お口ぽかーん!LAST TOUR ~寝ても覚めてもねごとじゃナイト~ @ Zepp DiverCity

ねごとのラストライヴ観てきた。とてもいいライヴだったなあ。


会場はZepp DiverCity。SOLD OUTだったので、めっちゃ混んでたな。もう一番後ろにしかカラダ動かせるぐらいのスペースはなくって、一番後ろで観ることに。PA卓のすぐ隣だったので、角度的・音響的には有利なはずだ。ホントはもう少し大きいハコでゆったり観られたら嬉しいけど、それは贅沢ってもんかな。
ライヴ中のMCで幸子が言ってたけど、閃光ライオットの舞台がお台場だったんだって。バンドのキャリアが開かれるきっかけになった場所が、バンドのキャリアの終着点にもなったわけだな。


10分押しぐらいでライヴスタート。始まってみると、、、やばい、全然ステージが見えない。撮影クルーの死角になってしまって、ほとんど瑞紀(人妻!)の姿しか見えない。しかも、瑞紀がバッサリ髪を短くしてて「誰ですか?」っていうぐらい見慣れない。セットリストとか絶対知りたくなかったし、ネタバレが怖かったので、しばらく情報を遮断してたのよ。メンバーのSNS関係も全然見てなかった。こんなことなら瑞紀のインスタだけでも見ておけばよかった。最後まで見慣れなくて。。。


セットリストは予想どおり、それぞれの時代の曲を網羅したものになってた。オレは買ってないんだけど、5月にベスト盤が出てるので、一応そこからの選曲が多い。とはいえ、それ以外の曲も多かったし、1曲でも多く曲を聴かせるんだという彼女たちの姿勢が嬉しかったな。ってか、1曲だけオレの知らない曲があった。アンコールの2曲目なんだけど、初期のシングルのカップリング曲だとか。
あと、「DANCER IN THE HANABIRA」演らなかったのが意外だったなあ。歌詞の2行目が「Answer in the これから」というもので、ラストライヴにはドンピシャだと思ったんだけど。ベタすぎて避けたのかな。あるいは、純粋に、演りたい曲多すぎて漏れたのかな。


個人的ハイライトは「透明な魚」と「シンクロマニカ」と「水中都市」と「アシンメトリ」かなあ。最高の演奏だったよ。「水中都市」は曲終わりで鳴り響くバンホーテン(人妻!)のドラムが最高に素晴らしかった。「アシンメトリ」はね、本編ラストで演奏された。そうだよな、やっぱ、この曲がねごとの到達点だと思う。スタジオでの挑戦(=楽曲制作)という意味では、この曲の先があって、いくつかのことを成し遂げてきたわけだけど、ことライヴレパートリーという意味においては、これが頂点だと思う。素晴らしい演奏だったし、踊りまくれて最高だった。願わくばシンセベースを操りながらガンガンに踊り狂う佑ちゃんの姿を最後に目に焼き付けたかったのだけど、一目も見えなかった。。。


とにかく曲を連発するスタイルだったので、アンコールの段になってようやく長めのMCタイムに。
リーダーである佑ちゃんが「私たちがピリオドを打つと決めたことをみんなが受け入れてくれたから、こんなに清々しい気持ちでラストライヴができるのだと思います」って言ってたけど、確かにそれは大きいよなあ。もちろん、本当は「寂しいなあ、悲しいなあ」って思ってる人も多いはずだけど、最後のツアーを楽しもうと思って足を運んできたんだよね。解散が決まってからの最後の時間の過ごし方として、全国をツアーで回るというのがバンドとしての明確な意志だったって言ってたけど、つまりは、やろうと思えばミニアルバムないしEPだったら、最後に制作することもできたのかもしれない。でも、そうすることよりも、全国ツアーを開催するっていう選択をしてくれたこと。ホントありがたいなあ。オレは結局6回しかねごとのライヴを観ていないのだから。
続くバンホーテンは、12年間1本のライヴもキャンセルせずに完走できて良かったと言ってた。4人とも風邪ひいたり怪我したりとかとは無縁だったんだって。そして、「この先の人生で再びドラムを叩くことがあるかどうかは今はわからない」とのこと。そうなのかあ。彼女は本当に素晴らしいドラマーだと思うので、それは寂しいなあって率直に思う。いつかまた勇姿を見られたら嬉しいのだけど。


最後の最後はモチのロンで「カロン」を演奏。まあ、そうなるよね。異論はないです。オレにとっても初めて耳にしたねごとは「カロン」だった。auのCMで聴いたときにてっきりチャットモンチーの曲かと思ったのだけど、それって、このブログにも書いたっけ?「カロン」1曲だけで終わらなかったからこそねごとは素晴らしいのだけど、やっぱ、名曲だからな、この曲は。「カロン」のときだけ、スクリーンには4人のアップ映像が。なんだよ、それ用意してあんのかよ。だったら、もっと序盤から使ってほしかったな。オレみたいに一番後ろで観てる人は、ステージが全然見えなかったんだから。そして、天井から銀テープも降ってきて大団円。2時間20分ほどのステージであった。有終の美といっていいだろうな。幸せなラストライヴだったと思う。

  1. インストゥルメンタル
  2. 透き通る衝動
  3. DESTINY
  4. sharp
  5. ループ
  6. greatwall
  7. 透明な魚
  8. 真夜中のアンセム
  9. ふわりのこと
  10. シリウス
  11. シンクロマニカ
  12. Fall Down
  13. サタデーナイト
  14. 水中都市
  15. メルシール―
  16. シグナル
  17. nameless
  18. 憧憬
  19. ETERNALBEAT
  20. endless
  21. LAST SCENE
  22. アシンメトリ

 encore

  1. 彗星シロップ
  2. カロン







会場出るときに受け取ったフライヤーのなかに、幸子と瑞紀の新しいライヴのお知らせが入ってて、2人はいち早く始動するのだということを知る。
幸子のほうはソロ名義かな?一方、瑞紀のほうはmiidaというユニットだそうだ。是非、どちらも注目していきたい。