NYシリーズ四部作のラストを飾るのはBON JOVI。自分は最初のSir Paulを観て以来。まあ、集客は大してないんだろうね。多分TOHOシネマズ六本木ヒルズのなかで一番小さいスクリーンだわ、あれは。
どうやら、BON JOVIのこの作品に関しては、NYでのライヴのみがパッケージされているのではなく、地元New JerseyおよびLondonでのライヴも併せてフィーチャーされているらしい。まず、その時点で「なんでだよ」って思ったわ。NYシリーズって言ってんのに、なんで他の公演地を混ぜるのか。でも、どうなんだろ。NYシリーズとして括ったのは後から括っただけで、個々の作品に関しては全然そんなつもりで制作されたわけではないのかな。どうなんだろ。
しかし、実際にライヴが始まってみて唖然。というか、怒り爆発。3箇所のライヴを順に見せていくのかと思ったら、なんとシンクロ編集して同時に見せてきやがる。なんじゃ、そりゃ。その日その時の空気を真空パックしてお届け、それがこういったライヴ映画の醍醐味であり存在意義そのものちゃうんか!それを何編集しとんねん。何混ぜとんねん。何を考えてこんなことしちゃったんだろ。終始ダイジェスト映像を見せられてるような気分だったぜ。そして、オレが最も許せなかったのは時折はさみこまれるフレーム分割の場面。劇場の大スクリーンでライヴ映像を観ることが醍醐味ちゃうんか!それをなんでわざわざ小さい画面にしとんねん。YouTubeに上がってるシューティング映像かよ。ホントにふざけんな。まあ、そんなこんなでクソみたいな作品です、これ。
一方で、バンドのパフォーマンスがどうだったかというと。RichieとTicoは本当に素晴らしい。彼らはいつだって素晴らしい。映像も彼らの姿はちゃんと捉えているしね。Jonは。うん。まあ、元々歌が上手いとかギターが上手いとか、そういう人ではないと思ってるけど。まあ、決してベストパフォーマンスではないだろ。Davidは、、、あんまり、映らず。。。 正式メンバーとして扱われてる感が、、、ない。。。
あと、音は決して良くなかった。それが作品のせいなのか、劇場のせいなのか。まあ、多分前者でしょうな。
そして、セットリストはどうだったかというと、まあ、順当なカンジでしょうね。「I'll Be There For You」あたりがハイライトかな。そして、ラストの「Who Says You Can’t Go Home」はまさかのエンドロールBGM扱い。最後の最後までクソだな。
- Blood On Blood
- Lost Highway
- Born To Be My Baby
- You Give Love A Bad Name
- Whole Lot of Leavin'
- Raise Your Hands
- We Got It Going On
- Have A Nice Day
- It's My Life
- I'll Be There For You
- We Weren't Born To Follow
- Wanted Dead Or Alive
- Livin' On A Prayer
- Keep The Faith
- Who Says You Can’t Go Home