読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

OZZFEST JAPAN 2013 @ 幕張メッセ

DEFTONES

オレが到着したころちょうどDEFTONESが始まるとこだった。あとちょっと遅かったら1曲目見逃すとこだったな。約5年間の昏睡の末、先日Chiがこの世を去ってからまだ1ヶ月ちょっとしか経たないこのタイミングで、バンドはどんな心境にあるのだろう。でも、ステージに登場したChinoは・・・やはり太っていた・・・。いつものアゴ髭。いつもの三重アゴ。元気なのかな。でも、辛かったと思います。ステージではChiに関する言及はなかったけどね。そのChinoはJOY DIVISIONのTeeシャツを着てたな。セットリストはほぼほぼまんべんなく演ったカンジかな。『DEFTONES』と『SATURDAY NIGHT WRIST』からは演ってないと思うけど。正直、新作をいたく気に入ってるオレとしてはもっと『KOI NO YOKAN』全開のセットリストでも良かったぐらいだけどね。


前回の来日公演を見逃してる*1自分は、もしかするとSergioが加わったDEFTONESを観るのは初めてなのかな。っつーか、QUICKSANDを後追いで聴いてる自分としてはSergioの勇姿を観るの自体が初めてかな。そのSergioのプレイはカッコ良かったな。QUICKSANDのステージでもあんなカッコ良かったのかな。Chinoのヴォーカルも素晴らしかったな。ライヴであんだけ歌えるのは純粋に凄いと思うよ。伊達に三重アゴじゃないよ。新作でも異彩を放っていた「Poltergeist」の手拍子はもちろんオーディエンス参加型で、あれが絵になっちゃって音楽になっちゃうんだから、本当に凄いセンスの持ち主だよ。そして、ラストは例によって例のごとく1stからの「Engine No. 9」と「7 Words」で大いに盛り上がって終了。


昔のオレは何よりもKORNが好きだった。そして、RAGE AGAINST THE MACHINEが好きだった。言ってみれば、DEFTONESは3番目に好きだったのだ。でも、あれから15年経った今、DEFTONESこそが真に凄いバンドだと思う。大切な大切な仲間を失ったことは哀しいことだけれど、これからも素晴らしいレコードを作り続けてほしい。新しい仲間Sergioにもどうぞよろしくお願いしますと言いたい。

  1. Rocket Skates
  2. Diamond Eyes
  3. My Own Summer (Shove It)
  4. Tempest
  5. Rosemary
  6. Change (In the House of Flies)
  7. Digital Bath
  8. Poltergeist
  9. Swerve City
  10. Engine No. 9
  11. 7 Words

BLACK SABBATH

28年。STONESが初来日するのにかかった時間。
40年。WHOが初来日するのにかかった時間。
43年。SABBATHが初来日するのにかかった時間。彼らが(あるいは自分が)生きている間に実現することはないのかと半ば諦めていたこともあるわけで、本当に感慨深いし、生きていて良かったなと。もちろん、本当はBill Wardも含む正真正銘のオリジナルラインナップだったら最高だったんだけど。その点だけはいささか残念なんだけど。


概ねオンタイムで進んでるっぽかったのでSABBATHも時間どおりに出てくるだろうなと思って、中央よりは前寄りのスペースにスタンバイ。周りを見渡してみると、やはり前日には確実にいなかったであろう客層の姿が目立つ。メタルはおろかロックを聴くようにすら見えない男性や女性の姿に、ロックって素晴らしいなと実感。Ozzyはもうおじいちゃんなので、ロックスターよろしく時間押したりしないどころか、定刻より前に出てきちゃって観客を慌てさせたりしてきたが、今回も定刻より1分早く出てきた。ww おなじみのサイレンが鳴り響くと予想どおりの「War Pigs」が1曲目だとわかる。スクリーンには今回のツアー用に作ったと思しき曲ごとのイメージ映像が。「War Pigs」のそれはそのものズバリなカンジの内容だったな。OZZY OSBOURNE BANDによる演奏はもうすでに聴いちゃってるけど、Iommi先生とGeezerによって奏でられる正真正銘の「War Pigs」に感動。んで、2曲目が「Into The Void」だったんだけどね、嬉しかったなあ、これ。確かに、この曲は97年の『REUNION』にも入ってるけど、フェス用の短めセットリストだったら削られちゃっても不思議ではないぐらいなので、感動ものだった。実際、超名曲だからね、これ。そして、その後にそれをさらに超えるサプライズが。4thからの「Under The Sun」が!これは凄い。フェス用のセットリストでこれが削られなかったのは凄い。最高に堪能できたわ。同じく4thからの「Snowblind」も嬉しかったなあ。個人的に好きなので。


とりあえず、ここでひと段落。というのも、次に会場に鳴り響いたのがあの鐘の音のSEだったから。デビューアルバム『BLACK SABBATH』の「Black Sabbath」だ。すべての原点。オレが好きなメタルのバンドはほとんどすべてSABBATHの影響を受けてるだろうから、そういう意味じゃオレのメタル人生の源流と言ってもいいのかもしれない。遅いリフの邪悪性、その真骨頂を堪能できて幸せ。個人的には初めてこの曲を聴いてから18~9年経つのかな。やっと、ナマで聴くことができた。そして、同じく1stからの「Behind The Wall Of Sleep」が続く。で、これと次の「N.I.B.」を音源のとおりに繋げて演奏したんだけど、いやもうね、この2曲がこの日のハイライトだったと断言します。音源のとおり繋ぐってことは、例のGeezerのベースソロが演奏されるってことなわけで。スクリーンに映し出されたGeezer(御歳63歳)の勇姿。そして、その演奏、そのサウンド。最高すぎです。Ozzyのヴォーカルも意外に歌えてたな。ただ、一言触れておくと、Ozzyの手拍子なんかに合わせたら、音楽が台無しになるので、Ozzyに手拍子を求められてもことごとく無視するのが正解なのだよ、諸君。


そして、さらにオレの大好きな楽曲が続く。「Fairies Wear Boots」だ。SABBATHは元々EARTHというブルーズバンドだったわけだが、この曲はそのルーツを確かに感じさせてくれる名曲だ。もう、この時点でオレは首振りすぎてワケわかんない状況になってたかも。それが終わると、次に聴こえてきたのが、この日最大の衝撃「Symptom Of The Universe」のリフだったんだけど、残念ながら、これはイントロのみの演奏で終わり。これフルで演ってたら「Under The Sun」を凌ぐレア度だけどねえ。『SABOTAGE』自体が真のSABBATHファンからしか相手にされてないからなあ。この日、明るい時間に登場した人間椅子が「Symptom Of The Universe」のリフにソックリなリフの曲を演ってたんだけどねえ。で、そのイントロに続いたのはドラムソロだった。今回Bill Ward不在の穴を埋めているのはTommy Clufetosなる人物。オレは見覚えなかったけど、どうやらLOUD PARKでOzzyを観たときも、この人が叩いていたらしい? 力量はまったくもって申し分なし。ドラムソロも大いに盛り上がった。ただ、ちょっと長かったけどね。もちろん、それは彼のエゴでそうしてるわけじゃないだろう。3人の御大の休憩時間が終わるまでは、彼もプレイを引き伸ばさなきゃならないんだろう。
そして、その休憩時間が終わると3人が戻ってきて演奏再開。「Iron Man」だ。会場はめちゃくちゃ盛り上がってた。わかる、盛り上がるのはわかる。でも、この曲はすでにあまりにもOZZY OSBOURNE BANDの曲になっちゃってるからなあ。もちろん、オレだって好きは好きだけどね。んで、次はこの日唯一の新曲が披露された。まあ、正直、新曲とアルバムに対する過度な期待はしないでおこうと思うけどさ。「God Is Dead?」というタイトルが付けられたこの曲、前半は正直Ozzyのソロアルバムの曲だと言われれば納得しちゃうようなカンジだったけど。後半はSABBATHらしさが出てたね。ツアーに帯同してるのは前述のTommy Clufetosだけど、このニューアルバムのレコーディングにはRAGE AGAINST THE MACHINEのBradが参加してるとか? それはスゲーな。んで、本編最後は「Children Of The Grave」。いい曲選んでくれたなあ。まさにライヴ映えする曲だろ、これ。最高でしたわ。


まだ「Paranoid」演ってないわけだし、当然アンコールがあると確信してバンドの帰還を待つ。はたして再登場したBLACK SABBATHはなんと「Sabbath Bloody Sabbath」を演奏し始めた。オレの大好きな曲じゃんかー。でも、残念ながらさきほどの「Symptom Of The Universe」と同様にイントロの演奏のみだったわ。残念。んで、予想どおり始まった「Paranoid」。これもさきほどの「Iron Man」と同じく、すでにOZZY OSBOURNE BANDの持ちネタになっちゃってんだよなあ。だから、待ち続けてたのはこれじゃないっつーか。もっと、本当に待ち続けてた曲で締めてほしかったけどね。まあ、さすがにそれは贅沢かな。


ニューアルバムは来月にリリースされる運び。その後の展開ははたしてどうなるかな。冒頭に書いた、初来日に40年を要して、フェスでの初来日を果たしたWHOはその4年後に無事単独公演での来日を果たす。武道館公演を含む大規模な興行だったけど大成功を収めた。今回のSABBATHはどうであろうか。オレの希望的観測としては「イケるんじゃない?」ってカンジだ。日本ではオリジナルのSABBATHの人気は低いと信じられてきた。70年代のミュージックライフ誌の人気投票におけるSABBATHの順位はURIAH HEEPよりも下だったそうで、本当に人気がなかったのであろう。でも、今回、このOZZFESTがこれだけの集客をできたことを考えれば希望を持ってもいいのではないか。率直にそう感じた日であった。

  1. War Pigs
  2. Into the Void
  3. Under the Sun
  4. Snowblind
  5. Black Sabbath
  6. Behind the Wall of Sleep
  7. N.I.B.
  8. Fairies Wear Boots
  9. Symptom Of The Universe(イントロのみ) ~ Drum Solo
  10. Iron Man
  11. God Is Dead?
  12. Children of the Grave

~ encore ~

  1. Sabbath Bloody Sabbath(イントロのみ) ~ Paranoid

*1:来日してたこと自体知らなかった