2021年総括 その2

<Tunes>

1.RIRI 「LUV DEJAVU」

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2.KANYE WEST 「HURRICANE」

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3.ENNY 「SAME OLD」

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4.JOSE JAMES 「CHIRISTMAS IN NEW YORK」

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5.kiki vivi lily 「NEW DAY」

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HikkiとかMaxwellとかは除外したわ。どうせ2022年のアルバム部門で選出するものね。


RIRIはもう1曲出してるけど、そっちも良かった。制作において本人の関わる割合が大幅に増えたのだろうね。素晴らしいこと。本人の思う道を突き進んでほしいね。


『DONDA』は長すぎて聴く気が一切起きなかったけど、楽曲単位でのつまみ食いはした。で、結局、この曲が一番イイよね。オレは初めて知ったけど、これが例の『YANDHI』の曲なんでしょ。もし『YANDHI』出てたら常識的な長さのアルバムだったっぽいから、そっちのほうが良かったな、オレみたいな人間には。


ENNYは最近知ったんだけど。新しいアーティストで、まだフルレングスの作品は出していないそうで。とにかく楽曲の質が高くて、このレベルの曲ばかりが揃うフルレングス作品が出たら、そりゃもう名盤確定じゃんってカンジ。


<Live Performance>

さすがに、この部門は選出不可。DOS MONOSiriしか観てないもんな。でも、その2組はホント素晴らしかったね。


配信は何を観たかね、赤い公園蒼山幸子とマスカッツかな。
2021年は海外勢の配信をたくさん観たいと願ったのだけど、実際にはその願い叶わず。やっぱり、海外ではタイムフリーの見逃し配信は主流じゃないみたいね。311とVOIVODのアルバム再現シリーズはすげー観たかったんだけどねえ。例外として、WiLDHEARTSMETALLICAの配信は観られた。


2022年は海外勢の来日は実現するのかね。SQUAREPUSHERとblack midiのチケットを大切に取ってあるけども。


<Films>

1.リスペクト
2.アメリカン・ユートピア
3.サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~
4.LORDS OF CHAOS ロード・オブ・カオス
5.BILLIE ビリー
次点:映画:フィッシュマンズ、サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)、ショック・ドゥ・フューチャー


「遺族公認じゃないので楽曲が一切使用できません」みたいな作品もあるなかで、この『リスペクト』はAretha本人が直々にJennifer Hudsonを指名して制作されたという究極のオーセンティシティーを貫く作品。熱演・熱唱素晴らしかったね。何十年にも及ぶバイオグラフィーを無理矢理詰め込むんじゃなく(『ボヘミアン・ラプソディ』がそうしたように)「AMAZING GRACE」というハイライトに着地させる構成で、それがとっても良かったねえ。涙止まんなかったわ。


TALKING HEADSはね、理解できずに挫折するというのを過去に何度も繰り返していて。でも、David Byrneのこの話題作。見逃す手はないなと思って。そしたら、すごい刺さったわ。海外勢のライヴを観られないご時世だからこそ、こういうライヴ映像を観られて嬉しかったし、プレゼンテーションそのものにも納得。
アメリカン・ユートピア』公開記念で『ストップ・メイキング・センス』も上映されてて初めて観ることができた。これもめっちゃ刺さった。よっしゃ、今ならTALKING HEADS入門できそう。

2021年総括 その1

<Albums>

1.GAUZE『言いたかねえけど目糞鼻糞』
【送料無料】 Gauze ガーゼ / 言いたかねえけど目糞鼻糞 【CD】
こないだMETALLICAの40周年記念ライヴの配信を観たわけだけど。GAUZEも同じ結成40年。しかも音楽性の激しさ(≒体感スピード)でMETALLICAの上をいくわけで。偉大すぎて言葉で言い表せない。今回もブレずに全10曲15分未満。聴けたこと自体に感謝。
ところで、秋口にアナログ出るって話はその後どーなった???


2.LITTLE SIMZ 『SOMETIMES I MIGHT BE INTROVERT』
Sometimes I Might Be Introvert [解説・歌詞対訳 / 国内盤] (BRC674)
Little Simzは『GREY AREA』リリースのタイミングで存在を知って、そこからコンスタントに聴いてるのだけど、今回この一枚は決定的だなあ。彼女のキャリアにおける決定打であると同時に2021年の音楽シーン全体における決定打にもなってる。『DONDA』と同じころにリリースされたけど、あっちが賛否両論渦巻かせてるのを横目に、このアルバムは賞賛の嵐を巻き起こしていたのが印象的。60分超えの作品ではあるけど、聴かせる構成になってて何度聴いても味わい深い。


3.THE WiLDHEARTS 『21ST CENTURY LOVE SONGS』
21ST CENTURY LOVE SONGS
リアルタイムでWiLDHEARTSの新譜を買うのはどれぐらいぶりだろう。ヘタしたら20年ぶりぐらい?
前作もかなり良かったと思うし、衝撃の2019年の来日公演も素晴らしかったからね、期待値は比較的高かったとはいえ、まさかここまでとは。徹頭徹尾ギターオリエンテッドな、リフオリエンテッドな一枚で痛快そのもの。
買ったのは日本盤なんだけど、ライナーの代わりにCJのインタビューが載ってたね。しかも、インタビュアーがSIGH未来さんだから、BAD BRAINSとかDESCENDENTSとかハードコア方面にまで話が及んで嬉しい限りだわ。
今後の日本での活動どうなるかね。まあ、手を挙げてくれる人はいるかな。そう遠くない将来にライヴ観たいね。もちろん、このアルバムの曲をガンガン演ってほしいね。


4.SILK SONIC 『AN EVENING WITH SILK SONIC』
AN EVENING WITH SILK SONIC
最初に「Leave The Door Open」のMVが公開された時点で勝負アリってカンジだったな。その後、アルバムは2022年に延期って報道が出て、個人的にはそれも納得してたんだけどね。だって、2021年のアルバム部門はもう十分渋滞してるでしょ、名盤たちで。でも、急転直下11月に出ることになって、蓋を開けてみたら実質8曲しか入ってなかったけどね。これだけのハイクオリティだったら、もちろんケチをつける気にはならないわ。ひたすらサイコー。


5.ARLO PARKS 『COLLAPSED IN SUNBEAMS』
Collapsed in Sunbeams
本質的には詩人でありSSWであり、っていう言われ方をしてて、実際そのとおりだと思う(つまり「言葉の人」)んだけども、そのうえでサウンド面がやっぱり「今のUK」ど真ん中なんだろうね。サウンド面への本人によるインプットがどの程度なのか正直オレは知らないのだけど。でも、ホントいい曲ばかりだし、全面的に信頼して良さそう。今後の展開も楽しみだし、是非ライヴも観てみたい。


6.DOWN BY LAW 『LONELY TOWN』
Lonely Town
いつも言うようにハズレはない、DOWN BY LAWに関しては。今回もいい曲だらけだし、速い曲もあって嬉しい限り。
録音の問題なのか、マスタリングの問題なのか、シンバルの音だけ異様に悪く感じるのが玉にキズ。


7.CLEO SOL 『MOTHER』
Mother
Little Simzに続き、こちらもInfloワークス。前作は購入しなかったけど、ストリーミングではちょくちょく聴いてた。でも、今回のアルバムは飛躍的に素晴らしいね。なんちゅークオリティなのよっていう楽曲群。今年の1位に挙げる人がいるのもうなずけるし、ヴァイナルを家宝にするって人がいるのもうなずける。それぐらいの名盤。


8.CHEAP TRICK 『IN ANOTHER WORLD』
IN ANOTHER WORLD
まあ、前々作と前作よりもイイのは確かだよね。つまりは、Bun E.が抜けてDaxxが入って以降の体制では一番の傑作ということになる。クオリティの高い楽曲を揃えてるなあって思うし、Rickのギターが素晴らしい。野中規雄さんも書いてたけど、「Another World (Reprise)」にて本編は終わりで後の2曲はボーナストラックっていう捉え方が正解やな。実際、オレはそういうふうに扱って、そういうふうに聴いてた。


9.COMMON 『A BEAUTIFUL REVOLUTION PT 2』
A Beautiful Revolution Pt 2 [CD]
PT.1のほうは2020年に出たけど、フィジカルは2021年になってから出たんで、オレにとってはPT.1も2021年の作品なんだけど、でも、これはPT.2の圧勝やな。比べるまでもなく圧勝。って考えると、こういうふうにEPシリーズ的な印象の出し方じゃなくて、純然たる新作として本作を出してほしかった気もしてくる。
Karriem Rigginsサイコーだね。で、それ込みの話だと思うんだけど、音がすごく良くて。絶対フィジカルで聴くべきだよ、コレ。


10.black midi 『CAVALCADE』
Cavalcade [解説・歌詞対訳 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (RT0212CDJP)
かえすがえすも9月の来日が実現しなかったことが悔やまれるよなあ。あれ実現してれば、このアルバムに対する評価も違ってただろうなとも思うので。やっぱ、今回のアルバム、かなりの情報量が含まれてると思うんだけど、オレの耳ではすべてを捉え切れてない(消化できてない)はずでね。ライヴを観ることで「ああ、こういうことだったんだあ」とか「こういうふうに鳴らされるのかあ」とか、そういう「答え合わせ」をしたかったのは事実なんだよなあ。
ま、来日公演は中止ではなく延期なので、そう遠くない将来に実現するのを楽しみにしておきましょか。(って言ってるうちに、次のアルバムがポンって出てきそうだよなw)


次点:GRAPEVINE、FACE TO FACE、HIATUS KAIYOTE、DOS MONOS、KID FRESINO
あんなに楽しみにしてたHIATUS KAIYOTEをベスト10に入れなかったことに自分でもビックリしてる。まあ、今回の作品、彼らの最高傑作なのは間違いないのだろうけどね。オレはやっぱ圧倒的にポップだった前作のほうが好きやなあ。異常なまでにポップだったよね、前作。
あと、GRAPEVINEも。リリースされたときはベスト10確実って思ったのに、なんなら心のなかでガッツポーズまでしたのに。まあ、そんだけ、2021年は大豊作だったってことよね。
2022年も豊作になることでしょう。とりあえず、近い将来で2月に多くのリリースがあるみたい。Hikkiでしょ、Mary姐さんでしょ、SUPERCHUNKでしょ、Paul Draperでしょ、VOIVODでしょ、、、多すぎない?w
絶対出ると思われていたKendrick Lamarは出なかったね。2022年こそ出るのかな。あとはもちろんMAXWELLの3部作の最終作。本命中の本命。

モーニング娘。’21 コンサート Teenage Solution ~佐藤優樹 卒業スペシャル~

まーちゃんの卒コンは映画館のライヴビューイングで観てきた。
まあ、20年ぶりに娘。にハマったわけなんだけども。とはいえ、20年間浦島太郎状態だったわけではなくて。地上波で追えるぐらいの状況は追っていたので、まあ一応、まーちゃんの最初から最後までは知ってるわけなんだけど。
その20年間(厳密に言えば後半の10年ぐらいか)、娘。のCDは買わないのに鞘師の写真集は買う、っていう意味のわかんない行動を取ってきたオレは、鞘師が抜けたときに「あ、終わった」って思ったわけで。そう思ったオレは、まーちゃんの才能を見くびっていたし、「全員野球の尊さ」を侮っていたんだな。


今回、あんなにも素晴らしいコンサートを見せてもらって率直に「すみませんでしたー」という気持ち。セットリストもとても良かったね。(まあ、欲を言えば「KOKORO&KARADA」は聴きたかったんだけどね)
未来は輝かしい。まーちゃん個人にとっても、グループ全体にとってもね。すべてのメンバーに幸あれ。

SOUND CRUEのクラウドファンディングのリターン品

先日SOUND CRUEのクラウドファンディングのリターン品が届いたね。
オレは3つ購入したんだけども。

  1. デモテープ:キウイロール 97'DEMO
  2. the hatch / Discharming man / chikyunokiki / 喃語 新録スプリットCD「unevenus」
  3. DVD:迷子の晩餐 Vol.12 KIWIROLL LAST SHOW



いや、まず、KIWIROLLのデモテープなんだけども。オレにとっては目玉ともいえる逸品なんだけども。早速、ウォークマンにセットして再生したら。ウォークマン動かねえ。。 壊れてる。。
せっかくこんな貴重なブツが届いたのに聴けないじゃんかよー。まあ、その後、ダウンロードコードも届いたんで、まあ、聴けるっちゃー聴けるんだけど。
まあ、せっかくだからテープで聴きたいよなあ。どうするか。うーん、どうする?
SONYはもうウォークマンつくってないみたいだなあ。オレが持ってるこのモデルが最後のモデルだったのかしら?
安価なラジカセでも探してみようかな。…って言っても、あんまり選択肢はないんだろうけどね。


スプリットCDに関しては、DISCHARMING MANは「サボタージュ」を提供。配信ライヴでも何回も聴いた名曲を遂に音源で聴けて嬉しい限り。
んで、このスプリットCDのメンツでレコ発ライヴをやるらしいじゃんか。都合が合えば是非観に行きたいなあ。もし行ったら9年ぶりの札幌になるな、オレにとっては。


KIWIROLLの解散ライヴのDVDは、メンバー全員のライナー付き。嬉しい誤算。なんか、もったいなくて少しずつ読みながら少しずつ観るっていう謎の行動を始めたよ、オレ。ww

Maxwellの新曲

Maxwellの新曲が来たねー。前作の発売時の本人のインタビューでは「次作はもうだいぶできてるから、今度はこんなに長いインターバルにはならない予定だよん」みたいな話だったんだけどね。結局前回とほぼ変わらないインターバルが空いてるやないか。まあ彼らしいっちゃ彼らしいんだけど。Muszeが降りてこないと何も進まないのでしょうから。
まあ、でも、これで2022年の(オレにとっての)大本命は決まったわけだ。楽しみ。


そして、John LegendとJose Jamesからはクリスマスソングが到着。どっちもサイコーだわ~。

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