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「winda解散ライブ!札幌編 2days - One Man!!」 @ 札幌161倉庫

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この161倉庫というハコに関する松本さんのこれまでの言及から考えると、相当狭いハコなんだろうなあと思ってたんだけど。まあ、でも、その想像から比べれば、そこまで壮絶な狭さではないかな、と。ラスタな感じ全開のハコでBob Marleyの写真とハイレ・セラシエI世の写真が飾ってあった。極寒のラスタ。んー、渋い。この日はワンマンと銘打ちながらもゲストにえびでんすが出演。まあ、えびでんす=蛯名さん+神代さんの2人組なんだけど

えびでんす


最前列に陣取った自分の目の前に蛯名さん。逆サイドに神代さんが座って、えびでんすのパフォーマンスがスタート。1曲目は新曲「かわいい自分」から。もしかしたら、この曲、すでにオレも聴いたことあるのかもしれないけど憶えてないや。2曲目も新曲で「ボトムス」。こっちはホントに聴いたことない新曲だ。アコギをアンプリファイドするんだけど、目の前で聴いてたオレとしては生音のほうが大きいのかも。目の前で蛯名さんが歌っている、その状況が極上でしたわ。で、その次はカヴァー3連発だったんだけど。その1発目がいきなり凄かった。「みんな知らないと思うけどNaokiっていうドラマーがいるんですよ」というツカミで始まったMCで紹介されたのは、Naokiさん加入後のKIWIROLLの初音源だった『本当のこと』から「存在」。わー、オレが大好きな曲じゃんかー。2002年6月に初めてKIWIROLLに出会った。それはつまり初めてNaokiさんのプレーを観たときだということ。その日その場で買ったのがこの音源だったのだ。なので、やっぱ、これが自分にとってのハイライトになったな。最高でした。2発目には震災復興支援コンピにも入っていた「WE ARE THE WORLD」。確か、ナマで聴くのは初めてだと思う。いい曲だったな。そしてラストの3発目はなんとドリカムの「LOVE LOVE LOVE」だった。ドリカム好きの蛯名さんらしい選曲といえばそうなんだけど、さすがに驚いたかな。後半はおそらく独自のパートを付け足していたと思うんだけどね。んで、その後も確かDISCHARMING MANの新曲が披露されたはずなんだけど、タイトルは忘れちゃった。そして、最後の最後は最新アルバムのラストに収められていた「Good-bye」。まさにドンピシャの選曲だよな。解散するWINDAへ、解散するSPIRIT PAGEへ、そして脱退する神代さんへ、蛯名さんからのGood-byeだな。
この5年、DISCHARMING MANに対しての神代さんの貢献度はとても大きかったと思うよ。特に玉木さん、吉村さんが抜けた後はユーティリティープレーヤーとしてキーボードを担当したこともあったり、大活躍だったと思う。そういう時期はご本人達にとっては試行錯誤の時期だったんだろうとは思うけど、それでも貴重なもん見せてもらったし、オレの脳裏にはしっかり焼きついているよ。神代さん、お疲れ様でした!

WINDA


そして、WINDAの出番。2人組ならまだしも4人組がステージに立つとさすがに狭い。ホントにギリギリってカンジ。オレは左端にいたので千葉さんの目の前だった。もうぶつかりそうなほどの目の前。近いどころの騒ぎじゃないってカンジ。ショウは前日は演らなかった「Bells」でスタートした。松本さんによると、この161倉庫のプリミティヴなサウンドを体感してほしくて最後の地としてここを選んだのだそう。松本さん自身15年ぶりにここに立つらしい。確かに凄いサウンドだったな。そして、この距離。人口密度がもっと高いときのライヴはもっと壮絶になるらしく、ヴォーカルの人とトップオーディエンスとの距離が10cmぐらいになるらしい。唾がかかる距離って言ってた。で、当時、トップオーディエンスを張ってたのがDISCHARMING MANのキッケン氏だったんだって。この日も来てらしたけど。んで、お待ちかねの「十九歳」は5曲目に登場した。本当にカッコイイ曲だな。そして、この先はもう全曲がハイライトってカンジの展開だったわ。まずは「時の潮」。「結局すべてを癒すのは時間」という松本さんの解説付きで披露されたこの曲は、ひょっとすると一番多くナマで聴いたWINDAの楽曲かもしれない。「夜間飛行」と比べて、この曲のほうが長くセットリストに残っていたからね。本当に美しい曲。本当に美しい聴き納めになった。お次は「Lonesome George」。発表当時と2012年ヴァージョンとそうアレンジの大差はないと思う。本間さんも千葉さんも素晴らしいベースを聴かせてくれたわけだ。それから「ミルク」を経て、「懐かしい曲を演奏します」というMCに導かれて始まった「WANDA WANDA」!わー、懐かしい曲演ってくれて嬉しい。もしかしたら、マコさんが入ってから演るのは初めてかな?? 昔は確実にこの曲がWINDAの核であった時期があったんだよね。凄まじい演奏だったな。それから「ヒトトキ」を挟んで「トマト」へ。凄まじい演奏のオンパレードだった。そして、本編ラストは「夜間飛行」。この曲をNaokiさん、千葉さん、マコさんと一緒に演れることが幸せなこと、という松本さんの弁が印象的だった。演奏そのものはもう信じられないレベルだった。今まで10年間Naokiさんの演奏を観てきたけど、この日この曲こそその頂点をなすものだった。Naokiさんのあのプレー、あの表情は忘れられない。そして、バンド全体の演奏としても、この曲この瞬間こそが頂点だった。曲のエンディングを迎えるころにはすっかり感極まった松本さんの姿が。もちろん、これはオレの憶測でしかないけど、遠距離恋愛バンドとして解散させない選択もなくはなかったのかな。それでも、決着をつけたということなのだと思う。松本さん自身は「終わらせる」という言葉を使っていたけど。「終わらせる」儀式の頂点がこの曲だったのかなあと。そのまま、松本さんのみ一旦退場して本編終了。
でも、まだ、1曲演奏していない曲がある。前夜のライヴではオープニングを飾った「ESPACIO」だ。しばらくして、戻ってきた松本さんがスタンバイすると正真正銘WINDA最後の瞬間が始まった。発表以来、この曲は欠かさず演ってきたもんな。マコさんが加わってより完璧な出来映えになった「ESPACIO」を演奏しWINDAのステージは本当に幕を閉じた。爆笑(!)のMCも含め2時間近くにも及ぶショウだったし、聴きたかった曲も聴けた。もちろん、欲を言えばもっと聴きたい曲はあるけど、まあ、それはそれ。
終演後、マコさんにお声がけいただいたので、「自分は4人になってからのWINDAのほうが好きです」と伝えておいた。オレの言い方じゃあんまり伝わらなかったかもしれないけど、でも、オレは本当にそう思う。もしも「WINDAはトリオ時代が良かったのにな」ということだったら、この解散もたいして残念じゃなかったかもしれないよね。マコさんがWINDAにもたらしたものは本当に大きいのだろうし、もっと素晴らしいものになっていくはずだったんだもんね。マコさん、本当にありがとうございました!

  1. Bells
  2. SOUVENIR
  3. セナカ
  4. 時計塔
  5. 十九歳
  6. 時の潮
  7. Lonesome George
  8. ミルク
  9. WANDA WANDA
  10. ヒトトキ
  11. トマト
  12. 夜間飛行

~encore~

  1. ESPACIO



WINDA、こんな素晴らしいバンドに出会えて良かった。自分の年齢を考えても、もうこんなに大好きになれるバンドに出会うことはないだろうし、ちゃんと見届けられて良かった。そして、メンバーそれぞれの音楽をこれからも見届けたいね。