KEITH JARRETT TRIO @ 東京文化会館大ホール

多分初めてJAZZのコンサートに行った気がする。4階席だったけど、最前列だったから良かった。開演の5分前にチャイムが鳴る。定刻ちょっと過ぎにゆっくりと場内の照明が消えていきJack Dejohnette、Gary Peacock、Keith Jarrettが登場。各人が持ち場に着き、Keithがファーストノートを鳴らす。その瞬間にマジックが起きるのかと思った(夢見過ぎ?)けど、オレにはわかんなかった。コンサートは20分間に休憩をはさんで前半4曲後半4曲という構成だったんだけど。正直、前半はよくわかんなかった。曲も知らなかったし。いや、でも、今調べてみたら2曲目は「My Funny Valentine」で3曲目は「Come Rain Or Come Shine」だったらしい。そうでした? まあ、私の耳なんてそんなもんですよ、はっはっは。
でも、休憩をはさんで後半は圧倒的に素晴らしくてすごく感動した。1曲目の最初のKeithのソロでぶっ飛んだ。今調べてみると曲は「The Masquerade Is Over」だったらしいけど、そのときは気付かなかったけど、でも、曲が何かってことは関係なく圧倒的に凄かったなあ、と。椅子なんてある意味ないじゃんと思うぐらい上半身をねじれさせながらスタンディングプレイに徹する姿に、やっぱりマジックが起きるんだなあと感想を抱いた次第。その次の2曲目も素晴らしかったなあ。この1曲目と2曲目が自分的にはハイライトでした。その後、3曲目と4曲目はJack Dejohnetteのドラムがドカドカ言ってて最高でした。やっぱり自分はロックなので、ドカドカ言ってるほうが純粋に喜んじゃう(カラダが)。


アンコールにも2回も応えてくれはった。まずは「God Bless The Child」。圧巻でしたな。うん。その後、さらに戻ってきて2回目のアンコール。「When I Fall In Love」。美しかった!
ナマでコンサートを体感してみて、自分ん家のオーディオも、それから実家の父のシステムも、そんなに悪くない音出してるなあと思った。そう感じた。そういう副次的な収穫もあった。