GREENROOM FESTIVAL '14 @ 赤レンガ地区野外特設会場
行ってきた。このフェスは3年前にGRAPEVINE目当てで1回だけ行ったことがあるけど、それ以来だな。あのときはドシャ降りになっちゃったけど、今回は最高の快晴だったわ。
オレが行ったのは2日間のうち初日のみ。観たいもんがほぼほぼ初日に集中してたので。
COOL WISE MAN meets Eddie TANTAN Thornton
オレが到着したときはちょうどCOOL WISE MANが演奏中だった。まだ、早い時間なこともあってか、客入りはほどほどかな。でも、いい空気が流れてたね。個人的には初見だし、個人的には守備範囲外だと思うけど、でも、素晴らしい演奏だったよ。御年82歳だというEddie TANTAN Thorntonのキャラも素晴らしかったね。後述するTHE King ALL STARS然り、音楽は世代も(人種も)超越するのだな。スチャダラパー
すんげー混んでるオフィシャルバーでビールをゲットしてちびちび飲みながらスチャダラパーの登場を待つ。ステージのセッティングを見るとドラムとか置いてある。バンドセットなのか!そして、スチャダラパーを初めて拝むオレの前に3人が登場した。テレビで観るのと何ら変わらない3人だ。しかし、そこは20年選手。もう1曲目から最後まで持っていかれっぱなしだった。オレは「今夜はブギーバック」以外1曲も知らないけど、でも、全曲最高だった。文句なく本日の一等賞。楽しすぎてどうしようかと思ったわ。
その後、MONKEY MAJIKとかは観なくてもいいかなあと思って、会場を抜け出しUNION関内店へ。「せっかく横浜来たしUNION寄ってこ」って思っちゃうのが病気の証。ちなみに、戦利品は
- ANN PEEBLES 『STRAIGHT FROM THE HEART』
- CANNONBALL ADDERLEY 『PHENIX』
- 上原ひろみ 『VOICE』
ってなカンジで。
bird
会場に戻ると、ちょうどDef Techとbirdがパフォーマンスをしている時間帯。どっちを観ても良かったし、半分ずつ観ようかなとも思ったけどね。とりあえず、会場に入ってみるとDef Techの集客力が凄くて、まったり観ようと思ったら窮屈そう。じゃあ、birdのほう行くかと思って行ってみたらば。そっちも満パン状態。うーん、これはどっちを観てもダメだったな。birdは今回アコースティックセットでの出演だった模様。本人とギタリストの2人だけでパフォーマンスしてたわ。THE King ALL STARS
一番大きなステージのほうに移動するとすぐにTHE King ALL STARSが登場。若大将と愉快な仲間たちなわけだが、年齢差と顔ぶれが凄い。タイジさんはじめバックを務める面々がスタンばって演奏するなか最後に若大将がハンドマイクだけを持ってステージに登場。会場の歓声たるや。しかも、このステージ、ちょっとした花道があるらしく早速そこに歩み出てくる若大将。おかげでかなり近い距離で若大将のお姿を拝むことができた。若いっ!77歳だぜ?Sir Paulより6歳上だぜ?げに恐ろしや。しかし、本質はそこではなく純粋に音楽がカッコイイってこと。ほとんど3分ぐらいの短い曲ばかりなのも潔くてカッコ良かったし、Elvisの時代のマナーに則っているんだろう。てっきり、13人のバンドメンバー全員が出ずっぱりなのかと思ってたけど、どうやらスチャダラやモンパチは曲ごとのゲスト扱い的なカンジみたいだわ。まあ、問題は個人的には一番重要なタブゾンビが不在であったこと。今回演奏した曲では出番なしってこと?なお、高野さんはGRAPEVINEのときと同様ユーティリティープレーヤー。正直、キーボード弾いてない時間のほうが長かったかも。
ラストは「海 その愛」。この曲で若者までが大合唱している。凄い光景だったなあ。
杏里
お次は杏里。まあ、音楽的にはまったく興味ないけどねえ。でも、特定の時代を感じさせるサウンドがあの会場に流れていて、それは一服の清涼剤のよう。RIP SLYME
さて、お次はRIP SLYME。個人的には一番のお目当て。わりと最近、最新作の『GOLDEN TIME』を手に入れたんだけど、これがかなりのお気に入りで。だから、楽しみだったんだよね。混んでたなあ。というより、あの一番デカいステージが小さすぎると思うな。もうちょっとキャパが増えるようなレイアウトにできないのかな。
まずはFumiyaだけが登場。そして、最新作のオープニングトラック「GOLDEN TIME」が始まった。MC4人も登場して湧くオーディエンス。良かったねえ、すごい良かったよ。フェスの短いセットのなかに「夏」感も「海」感もちゃんと表現してたねえ。個人的に何より嬉しかったのは「黄昏サラウンド」演ってくれたことなんだけどね。大好きなんだよね、この曲。最高だったなあ。