BON JOVI @ 東京ドーム

開演10分ぐらい前のちょうどいい頃合にドームに到着。で、チケットに書いてある41番ゲートから入場しようとしたら。係員に呼び止められて「チケットを交換させていただいております」だって。え、なんで? 「本日2階席を使用しないことになりましたので」だってさ。え、チケット売れてないの? 交換してもらったチケットで今度こそ入場。席に着いてみると、なかなか悪くない席だわ。角度が真正面に近い角度だったからさ。前回観たときは思いっきりナナメでしたので。17時過ぎぐらいに会場が暗転してスクリーンにJonのインタビュー映像が映し出される。遠すぎて字幕が見えなかったっつーの。Jonの後、他の3人のインタビューも順次映し出された。で、その後、いよいよショウの始まり。スクリーンには楽屋から出てきてバックステージを歩くメンバーの姿が。いい、その始まり方いい。David、Tico、Richieと出てきて、最後の最後にJonが出てきた。カッコイイ! で、ステージに彼らが到着するとライヴの始まり。1曲目はもちろん「Lost Highway」。いい。何も文句はない。再三言ってるようにオレは新作大好きなので、この始まり方は100%正しい。ドームってことで、もちろん音は悪かったけど、でも、どうだろ、普段に比べたら悪くなかったかな? それは座ってる座席の位置に大いに関係するのかもしれないね。バンドはBON JOVIの4人+1人に加えてヴァイオリンのお姉さん。ノースリーヴでスタイル良くて美人でした。2曲目は「You Give Love A Bad Name」。つかみバッチリやね。最高。3曲目の「Raise Your Hands」までは今回のツアーを通じて不動になってるらしい。さあ、その先だ。いきなり「Runaway」がきた。前回観たときは、かなり山場でもったいつけて演奏して功を奏してたけど、今回はこんな序盤でサラっと。重厚なセットリストだな。その次に演った「The Radio Saved My Life Tonight」っていう曲だけオレの知らない曲だった。ボックスセットに入ってた未発表曲なの? でも、いい曲だと思ったよ。気に入った。前作からは「Story Of My Life」をまず演奏。これも「Who Says You Can't Go Home」と同様に重要な曲だと思うね。歌詞がいいな。次は「In These Arms」。もっと盛り上がっても良さそうなもんだけど、今回もあんま反応がなかったような。上述のマキシマムパワーロックトゥデイで政則様が言ってたよ。この曲をまったくプレイしなくなってた時期があったけど「『In These Arms』を復活させてほしい」というリスナーの要望をインタビューの合間にJonに伝えたら、そのときの公演で復活させてくれたんだって。そのときはイントロが流れた瞬間にドームが歓喜の声に包まれたらしいよ。ホント、名曲、これは。オレも泣きそうだったよ。隣の席の女の人、ホントに泣いてたよ。他に前半のハイライトを挙げると個人的には「Any Other Day」。新作で一番好きな曲だからね。前日は演らなかったらしい。2日目にしといてホント良かった! 残念ながらJonの声は全然出てなかった*1けど、それを補う各人のプレイが素晴らしかった。Richieのソロはもちろん、Davidやヴァイオリンのお姉さんもソロを披露。Davidのキーボードは全然聞こえなかったけど。。 ただでさえ音響の不利なドームのなかでキーボードって一番不利なのかな?


そしてショウは後半に差し掛かる。後半はもう1曲1曲すべてがハイライトといっていいぐらいの充実度だったね。「Bad Medicine」が超盛り上がったのは言うまでもない。その「Bad Medicine」に組み込まれていたのは「Shout」という曲なの? 誰の曲? で、今回の目玉のひとつRichieの歌う「These Days」ですよ。Jonは休憩タイムとなってRichieがステージ中央にスタンバイ。歌い始める前にギターをワンフレーズ。そのトーンを聴いた瞬間確信したよ。あ、今日の「These Days」は絶対素晴らしい、って。Richieのヴォーカル渋かったなあ。オレぐらいの歳の人は絶対あのアルバム好きなはずだよ。だから、今回演奏してくれてホント嬉しかった。「These Days」の後、戻ってきたJonは1回目の衣装チェンジ。歌うは「Someday I'll Be Saturday Night」。あの時代の曲が続けて聴けて嬉しい。あとはまあ「I'll Sleep When I'm Dead」かな。「Jumpin' Jack Flash」と「Dancing In The Street」をはさむメドレーで大いに盛り上がる。そうだよ、BON JOVIBEATLESでありSTONESでもあるんだよ。本編は「Livin' On A Prayer」で大団円。なんつーか、この曲だけは会場の合唱度がケタ外れっすね。BON JOVIの代表曲であるにとどまらない、ってことなんだろうね。あの時代にメタルを聴いてた人すべてを巻き込んだ代表曲なんだろうね。


アンコール一発目は「Have A Nice Day」。続いて「Wanted Dead Or Alive」。本来好きな曲じゃない*2んだけどね。でも、今回は素晴らしかったなあ。BON JOVIBEATLESでもありSTONESでもあるけど、でも、やっぱりアメリカのバンドであるっていうアメリカンロックであるっていうアイデンティティがここにあると思う。Ticoのドラムが大変に素晴らしかった。次の「I Love This Town」が凄く良くて、このいい雰囲気のまま終了かなーと思ってたんだけどね。でも、まだあった。正直、自分はCRUSH自体、全然聴かないのでサビのとこ聴くまで何の曲だかすらわかんなかったんだけど、オーラスは「Captain Crash & The Beauty Queen From Mars」。こんな曲まで演るんだ。懐が深いな。これは名曲だわ、ホント。すっげー良かった。
今回、ホント、満足度が高い。これで会場がドームじゃなかったら年間ベスト決定かも、って思うぐらい。ホント行って良かったし、この日の公演で良かった。

  1. Lost Highway
  2. You Give Love A Bad Name
  3. Raise Your Hands
  4. Runaway
  5. The Radio Saved My Life Tonight
  6. Story Of My Life
  7. In These Arms
  8. I'd Die For You
  9. (You Want To) Make A Memory
  10. Whole Lot Of Leavin'
  11. Born To Be My Baby
  12. Any Other Day
  13. We Got It Going On
  14. It's My Life
  15. Bad Medicine incl. Shout
  16. These Days
  17. Someday I'll Be Saturday Night
  18. Keep The Faith
  19. I'll Sleep When I'm Dead incl. Jumpin' Jack Flash and Dancing In The Street
  20. Who Says You Can't Go Home
  21. Livin' On A Prayer

encore

  1. Have A Nice Day
  2. Wanted Dead Or Alive
  3. I Love This Town
  4. Captain Crash & The Beauty Queen From Mars

*1:この日のなかで一番ダメだったかも

*2:前回のライヴレポでオレは「駄曲」と切り捨ててた。すげーな、オレ。w