- アーティスト: チープ・トリック
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2013/07/24
- メディア: CD
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前にも書いたようにオレは『AT BUDOKAN』は旧規格のCDしか持ってない。そういうオレにとっては最高のリリースだわ、これは。
まず、CDのほう。音質も問題ないし、楽曲も最高。78年のこの時点ですでに1stの曲は驚くほど少ないけど、これはこれで自然なことだったんだろうね。「Speak Now (Or Forever Hold Your Peace)」が最高だなあ。
そして、DVDのほう。こんなにイイ画質で観られるのか。素晴らしいな。Bun E.の姿を映したカットが少なすぎるように感じてしまうが、こんなもんなのかな。この素材はテレビ東京で放映された素材らしいけど、撮影もテレビ東京かねえ。当時はロックコンサートをシューティングする技術やノウハウも未発達だったろうしね。しっかし、これを観ると正しくロックコンサートだな。そして、CHEAP TRICKは正しくロックバンドだな。もちろん、この4人組を過去の先達にたとえるならまずはBEATLESだ。それは当然だろう。楽曲に認められる影響。本人たちによる公言(というか、ラヴコール)。カヴァーの存在。だけど、ここに映っているRickとTomを見ていると、Pete TownshendとJohn Entwhistleに思えてくる。WHOはまさしくロックの象徴だから、4分の2もWHOに見えたら超ロックってことだよ。PeteとKeith Moonを「3枚目組」とたとえるなら、ルックス面も完璧なオマージュになってるしね。
インタビュー映像も短めながら見応え十分。やはりRobinのMCは意識してゆっくり喋ったそう。日本人向けにね。未だに英語がからきし駄目な我々日本人だけど、70年代当時だったらなおさらだよね。でも、おかげでBEASTIESにも貢献さ。This next one, is the first song, on our new album!
ってなわけで、最高のブツでした。でも、冒頭にも書いたように、旧規格のCDしか持ってない人にとっての評価だけどね。BUDOKANを買うのが2回目・3回目の人にとっては「何回同じもん買わせんだ!」という印象なのは想像に難くないところ。