EXTREME THE DOJO VOL.16 @ 渋谷CLUB QUATTRO

QUATTROに着いたら、まずは何はなくともロッカーに荷物入れようと思ったら。ねーの。全部使われてんの。がびーん。今日は荷物持ちっぱかよ。仕方なくフロアのほうに上がってみると扉を開けたら、もうそこが人垣の壁。えー。超満員だ。ドリンクカウンターのところに行ったら最後。もうそこから動けなくなってしまいました。もう1バンド目は始まってたんだけど。バックドロップがSATYRICONだったんで、てっきりSATYRICONなのかと思っちゃって。ヴォーカルがロン毛じゃなくてスキンヘッドなのはおかしいなと思いつつも、でもバックドロップがSATYRICONなんだからSATYRICONでしょう、と。ホントはNAGLFARだったんだけど。
で、NAGLFARが終ると先輩に遭遇。先輩はSATYRICON目当てで来たらしい。とりあえず激混みのドリンクカウンター付近から脱出し、中央の後方へ。SATYRICON目当てで来たんだから見逃した1バンド目がSATYRICONだったらシャレにならんと先輩は言ってた。しっかし、いつも思うことだけどDOJOのときってセッティング異様に時間かかるよなあ。すげー待たされる。かなーり待たされた後、2バンド目のSATYRICONが登場。キャラ的に全然邪悪じゃないのな。やっぱメジャーなバンドは違うぜ。すげーロックなノリだった。演奏は流石の一言。自分は背が低いのでドラマーは全然見えなかったけども。素晴らしい演奏でしたな。先輩の解説によると、このバンドはわざとブラストパートを抑えた曲作りを心がけているようだ。しかし、確かに、抑えてたものが最後に爆発すると無条件に興奮しちゃいますな。超速くてしっかり重いブラストを堪能。あー、あと、ぐるんぐるん風車状態のヘドバンをかましてたキーボードプレーヤーは女性だったんですか?


さて、ここからが本番である。CELTIC FROSTである。正直、客は7割方CELTIC FROSTファンだろう。濃いんだよ客層が。METALLICA、SLAYER、SLIPKNOTのTeeシャツ着てるヤツなんていないんだよ。CORONERとかNEUROSISとかなんだよ。ミュージシャンの方々も来てましたな。324、TERROR SQUAD、DIE YOU BASTARD!。まあ、みんな待ってたということですな、魔王の降臨を。
そして暗転した場内に新作のTotengottが出囃子として鳴らされる。ムーディーだなあ。すげー緊張感が高まる。暗いままのステージに黒尽くめの衣装のメンバーが姿を現す。おー、B!のライヴレポートで見たとおりの衣装だよ。感動。オレ既に感動。そして、TotengottのSEが不気味に幕を下ろすといよいよ1曲目の演奏が始まる。1曲目は・・・うぉー、Procreation(Of The Wicked)だ! もう、オレはこの時点で完全に興奮状態です。凄まじい演奏だった。MORBID TALESのレコードの音質で聴く同曲とはまるで別物と思えるほどの凄まじくヘヴィな演奏。最初のサビの時点でオレは1回目の彼岸でしたね。わけわかんなくなるほど力の限りに叫んだ。荷物持ちっぱだったから前のほう行けなかったけど行きたかったなあ。悔しかったよ。んでもって序盤から初期の名曲連発なのよ。彼岸通り越して昇天ですね。Circle Of The TyrantsとThe Usurperでマジ昇天だった。後者のリフはなんであんなカッコイイの。首取れるほどヘドバンしてやった。ああ、前のほうで観たかった! 客は曲間にTom Warrior先生に「トムー! トムー!」って気さくに話しかけてる。魔王様相手になんと畏れ多い。しまいにはTom Warrior先生の十八番である「ウーッ」を連呼してた。なんと畏れ多い。いやー、しかし、Tom Warrior先生本人の「ウーッ」は超シビれたぜ。
初期の名曲オンパレードに悶絶した後、遂に新作の曲が演奏された。Ain Elohimだ。新作の8曲目だね。超ヘヴィだった。ホント圧倒された。そして、その後2ndのラスト曲Necromantical Screamsを演奏したんだけど。正直この曲ノーマークだったけど、超名曲だなって初めて認識しちゃった。超ヘヴィで超ドラマチックでCELTIC FROSTの魅力が凝縮されてる曲だな。そしてショウは終盤へと向かっていく。Dethroned Emperorで再び昇天。もしや、こちらが聴きたい曲全てお見通しなの? そしてInto The Crypts Of Raysですよ! いや、もうオレは首が取れても全然構わないので。500%本気のヘッドバンギングで忠誠を誓うまでだよ。超ヘヴィ超ファスト。CELTIC FROSTしか書けない超名曲。個人的には今日の最大のハイライトでしたわ。最後は新作のSynagoga Satanae。これはもう圧倒的だった。オレは新作の擁護派なので、こんな凄い演奏をライヴで見せつけられてただただ感動した。この曲ではMartin Ain卿が大半のヴォーカルを取っていた。ロング丈の黒い衣装に身を包んだAin卿は超カッコ良かった。10分以上にも及ぶ同曲の圧倒的な演奏が終ると、今度はラスト曲のWinterがSEで流れ、バンドが去っていった。初期の名曲がほとんど聴けたけど、まだ新作からの曲でも聴きたいと思った。けど、結局アンコールはなし。ひたすら美しいWinterの調べに凄まじかった演奏の余韻を重ね合わせフロアを後にした。
Teeシャツは何種類かあったけど買わなかった。さすがにEMPEROR'S RETURNのTeeシャツ着て街歩くのは無理だよな。(わ


まだ2007年は5回しかライヴ観てないけど、もう今年のベストライヴ決まったかも。(はやっ!)