SUPERCHUNK 『I HATE MUSIC』

I Hate Music

ずばり会心の一作。捨て曲らしい捨て曲が見当たらないし、実に誠実なアルバム。メンバーによると、このアルバムタイトルも決してアイロニーなんかではないとのこと。音楽は今でもどうしようもないくらい感情に結びついている、そのことを示しているのではないかと自分は感じた。この一節が登場するリーダートラック「Me & You & Jackie Mittoo」をはじめメロディーが光る曲ばかり。自分はSUPERCHUNKのアルバムを半分しか持ってないので、これが最高傑作だと断言することはできないんだけど、でも、どうなんだろ。これが最高傑作だったとしても何ら不思議はないかな。とりあえず、今年のベストは決まっちゃったかもしれない。


こんなにも素晴らしい作品だから、本当はデラックス版のほうのLPで欲しかったけど、さすがに高すぎて断念。アートワークも素晴らしくて是非アナログサイズで持ってたいんだけどねえ。


自分はTOWER渋谷店で買ったんだけど、特典でO-nest公演のDVDが付いてきた。これはオレが見逃した前回の来日ではなく、まさにオレが観に行った前々回の来日だね。nestでの公演の日も素晴らしかったなあ。そのころブログは絶賛放置中だったからライヴレポらしきことまったく書いてないけどね。ステージ脇から録った映像で画質も音質も褒められたもんではないが、貴重なブツなのは確かでしょう。収録されてるのは「Crossed Wires」「Package Thief」「Slack Motherfucker」の3曲。


しっかし、ライヴ観たいな。今作の曲を絶対ライヴで聴きたいな。特に「FOH」を聴きたいな。多分オレ泣いちゃうと思うんだけど。なお、Lauraは耳の病気のためツアーには参加しないとのこと。