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RAUL MIDON @ COTTON CLUB

Raulを観るのは多分4回目だと思うんだけどね。でも、5年ぶりぐらいかなあ。その間何度か来日してるはずだけど、意識的にスルーしたり気づかずにスルーしたりで。で、今回は結構最近になって来日公演のことを知って。BLUE NOTEとこのCOTTON CLUB両方の公演があったんだけど、行ったことがないCOTTON CLUBのほうにしてみた。1st公演のほうを選んだんだけどね、開場時間が16時になってたからそれより早く着くように行ってみたんだけど。そしたら、入口のとこに先着順で並ぶ形式だったわ。んで、早く行った甲斐あって、最前列の席をゲット!すごいな、ホントに目の前だわ。


定刻どおりにライヴスタート。アシスタントに手を引かれてRaulがステージ中央に。もうホントにオレの目の前なんだけど、そこに置いてあったパーカッションの影になっちゃって、肝心のピッキングする右手が見えなかった。ありゃりゃ。新作のタイトルトラック「Don't Hesitate」が1曲目だった。目の前でRaulの歌声を聴けることが幸せだったなあ。セットリストは予想どおり新作と1stからが中心。それでいい。今回の新作のことブログには書いてないけど、結構気に入っていて実際1stの次にいいアルバムなんじゃないかな。その1stからの選曲はもうほぼ無条件で嬉しいカンジになっちゃうな。最初に演ってくれたのは「Suddenly」という曲で。特にこの曲がお気に入りってわけでもないんだけどね、季節感ともベストマッチで泣きそうになったわ。それ以上に嬉しかったのは「Sittin’ In The Middle」だなあ。Donny Hathawayをテーマにしたこの曲、買った当時から大好きな曲だったし。イントロのマウストランペットも絶好調。オレはこのことをもう書いたかまだ書いてないか忘れちゃったけどさ、Milesが自伝のなかで自分が目指している音色の究極形は人間の声だっていうことを言っていて。人間の声こそが究極の楽器だということだと思うんだけど。Miles以外のプレーヤーでもインストの求道者なら同じように考えている人は少なくないのかもしれない。そこいくと、Raulのマウストランペットは図らずもMilesの言う究極形を体現してしまっているのかも。


しばらくすると、今度はステージ左手の椅子に座ってプレイするRaul。距離はちょっとだけ遠くなってしまったけれど、今度はちゃんと右手が見える位置になった。相変わらず、Raulのピッキングはすごい。ピッキングひとつでその場の空気が変わってしまう。さらには、1曲だけピアノの弾き語りも披露。ピアノはステージ右手に置いてあって、それはまさにオレの目の前だった!まさに特等席。
MCのハイライトはBill Withersとの共作曲「Mi Amigo Cubano」を演ったときかな。Bill Withersとの共作に至った例の経緯を語ったんだけど、Raulの口ぶりが正しいとするとBill Withersは恐ろしく陽気な人物だな。。。
終盤のハイライトは「Sunshine」と「Waited All My Life」だなあ。前者では先述のパーカッションを演奏。右手でパーカッションを叩き、左手でアコギのハンマリングをし、口でマウストランペットを奏でる。Raulにバンドは要らないのだ。ひとりでバンドができてしまうのだから!オレの大好きな後者では神がかったプレイを披露。
アンコールも1曲演ったんだけど、意外や意外、「State Of Mind」を演奏しなかった。まあ、それはそれで構わないんだけど、でも、意外だったなあ。どうやら、毎晩セットリストを変えている模様。


ってなわけで、最高のライヴだったな。4回目にして過去最高の満足度だわ。あんな素晴らしい席で観られたんだしねえ。