あんなデカめのお家騒動を経た後でも我々はFISHBONEのライヴを楽しめるのか。それをテーマに掲げてチケットを購入したわけなんだけど。
結論を先に言うと答えは「全然楽しめる!」だった。あんな素晴らしい演奏を聴かされたら楽しめないわけないわな。
最後方のブロックは閉鎖されてて始まる前はやや窮屈に感じたけど、始まってみたら十分スペースがあって踊りまくれたよ。
セットリストに関しては2点ほど。
ひとつは『IN YOUR FACE』のコーナー。どうも海外では『IN YOUR FACE』40周年と銘打ったツアーをやっていたようで。今回のジャパンツアーではタイトルにこそ掲げていないものの、序盤で『IN YOUR FACE』のコーナーが。ディスコグラフィー上でいうと、その後の2枚が強すぎて名盤と認定するのははばかられるんだけど、でも、セットリストの変化という意味で収録曲をたくさん披露してくれたのは良かったよな。あのなかでいうと個人的にはやっぱ「A Selection」と「Give It Up」が好きだな。最高に楽しかった。このコーナーを含め、一部の楽曲で登場した女性VoはAngeloの娘さんなの?!
そして、もうひとつは近年の楽曲も披露したこと。前回観たのは4年前だったんだけど、「黄金時代の鉄板セットリストで最高に楽しめるのは確かだけど、現在進行形の姿を見せないのはそれはそれでもったいないような気も」と思ってたからね。
最新アルバム『STOCKHOLM SYNDROME』からは「Racist Piece of Shit」と「Secret Police」という政治的スタンスを強調した楽曲を。曲を始める前にGeorge Floydの名をコールしてRaised Fistを。楽曲としてそんなに面白い曲だとは思わないけど、もうじき結成50年のレジェンドがスタンスを示し続けてくれることは本当に頼もしい。
でも、それ以上に嬉しかったのが2023年EPからの「Cubicle」なんだよな。同作から1曲選ばれるならリードトラックだった「All We Have Is Now」(Fat Mikeプロデュース)の可能性のほうが高そうなのに、個人的にあのなかで一番好きな「Cubicle」を演ってくれたんだもん。めっちゃ嬉しかった。
偶然見つけたインタビューを読んで知ったんだけど、この曲ってChris Dowdが一時期バンドを離れ(音楽ビジネスからも離れ)料理の世界で生きていたときの経験がテーマになっているんだってね。
あと、これはXのほうには前に書いたんだけど、2023年EPのアートワークって、まさにBowieの『NEXT DAY』と同じ手法が採られていて。あんなのさ、肝心の中身(=音楽そのもの)に絶対的な自信がなかったら決してやらないことだよな。だからこそ、あれはフィジカルで出してほしかったというのが本音ではある。
アンコールも演ってくれて長さ的にも大満足。最高のライヴだったな。
まだまだできるだろうし、是非また来日してほしい。
NIA ARCHIVES観てきたー
自分は一番後ろに陣取ったんだけど。PAブースもそばだったし、音質的にはむしろ有利やろぐらいの気持ちでスタンバってたら。いや、始まってみると音が小さい。えっ。
Xで定点観測したところ「音が小さかった」という指摘も3~4ぐらいは観測できたので、自分のいた位置の問題ではなさそう。
あと、バンドセットっちゅーても、ライヴメンバー2人連れてきただけだからな。身体性マシマシってカンジではないのよな。むしろ、本人がDJ卓の前に縛られずに済む(=開放的に踊れる)っていう点がメリットかな。
というカンジで、どっちかというとネガティブな指摘から書き始めたけども、客として楽しかったかといえば、それは圧倒的に楽しかった。なんたって一番後ろに陣取ったから、踊れるスペースめちゃくちゃあって。1時間どちゃくそ踊りまくったったわ。
まあ、次観るときは音響面で定評のあるハコで観られたら、より良きだな。
客層の年齢層高めという指摘があって、確かにそのとおりだったけど、ぶっちゃけMARLOESの客層の平均年齢はあれよりさらに高い。苦笑
NIA ARCHIVESの現場では平均年齢引き上げる側のアタシも、MARLOESの現場では平均年齢引き下げる側。
そういえば、Zepp Shinjuku、初めてエスカレーター使えたけど、使わせてくれるときと使わせてくれないときの運用の違いは何だろうね。客入りの度合いということではなさそうなんだけど。
Hex in Fluxとeveparty観てきたー。
Hex in Fluxがトップバッターだったわ。危なかった、遅刻したら見逃すとこだった。でも、よく考えたら、そりゃそうか。江河さん連投になっちゃうから、トップとトリで離すに決まってるか。
江河さんがプレイするのを観るのが2年半ぶり(ベースを弾く姿は10年近くぶり)で、イサイさんがプレイするのを観るのが6年半ぶりで、ノッチさんがプレイするのを観るのが8年ぶり。大好きなノッチさんのドラムを8年間もおあずけ状態で観たんだから、そりゃスネアの一発目から興奮する案件だよ。
ありがたいことに最前で観られたんだけど、1曲目から最後まで興奮しっぱなし。永遠に聴いてたいアンサンブルだった。
お土産に音源も買ってきたけど、演奏された曲はほぼ新曲だそう。それらを年内に録るそうで、次の音源も楽しみすぎ。でも、それ以上に「また観たい」って気持ちのほうがデカい。
evepartyは配布された新音源の曲をすべて演奏したうえ、ラストに演ったのはホヤホヤの新曲とのこと。長尺のその曲がこれからのバンドの方向性を示唆しているらしく、個人的にもその曲が一番好みだった。
名前すら知らなかった残りの2バンドもすごく良かったな。総じて素晴らしい企画だった。
あと、吉祥寺WARP行ったのも7年ぶりだわ。
Sanity 5th Anniversary Festival
DEEPSLAUTER <CYCLONE>
1回か2回ぐらい観たことあるつもりだったんだけど、もしかしたら観たことないのかもしれない。今このブログをDEEPSLAUTERで検索したら1件もヒットしなかったわ。仮に観たことがあったとしても、こうして憶えていないわけだから、まあ、初見と一緒だよな。ギターの人がこのフェスのTHE主催者らしい。ギターはテレキャスターを使ってたな。これはあくまでも印象の話だけど、テレキャスター使いは音楽性のセンスで勝負しまっせの人というイメージ。メタル的にもハードコア的にも既存の記号を避けるわけだから。
Power Violenceの諸要素のなかでも「急激なテンポチェンジ」を抽出して、そこを音楽性の主軸に据えてるカンジだった。すごく良かったな。
ただ、まあ、やっぱり、CYCLONE狭すぎるな。
ENDZWECK <GARRET>
ENDZWECKは10年以上ぶりだなあ、観るの。もしかしたら、GAUZEと対バンした時が最後だったかもしれない。そして、GARRETTのなかに入るのも同じく10年ぐらいぶりかな。MARDUK観た時が最後だったかもしれない。ってか、本来の入口だったところってもう通れなくなってるの???これは確か以前にも書いたはずだけど、オレが20年ぐらい前に勤めていた会社にヴォーカルの上杉さんも在籍されてたんだよね(面識はない)。
カッコ良かったな。NEW SCHOOLどっぷりじゃないし、叙情性どっぷりじゃない。そのうえで、やっぱりリズムかな。素晴らしい演奏だった。
MEANING <CYCLONE>
同じようにMEANINGでもブログ内を検索してみたけどヒットしないな。さすがに観たことある気もするんだけど、ま、憶えてない時点で初見と一緒。あそこまでメロディーの導入があると、個人的な趣味からはややかけ離れるかな。ただ、もちろん、実力は申し分なし。
MASS OF THE FERMENTING DREGS <WWW X>
マスドレもさすがに1回は観たことあるつもりだったけど、、、ないかも?ドラムの人がPRONGの『BEG TO DIFFER』のTeeシャツ着てはって、さすがに渋すぎやろというカンジ。
しっかし、素晴らしい演奏だったな。スラスラのTeeシャツ着て、どう見てもハードコアな出で立ちの私をあんなに(楽しく)躍らせてくれてありがとうの気持ち。
蛯名さんがゲスト参加してる曲もあるらしいし、また、そういう座組のときに観たいね。
bacho <WWW X>
bachoはマジで初見。後にも先にもオレがこの日観たバンドはみんなテンポチェンジするんだけど、そういうなかにあって、ストレートな「君に語りかける」系のパンクロックは際立って魅力的に映ったかというと、、、いや、逆だったかな。退屈に感じてしまったかも。
とはいえ、フロア中の大シンガロング。それはさすがにグッとくるものがあるわな。
LOSTAGE <WWW X>
こないだ10年ぶりに観て「こんな凄い演奏を10年も見逃し続けてたなんて!」と大いに反省したわけだが。そう時間を置かず観る機会ができて嬉しいぜ。件の映画で知ったところによると、特別編成でライヴをする機会もあるらしいけど、3人で演奏する姿を見てたら(音を聴いてたら)これはこの3人でしか、と確信してしまう。世界のどこにもないからこその「至宝」か。
RAZORS EDGE <GARRET>
LOSTAGEと並んで今回の最大のお目当て。10年以上観てなかったのよな。正確には12年ぶりなのかな。最高に盛り上がったな。卒業するミサイルさんは東京ラストということで、MCを振られる場面も。25年在籍してたということでJELLYROLLから含めてお疲れ様でした!
観るのが12年ぶりなぐらいだからバンドの最新情報も把握しておらず、ミサイルさんの「ケンジとケンジとトシキとトシキにも感謝します」というMCにも新鮮な反応をしてしまったよ。後任のベーシストもケンジかトシキを探し出して「フルハウス」のバンドになるそうだ。そういえば、トランプの絵柄のジャケットなかったっけ?
SLIGHT SLAPPERS <CYCLONE>
演奏開始直前、ぽっかり空いてしまったピット部分に詰めるようクボタさんに促され前に進んでみたら、セットリストの紙が見えてしまって。だって、客のほうに向けて貼ってあるんだもん。苦笑さいですか、ミンガス始まりのNo Way(ホントのタイトルはthe origin)締めですか。
新作のリリースからは3ヶ月以上が経過して聴き込みも終えたわけだけど、残念ながら個人的には彼らのバックカタログのなかでお気に入りランキング上位には入らなかったわ。だもんで、新作の曲より「the origin」がやっぱり最高と思ってしまった。
toe <WWW X>
ここまで入場規制もなくてハッピーな時間を過ごしてきたわけだが、最後にWWW Xに駆けつけてみたらドアの外まで人だかりが。最後の最後に詰んだかと思ったけど、反対サイドのドアのほうに回ったらフツーに入れたわ。toeもマジで初見。初見すぎてヴォーカルのある曲が始まったとき「えっ、ヴォーカルあるの?!」って思ってしまった。
すごく良かったな、演奏。どういう環境で観るのが一番ハマるんだろうか。フェスのミッドナイト部門?
総じて楽しい時間を過ごせたので素晴らしいフェスだったな。
ドリンクチケットは2枚購入して、2枚使えばクラフトビールをいただけるということだったので、もちろんそっちをいただいた。すごく美味しかったな。あんな美味しいビール飲めるならSANITY店舗のほうも行ってみたいと思ったけど、インスタ覗いたカンジちょっとオシャン過ぎてアタシには厳しいわ。苦笑
三茶は毎日のように通るエリアなんだけどね。
そういえば、スラスラ終わった後CYCLONEからハケるとき、通路でイーグルさんとすれ違ったわ。当たり前っちゃー当たり前かもしれないし、考えすぎっちゃー考えすぎかもしれないけど、フツーの生活ができてるなら良かった。
DOS MONOSツアーファイナル
Zepp Shinjukuだけども、結局最終的には埋まったそうだ。まあ、最後方には関係者エリアみたいな柵があったけどね。
埋まったとなると、やっぱり窮屈だったな。ああいう「区画が細かく分かれてる系」のハコはね、埋まっちゃうと窮屈よね。踊りたい勢や身長低い勢(アタシはどっちにも属する)には評判悪そう。
でも、ライヴ後半は(誰かがトイレかドリンクかで離脱したのか)急に視界が開けて観やすく踊りやすくなった。
絶好調の3人+絶好調のバンド3人だからね、そりゃ内容は最高だったけれども。そのうえで、アタシのなかでは1月のTheater Dのほうに軍配が上がるかな。あのときは、やっぱ、このオジサンが老体に鞭打って(3000年ぶりに)オールナイトのイベントに参加するっていう体験としての強烈さ・意義深さ・感慨深さもあったからな。あと、個人的には『DOS MOONS(FULL MOON)』を本当に最高傑作だと思ってるので、そこに焦点を絞った内容も強烈だったしね。さらにRiTchie本人との「Aquarius」というオマケまであったし。
今回はFULL MOON以外の歴代曲でいうと、やっぱ、元々サックスのサンプルを含んでる曲はハマるに決まってるっつーか。1stから「Clean Ya Nerves」と「アガパン」を差し置いて披露してくれた「スキゾインディアン」が嬉しかったな。Dolphy(?)を上書くナマ松丸契。最高やないか。
そういえば、「れつごう」にしても「満額査定」にしても音源ではそんなに連発してないんだよな。だから、あれはラーメンの世界でいうところのマシマシなんやろな。ラーメン大好き小泉さァんってことで。