CHEAP TRICK @ SUMMER SONIC 2013 MOUNTAIN STAGE

MOUNTAIN STAGEはメッセ会場のなかで一番デカいステージ。そんなMOUNTAIN STAGEが満杯になるかというと、、、そりゃ、なりませんわ!まあ、若い人が聴く音楽じゃないでしょ。もうエアロですら若い人には聴かれてないかもしれないし。でも、そんな客入りだからこそ、オレは悠々観られて快適だったけどね。


ほぼ定刻どおりにバンド登場。1曲目がいきなり「Dream Police」という強気かつ大胆なセットだったけども、最後にステージに登場したRobinはDream Policeのコスに身を包んでた。今回の勝因のひとつはコレだね。Robinがこの衣装を最後まで脱がなかったの。おかげで、Robinの老齢ぶりがまったく気にならなかった!そして、もうひとつの勝因はもちろんこないだも言及したDaxx Nielsen(Rickの息子)でしょう。自分は初めて観たんだけど、誰かに似てるな。CROWESのSteve Gormanかなあ。違うかなあ。力量には何の問題もなかったよ。あと、最初の2、3曲はえらく音が悪いように感じたけど、最終的には持ち直したかな。


2曲目に早くも「Clock Strikes Ten」がきてホントに強気だなーというカンジだけど、それでも全然大丈夫なぐらいCHEAP TRICKは名曲揃いなのだ。3曲目に演った「Gonna Raise Hell」はオレ的には今回のハイライトその1ってカンジだったなあ。まったく衰えていない演奏に感動。そしてそして、絶対に演ってほしかった「Ain't That A Shame」がハイライトその2ということになった。多分オレ生で聴けたの初めてだと思う。素晴らしいパフォーマンスだったなあ。
たまには80年代以降の曲を、ってことで飛び出した「If You Want My Love」もけだし名曲。もちろん、Tomのヴォーカル曲「I Know What I Want」もセットリストのなかで健在。いつもどおりのヘロヘロなヴォーカルで安心。RobinとRickのサポートぶりも素晴らしいじゃないの。んで、「Ain't That A Shame」と並んでどうしても聴きたかった「Need Your Love」も演ってくれた。ハイライトその3。前にも言及したことあるけど、この2曲がBUDOKANの中核を成す2曲だと思う。今回初めて完全版を聴いてみて他にも色々な聴きどころがあることがわかったけど、少なくとも旧規格のレコードに関して言えば、やはりこの2曲が肝。この2曲の存在がBUDOKANを真のロックレコードたらしめたのだと思う。


最近のCHEAP TRICKに対してオレが求めてたことのひとつは近作からの曲も演ってほしいということだったのだけれど、演ってくれたね、1曲だけ。最新作からの「Sick Man Of Europe」を。まあ、過去の名曲に比べてオーディエンスの反応が多少薄くなっちゃうのは確かだけれど、でも、オレはすごく楽しめたし嬉しかった。んで、その後は怒涛の名曲3連発でフィニッシュ。「Surrender」でのKISSレコードは結構近い距離で見てたけど何だったのかわからない。ちゃっかり自分たちのレコードだったりして。


というカンジで最高のライヴだった。セットリストに関して言えばBUDOKANライクなセットリストだったとハッキリ言えるね。上述のように聴きたかった「Ain't That A Shame」と「Need Your Love」が聴けたんだからオレは大満足。Facebook上にアップされてる最近のセットリストを見てるとBEATLESメドレーがあったりするみたいなんだけど、流石にフェス用のセットでそこまでは望めないしね。そういう意味でも、ちゃんと単独のライヴを観たいわけだから、新作を出した暁には来日公演を実現してほしい。『THE LATEST』のときは来日なかったからね。

  1. Dream Police
  2. Clock Strikes Ten
  3. Gonna Raise Hell
  4. California Man
  5. Ain't That A Shame
  6. If You Want My Love
  7. That 70's Song
  8. I Know What I Want
  9. Need Your Love
  10. I Want You To Want Me
  11. Sick Man Of Europe
  12. Surrender
  13. Auf Wiedersehen
  14. Goodnight Now