさ


父さん 僕はキチンと成し遂げたよ
22のときにアレを手にした 父さんからの贈り物さ
毎晩寝床に入れて可愛がったし
綺麗に保管したし ピカピカに磨きもした
カートリッジも薬きょうも全部大切にしたよ


小川のほとり 茂みのなか 泥の下には
僕が2番目に犯した殺人の死骸がある
公園のなか 石の下 松の木の下には
William兄さんの骸がある
兄さん 何処へ行ってしまったんだ
僕は誓う 僕にそんなことが出来るとは思ってもみなかった
何度も目にした光景だよ 連中が僕に言うんだ
「まっすぐに撃てばいい 引き金を引くのではなく
それで確実に殺せる
殺しこそお前の望むもの 殺すからこそ我々は繁殖するのだ」


クリスチャン達は自分達の銃も教会もそしてNRAも愛してる
より低い信念を餌食に救済を祈るんだ
物語はそこに書かれた全ての文句がそのまま信じ込まれ
カリキュラムが組み込まれる 論理は脅威だ
口実を探し理解するのさ


JerryはMichiganで時を過ごした
20年間もの休暇 結局手にしたのはたった1ダイムだけど
Detroitじゃ1ダイムはもっと価値のあるもんさ
Californiaじゃ20ドルにも相等する
Jerryは2ヶ月滞在しただけ
傷ついてケツから血流してるような状況じゃ
楽しむってのは難しい
窒息は単純なもんですぐに効き目が出る
17年もの楽しい時間を誰かのせいでダメにされんのさ


考えるな
自分のワインを飲め
火が燃え盛るのを眺めてりゃいーんだよ
他人の問題であって自分の問題じゃないんだからな
家にいて 安全にしてろ
理想的な市民像を演じてりゃいーんだよ


無差別殺人1回につき1シリング貰えたらいいのにな
それで政府を買ってやるのさ
アメリカが売りに出されりゃ お前の取り分はかなりデカくて
莫大な利益を得られるぜ それともアメリカを分裂させて
仮定することから始めるか
100万人の大衆のほうがあのバカ一人よりも賢いってね


セロトニンがなくなって彼女は諦めた
漂うしかなかったんだ
Saraは思いを馳せ プロセスは過ぎ去った
彼女は自動応答機をオンにしたままにしておいた
挨拶の言葉は誠実に再生されるけど
メッセージは誰も聞きやしないさ
1日に10000件のメッセージ 1000000以上の伝言が
放任主義の死せる犠牲者達を浮かび上がらせる
10000の声と100の銃 100デシベルはひとつになる
ひとつの弾丸とひとつのカラッポな頭だ
もうセロトニンはないんだしさ


よく演説をやってた男は気取った日常を送ってる
少しひいきでもされてるかのような気になって
悪くない気分なんだろ
連中はお前の頭のなかに策を見出したのさ
それでお前はちょっと騙されたかのような気になってる
それは連中が気にしてないってことじゃない
テレビがお前の頭のなかに思考を植えつける
Barry Manilowみたいにね
オレは世界中の人間にジングルを仕込みたい
それも完璧なハーモニーで歌えるようにね
それでもお前は気にしない
お前を気にさせるように出来てないんだから
連中はお前が気にしないと踏んでるのさ


連中はお前の強欲にそしてプライドに賭けをする気だぜ
なぜ連中を倒そうとする 100万人が挑戦してダメだったことを
オレ達は娼婦だ ─── 科学的に卵巣を切除された
オレ達はホモだ ─── 不能に祭り上げられた


苦しみを消すためもうひとつピルを
苦しみを消すためもうひとつピルを
服従しながら生きてるのさ
自分を守るためもう1度祈りを
自分達を守るためもう1度祈りを
もっといい立場がありますように


闘いに負けた 戦争に負けた 生きる価値を失った
闘いに勝つ気力さえも失っちまった
苦しみを消すためもうひとつピルを
物事はタフになっていく タフなことには負い目がある
注意なんて払わなくていい 家賃を払え
親戚はお前の犯した罪の報いを受ける
ほんのちょっとの信念がオレ達を救う


オレ達を助けてくれ
人間は抵抗という特質を失おうとしている
未来は帳消しにされた オレ達に勝ち目なんか微塵もない
負けるとわかっていて超自我に対する闘いを挑むなんて
マヌケか天才だけだ
屈服するのが腹立たしいほど心地いいときにはな


そしてオレ達の人生は続いていく
オレ達は真実を知ってる けど嘘を好む
嘘は単純だ 単純なことに越したことはない
敗北を認めることが出来るのに なぜ伝統に立ち向かう
衰退のなかに生きるんだ
自分達自身のデザインの犠牲になるのさ
疑念のうえに成り立つ現状維持とともにね
なぜ誰もが自分の首を絞めようとする
オレ達のクラブの仲間
お前をオレ達のホストに紹介したいんだ
ヤツにはヤツの立場があり
オレにはオレの立場がある
衰退の時を迎えるんだ


オレ達はホモだ オレ達は娼婦だ
階級戦争における飛び道具だ
オレ達は労働者だ 女王様を愛している
オレ達は生贄だ オレ達は汚れ銭だ