NAPALM DEATH vs. SUFFOCATION @ 渋谷CLUB QUATTRO

会社抜けて観に行った。嫌な気持ち不安な気持ちを思いっきりひきずったまま。初台からチャリンコぶっ飛ばして渋谷まで行ったけど、まあ開演時間には全然間に合わず。オレが入場したときにはもうSUFFOCATIONが演奏してた。30分ぐらい見逃しちゃったんだろうなあ、と思ってけど id:cawai さんの日記によると前座が出たらしいので、結果的にSUFFOCATIONの演奏ほとんど見逃してないっぽい。で、演奏の内容だが。凄かったよ、ホント。真打ちだね。ルックス。お約束的にヴォーカルは短髪でかなーりイカツイ。黒人メンバが2人もいた。ギターの片割れとドラマーね。弦楽器隊の風車状態のヘッドバンギング(ローリング?)が惚れ惚れするほどカッコ良かった。ヴォーカルはヘドバンする代わりに、パーに開いた左手を顔の横で超小刻みに高速チョップするアクションを頻繁に見せていて、それが意味不明でコミカルで面白かった。オレはこのバンド、まったく曲知らないんだけど、楽曲のクオリティも高いなあと思ったね。速いし、ミッドテンポの重量感も見事だし。ホントいいもん見せてもらったわあ、という印象。


セットチェンジ中はトイレ行こうと思って下に降りたのだけれど、階段のところで学校の先輩に会った。めちゃくちゃ久しぶりだったけどね。ご挨拶だけして。秒数でいうと6秒ぐらいの会話だったな。はは。オレはもうあの人達とどうしゃべっていいかなんてわかんない。


NAPALM DEATHは一番後ろから観た。前方はそうとう混んでそうだったから。今回もJesse Pintadoは来てなかったみたいだ。本格的に脱退したのかねえ。セットリスト的には前回観たときと似てたね。これが近年のNAPALM DEATHの傾向なんだろう。一番後ろから観てたこともあって今回はかなり冷静に観ちゃったな。一般にNAPALM DEATHを語るとき、Mick Harris先生脱退前と脱退後とに大きく分けることが出来て、前者をHARDCORE 〜 DEATH METALの範疇として・後者を完全なるDEATH METALの範疇として見ることが多い。もちろんオレ自身もそう思ってるのだけれど、でも今のNAPALM DEATHが発してくる音は(それがどの時代の楽曲であろうと)やはりMETALだと言い切れるものではないと思う。Jesse個人を悪く言うつもりは毛頭ない*1のだが、ギターが1本になったことは結果的に好転しているのではないだろうか。SCUMの曲から発売直前の最新作の曲までを違和感なく並べるセットリストは見事だし、それを違和感ないものたらしめている今のNAPALM DEATHの演奏は更にお見事だ。Harris先生脱退以降では今が黄金期と言ってしまっていいと思うほど。カヴァー大会はDEAD KENNEDYSAGNOSTIC FRONT、CRYPTIC SLAUGHTER。CRYPTIC SLAUGHTERは前回も演ってた気がする。原曲知らないのだけど、すげーカッコイイよなー。アンコールは1回だったかな、確か。ラストはSCUMのScum。オレは最後まで最後方で観てたけど、きっとピットはさぞかし盛り上がってただろう。いいライヴでした。

*1:TERRORIZER IS GOD !