TIM CHRISTENSEN & THE DAMN CRYSTALS @ SHIBUYA BOXX
というわけで、2日目のBOXX公演。このBOXXというハコは今回初めて行くのだけど年末に閉館されるみたいね。10年間の営業に終止符だそうで。10年前からあったということにビックリ。前は何度となく通ってるけど、存在をあんま意識したことがなかったもんな。入場整理番号順だったんだと思うけど、オレはいつもそういうの並んだことないから開演時間ちょい前ぐらいに行ったんだけど。結果的にはそれは失敗だったかな。着いて入場してみたら、もうパンパンの状態。というか、あんなにも狭いハコだとは。オレの大嫌いな横長のフロア。右後方に陣取ってみたけど狭苦しかったなあ。
んで、前日のCITTA公演と同様にほぼオンタイムで場内が暗転した。この日はアコースティックセットはないので、他のメンバーとともにTimが登場。今日こそロックTeeシャツ着て出てくるかなと思ったけど、やっぱり前日同様で無地。そうかあ。ちなみに、オレはQUEENのTeeシャツ。アコースティックセットで始まらないということは当然1曲目も前日と違うということだよね。さて、注目の1曲目は何か。正解は『SOUPERIOR』からの「Tell Me What You Really Want」だった。なかなか渋い始まり方じゃないの。でも、曲目変えてくれたことってオレ的には御の字だったな。そしてそして2曲目に「Jump The Gun」!きたー!いや、もう、前日この曲を演らなかったことにビックリしすぎて「『Jump The Gun』演らないなんてアリかよ」と思ったんだけど、2日目は無事に演ってくれたのです。いやー、カッコ良かった。オレが立ってた位置からはベースのSorenとドラムのJesperしかよく見えなかったんだけどね。そして、3曲目には同じく『HONEYBURST』からで「Isolation Here I Come」。いやー、最高。もう、この時点で確信したね。前日を凌駕してます。お次は新作から2曲。まずは前日演らなかった「Far Beyond Driven」。PVも作られているし演るとは思っていた。続いて「Superior」。3rdではこのタイトルトラックがリードトラックだったこともあってか、サビの歌詞結構憶えてるなあって改めて感じた。で、その後に2日連続の「Love Is A Loser's Game」が。また演るんか。もういいんだけど。それより他に聴きたい曲が。その願いが通じてか次は1stからの「Time Is The Space Between Us」。1stに捨て曲なんかないと信じているオレにとってはこれもすごく嬉しい選曲なんだよね。で、また新作に戻って「Wiser」を演奏。これは2日連続で大歓迎。前回も書いたようにこれは大好きな曲。お次は再び3rdからの「India」。リリース当時、この曲がmixiのコミュニティで一番人気だったのを思い出す。んで、新作から「Happy Ever After」「Surprise Me」のコンボって流れは前日と同様かな。ロック度高くて素晴らしい流れだったな。TIM CHRISTENSEN & THE DAMN CRYSTALSはロックバンドなのだ。その素晴らしい流れのまま「Get The Fuck Out Of My Mind」へ。最高じゃないの。この2日間のなかで最高の熱量に達してたんじゃないかな。この曲の終盤からジャムパートに突入。そのジャムパートのなかでTimが「Rotator」のフレーズを弾き始めて「Rotator」の演奏開始という流れ。これはわざわざ日本盤の『TIM CHRISTENSEN & THE DAMN CRYSTALS』を買って入手した2009年のライヴ盤で予習したとおりの流れ。「DMLの曲はもういい」というスタンスのオレもさすがにこれは納得。カッコ良かった。その興奮冷めやらぬなか本編ラストは「Whispering At The Top Of My Lungs」。これはもう完璧だね。文句なし!
んで、アンコール。最初は2日連続の「Live And Let Die」から。次に「Right Next To The Right One」。これは2日連続で全然問題ない。普通のアーティストなら一生に1曲書けるかどうかっていうレベルの曲なんじゃないかな、これは。Timが帰国した後もしばらく耳に残ったままだったのはこの曲とさっきの「Isolation Here I Come」だな。レコードでもこの2曲は続けて収録されてるしね。んで、最後にロックモードに戻っての「The Damn Crystals」。カッコ良かった。
前日の演奏時間を考えると、これで終わりだろうなって覚悟はあったし、実際に客電が点いて終了のアナウンスが流れてしまった。あきらめて帰るとこだったんだけど。そうしたら、鳴り止まないアンコールの拍手のなかTimがステージに戻ってきて(嬉しそうに)「You're crazy!」と一言。もう1曲演奏してくれるみたいだ。さあ、肝心なのはどの曲を演奏してくれるのかというところ。聴きたい曲はたくさんある。そしたら、結末はオレにとっては歓迎しかねるもので。Timのギターが奏でたのはDMLの「Silverflame」のイントロで。もちろん、客は大喜びだったけどね。人気ある曲だからなー。オレは本気でガッカリした。せっかくの日本滞在最後の夜、最後の曲がソロキャリアの曲じゃないなんて。あーあ。
さて、2日間を振り返ってみて。本音を言えばBOXX公演のセットリスト・演奏をCITTAでスタンディングで観たかったなというカンジ。でも、興行的には今回の来日は大成功だったはずで、もっと大きなキャパで公演できるはずなのだから次回は是非もっと大きなハコでお願いします。まあ、これはプロモーター側に言うことだとして、Tim本人に言いたいことはもうちょっと長めのセットでお願いしたいなと。あと、DMLナンバーを減らしてほしいなと。
とはいえ、11年も待った来日公演が実現して嬉しい限りですわ。Timに本当にありがとうと言いたい。そして、また来てね!
- Tell Me What You Really Want
- Jump The Gun
- Isolation Here I Come
- Far Beyond Driven
- Superior
- Love Is A Loser's Game
- Time Is The Space Between Us
- Wiser
- India
- Love Is A Matter Of...
- Happy Ever After
- Surprise Me
- Get The Fuck Out Of My Mind
- Rotator
- Whispering At The Top Of My Lungs
- Live And Let Die
- Right Next To The Right One
- The Damn Crystals
- Silverflame