ディスクレビュー

屍 (Shikabane) - 2014

2014年9月27日に行われた屍のラストライヴ、その会場で限定100枚が売られた『屍 (Shikabane) - 2014』のディスクレビューです。このライヴCD-Rには2014年1月26日にEARTHDOMで行われたライヴの模様が編集なしミックスなしで収めれています。

MELT-BANANA 『FETCH』

2013年に発表されたMELT-BANANAの7枚目のアルバム『FETCH』のディスクレビューです。

JAJOUKA 『JOY』

音源をゲットするのはこれが初めてだなあ。一度だけ自分がライヴを目撃したのはいつだろう。3年前ぐらい?その後何度かのメンバーチェンジがあったらしく、自分が把握していたのはマツさんとマルさんの2名のみ。つまり、早川さんも既に離脱しているのだな。…

SUPERCHUNK 『I HATE MUSIC』

ずばり会心の一作。捨て曲らしい捨て曲が見当たらないし、実に誠実なアルバム。メンバーによると、このアルバムタイトルも決してアイロニーなんかではないとのこと。音楽は今でもどうしようもないくらい感情に結びついている、そのことを示しているのではな…

CHEAP TRICK 『BUDOKAN! FRIDAY APRIL 28, 1978』

at武道館-完全盤(DVD付)アーティスト: チープ・トリック出版社/メーカー: SMJ発売日: 2013/07/24メディア: CDこの商品を含むブログを見る前にも書いたようにオレは『AT BUDOKAN』は旧規格のCDしか持ってない。そういうオレにとっては最高のリリースだわ、こ…

THE BACILLUS BRAINS 「C・O・S・M・E」

前は大真面目な顔して「ウチのバンドは洋楽禁止ですから」って言ってひたすら日本のロックを体現してきたわけだが。今回は趣向を変えて「洋楽もOK」みたいなスタンスになってるよね。冒頭の小林克也はベストヒットUSAだしね。「日本脳炎なんだから凶暴じゃな…

ERYKAH BADU 「NEW AMERYKAH」

5年ぶり? 久々の新作。まあ、前作は気に入らなかった。結構ガッカリした。で、今作。さすが、Erykah様。同じことの繰り返しなんてしません。前作と異なるのはもちろんのこと、1stにも2ndにも似てない。頼もしい。端的に言って相当黒い。真っ黒くてドス黒い…

SPIRAL CHORD 『サ・ヨ・ナ・ラ・セ・カ・イ』

3年ぶりの新作。今回はフルアルバムではなくミニアルバムとなった。それでもフルアルバムばりの充実作と言い切りたい内容。カギは楽曲の幅が広がったこと。たった6曲でも各曲の個性が際立っていて超充実。オレはハッキリ前作より好きと断言出来る。プロデュ…

ALICIA KEYS 「AS I AM」

セールスにおいては本国でもここ日本でも大きな成功を収めている今作。こと評価に関しては世間の評価がまっぷたつといったところだが。賛の意見も否の意見も納得出来るなあ。どっちも間違っていない。確かにパンチには欠けるんだよ。でも、一方でアルバムと…

COMMON 『FINDING FOREVER』

セールス的にも大成功を収めた前作に続き、Kanyeとのタッグでお届けの今作。当初は1年のインターバルですぐリリースされるようなことを言っていたわけだが、結局は延び延びとなって前作から2年ぶりとなった。まあ、必然的に前作との対比で語られる宿命にある…

ANGIE STONE 『THE ART OF LOVE & WAR』

最初聴いたときの印象はやはりこれも地味な作風だなあ、と。で、これもやはり秋冬に合いすぎ。すごく季節に合っててかなり愛聴させてもらった。 個々の楽曲の充実度、曲並び、アレンジ、どれをとっても文句なし。素晴らしい。この人をNEO SOULあるいはORGANI…

GAUZE 『貧乏ゆすりのリズムに乗って』

10年ぶりとなる5thアルバム。「開かずの踏切」のTeeシャツが発売されたのが5年前。そこから考えてもかなり長い間待たされたわけだ。全10曲中知らなかった曲は1曲しかないけど、それでも驚かされること尽くめのリリースじゃないか? 歌詞以外の一切のレコーデ…

JILL SCOTT 『THE REAL THING : WORDS AND SOUNDS VOL.3』

今年初頭に他アーティストへの客演の記録をまとめた編集盤をリリースしたもののオリジナルアルバムとしては3年ぶりとなる3rd。最初聴いたときすっげー地味な作品だなあと思った。今もあんま変わらないかな。かなり地味な作品だと思う。でも、秋冬って季節に…

BAD RELIGION 『NEW MAPS OF HELL』

3年ぶりのアルバムかな。あいかわらずBrett社長をフィーチャーした6人体制。いいね、今回。前作よりはるかに気に入った。 ま、RELIGIONの場合、音楽性の変化なんてないんでアルバムの評価は純粋に好きな曲が多いか否か(気に入った歌メロが多いか否か)で決…

使いまわし原稿のコーナー

THE BLACK CROWES 『BY YOUR SIDE』 99年という90年代のフィナーレを飾るべき年を、純然たるロックロールとしか呼びようのない音楽で見事に飾ってくれた、この5th。1st、2ndを好きなオールドファンには、そこまで評価されてないようなので、若いファンである…

使いまわし原稿のコーナー

DROPDEAD 「落とす死」 まあ、もちろん、ブラストだって入ってるわけだしねえ、まさにFAST COREなサウンドではあると思う。でも、まあ、そこまでエクストリームなわけじゃないよなあ。だと言うのに、この疾走感。ギター、ベース、ドラムの音が自分の体のなか…

使いまわし原稿のコーナー

STARMARKET 『SUNDAY'S WORST ENEMY』サンデー・ワースト・エネミーアーティスト: STARMARKET出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント発売日: 1997/02/21メディア: CD購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る世間的に最高傑作とされ…

BON JOVI 『LOST HIGHWAY』

日本で生活してると、前作の「Who Says You Can't Go Home」の成功ってのがいかほどのものかわかりにくいんだけどね。その成功によって導かれた今作。こんなにイイとは正直びっくり。捨て曲の少なさは過去最高じゃないですか。オレは6曲目大好き(2ndシング…

THYMO 『DEMO』 CD-R

4曲入り。お披露目のライヴを観ての感想は過去のエントリに書いたとおりだが、そのとき購入したこの音源を帰ってきて聴いてみると正直印象が違うのであった。それほど悪くない、っていうか。ドラムがマトモなのよね、わりと。どういうことなんだろうな。時系…

DISCHARMING MAN 『いた』

タイトルトラックについては去年からライヴで聴いてるのでもうお馴染み。弾き語り、ドラム/キーボード伴奏、バンド編成と3ヴァージョンを考えると、正直、ドラム/キーボード伴奏のヴァージョンが一番しっくりくるかな、と。 なので、この音源では特筆すべき…

NAHT 『IN THE BETA CITY』

楽曲についてはライヴレポートで触れてきたので改めて言うこともないのだけど。敢えて繰り返すと、やはり6曲目の「ILL BEAT AWAKES」が中核というカンジ。最もダンサブルなこの曲が一番今のNAHTを象徴している。 新曲群のなかでオレが早い段階から一番気に入…

CHRIS CORNELL 『CARRY ON』

8年ぶりのソロ第2弾。前作と比べていうならアコースティックな感触が全編を覆う作風からは一転してバンドサウンド主体の音楽に変貌。でも、間にAUDIOSLAVEでの活動をはさんで考えると、これは自然な歩みといえるのではないか。自分はこのブログ上でも何回も…

MR. CHILDREN 『B-SIDE』

初めて聴いた曲が3つある。「君の事以外は何も考えられない」「my confidence song」「Heavenly kiss」の3曲だ。持ってなかったのね。その3曲、実にイイ。気に入った。 その3曲以外は懐かしいカンジもする。「Love is blindness」と「デルモ」が大好きだった…

BJORK 『VOLTA』

てっきり2ndみたいな作品が出てくるのかと思っちゃってた。アートワークのカラフルさと『MEDULLA』からの反動、ってことでそういう先入観を持ってたんだと思う。しかし、蓋を開けてみるとアッパーな雰囲気の曲は「Earth Intruders」と「Declare Independence…

JASON FALKNER 「I'M OK... YOU'RE OK」

一聴したときの印象とその後聴き込んでみての印象があまり変わらない。これは、つまり1stが好きな人には納得のアルバムであり、2ndが好きな人には物足りないアルバムなんじゃないだろうか。オレは完全に後者である。楽曲のバラエティに富みプロデュースも作…

JILL SCOTT 「COLLABORATIONS」

純粋な新作ではないけど。各方面から引っ張りダコのJill姐さんの客演集。って言っても、全仕事を網羅したものではないことから考えると、アルバムとしてある程度のまとまりが出るようにセレクトしたのかね。割とまとまりのあるアルバムとして楽しめるように…

MACY GRAY 『BIG』

4年ぶりの4th。Dallas Austinと組んだ前作が売れなかったらしいが、今回はWill.i.amプロデュース。すごい合ってると思う。何より嬉しいのは(っていうか、オレはほぼそれ重視)楽曲の充実度で序盤からイイ曲が続く。序盤・中盤とかなり充実した内容なのに比…

MR. CHILDREN 「HOME」

本人達が「なんのスリルもないアルバムですが」というその言葉どおりの作品。個人的にはとても気に入った。楽曲自体は『シフクノオト』に近い印象を受け、アレンジは『KIND OF LOVE』や『versus』に近い印象を受ける。ストリングス一辺倒じゃないアレンジは…

GRAPEVINE 「FROM A SMALLTOWN」

元々、DVD付のほうを買うつもりだったけど実際DVD付のほうしか置いてなかった。ってゆーか、最後の一枚だった。 前評判どおりのハイクオリティな作品。歌メロの充実ぶりが超たのもしい。しかし、このアルバム全体のトーンは何だろう。まったく明るいところが…

柴田淳 「月夜の雨」

DVD付なんて買うつもりなかったのに、たまたまDVD付のほうしか置いてなかったからDVD付買っちゃったよ。あーあ。 2年ぶりのアルバム。移籍なんかがあったから2年ぶりというインターヴァルになったんだろうけど、むしろ、毎年毎年アルバム出すより、じっくり…