THE BLACK CROWES @ Hammerstein Ballroom

開演なのか開場なのかわかんないけど19時って書いてあるんだよ。で、オレが予約したTicketmasterのWill Callは1時間前からピックアップ可能って書いてあるんだよ。じゃあ、18時に行ったほうがいいのかなって思うじゃん。だから18時に間に合うように行ったのよ。そしたら結局19時開場って意味だったらしく、きっかり1時間待たされたよ。外で。寒かったー。マフラー持ってっといてホント良かったよ。
窓口でWill Callの確認書をプリントアウトした紙を見せたらクレジットカードの提示だけでOKだった。写真付きのIDも必要って聞いてたんだけどね。


んで、中に入ってみると思ったより大きいハコだったな、Hammerstein Ballroom。6年前にDOWNを観たRoseland Ballroomってトコより大きいと思う。1階フロア部分だけだったら同じぐらいかもしれないけど、2階席・3階席があるからね。
でさあ、オレは日中街を歩き疲れたのと外で1時間も待たされたのとあってさ、足がもう超痛くて。左足に激痛。オレが取ったチケットは1階スタンディングのなんだけど、正直、2階席・3階席が超うらやましかったよ。オレも早く座りたいー、ってカンジだった。しょうがないので、前方の右端の柵のトコにスペースを見つけて座り込む作戦。そしたら、隣で座ってた老夫婦に話しかけられてさ。「BLACK CROWESを観るのは初めて?」って言うから「いや、6回目です」って言ったら「まあ、6回も。ホントにBLACK CROWESがお好きなのねー」って驚かれた。けど、オレのほうが驚いたよ。だって、そのご夫婦、どう見ても50代か60代だよ? すげーなー、やっぱロックの国だなー、アメリカ。会場全体的に見ても老若男女の客層だったかも。親子連れの姿も見られたりして。しかも、娘のほうがわりとクールに観てて母親のほうが踊りまくり、みたいな。w 日本じゃ、ちょっとない光景だよね。


結局、中に入ってからも1時間待たされて、ちょうど20時に前座のバンドが出てきた。まあ、前座が付くってこと自体、この日初めて知ったんだけど。BUFFALO KILLERSという3人組。メンバー全員サザンロックな風貌で、音もモロそんなカンジ。結構カッコ良かったと思うよ、うん。ただ、曲が全部同じに聞こえたけど。それはオレがサザンロック初心者だから?w BUFFALO KILLERSの演奏中、袖で演奏を見守るスタッフのなかにSteveを発見。Steveカッコイイなー。他のメンバーは出てこなかった。で、BUFFALO KILLERSの演奏は40分ほどで終了。


21時になって司会の男*1が登場。今日・明日の2日間CROWESがヘッドラインを務めることと31日にも登場すること、31日の前座はPATTI SMITH GROUPであることを告げる。この2日間はSOLD OUTになってて30と31に追加公演が出たと思うんだけどね。こないだCROWESのサイト見たら30日のほうはダブルブッキングのために中止だって。なんだよ、それ。で、司会の男が出てきたからにはすぐCROWESが登場するのかと思いきや。そうでもなく。結局、21時15分になってようやくCROWES登場。やっとですよ、やっと。18時に来たオレからすれば、3時間以上も待たされてようやくですよ。
登場したChrisはオレが知るご近影と変わりなく。上下ともデニムで地味かな。Richも相変わらずかな。んで、ベースのSvenが見事におじいちゃん化してた。前任のJohnny Coltも後期にはおじいちゃんみたいな風貌になっていたよねえ。新任のギタリストLuther DickinsonとAdam MacDougallは今回初めて見る。新作のアートワークにちゃんとしたアー写載ってなかったじゃん。だから初めて見る。Lutherのほうはメガネかけててナードな印象。歴代のギタリストのなかで一番地味だね。対照的にAdamのほうはイケメン。髪型も似てるしSteveをひとまわり小さく若くしたカンジかな。今回、サポートメンバーはコーラス隊の2人のみ*2
あいさつもほどほどに早速1曲目がスタート。曲は新作から「Wounded Bird」。敢えてリーダートラックで始めないあたりが最近のCROWESっぽいよね。オレは新作のなかでもこの曲好きなほうだから全然ウェルカムだったよ。で、2曲目に「Gone」が来たの。嬉しかったー。『AMORICA』大好きっ子としてはAMORICAの曲演ってくれるだけで無条件に嬉しい。次の「Walk Believer Walk」は激シブだったな。腰にくるよ、腰に。最高。んで、「Hard To Handle」。そりゃあ、盛り上がるわな。オレも(柵につかまりながら)踊りまくり。たたみかけるようにオレの大好きな曲が来た。同じく1stからで「Sister Luck」。嬉しいわー。ナマで聴けたの初めてじゃないけど、でも嬉しい。名曲だなあ。
この後、オレの知らない曲が2曲ほど続く。無料ダウンロードしたライヴはすげー予習していったんだけど、それにも入ってなかった曲だな。でも、きっとこれもカヴァー曲なんだろうけど*3。曲知らないぶん、ここは演奏面にじっくり注目することが出来た。さきほど史上最も地味なギタリストと書いたLutherだけど、素晴らしいプレーヤーだわ。例によってRichがあまりリードプレイをしないので、リードに関してはほぼLutherの独壇場。聴き惚れました。んで、その後に演った「Descending」が個人的には本日最大のハイライトだったな。前にEdが脱退したときとか『LOST CROWES』がリリースされたときとか、この曲のことをオレは思い入れたっぷりに書いてるんだけど、Edの後を継いだ新メンバーAdamのプレイが素晴らしかったよ。イントロとラストにピアノソロをたっぷりフィーチャー。その美しい旋律に会場全体が酔いました。さらに『AMORICA』からの曲が続き「Downtown Money Waster」。アレンジが思いっきり変わってて別の曲みたいになってたけど10分以上におよぶジャムを堪能。そう最近のライヴでは何曲か15分におよぶ拡大ヴァージョンで演奏するんです。

*1:これまたアメリカらしいか

*2:まあ、フツーそうか

*3:と思ったら、片方はカヴァーじゃないみたいだな。兄弟でアコースティックツアーしたときのライヴ盤に入ってたみたい。