LOUD PARKのチケット

発券してきたー。
今回、券種によるゾーンレイアウトのことが話題になってるよね。オレは一般のほうのチケットなんだけど。まあ、前のほうで観たいという気持ちがないから、別にいいか。きっと、スクリーンの設置あるしね。


PANTERAに関しては、スクリーンすら見ずに、ただひたすらAbbott兄弟に想いを馳せて音に身を任せればいいのかも。


KREATORのほうは、スクリーンを拝みつつ、バックドロップも拝みつつ、ってカンジかな。新作のアートワークがドデカいバックドロップになって掲げられたら壮観だろうなあ。
昔は1曲でも多く『PLEASURE TO KILL』の曲を演ってほしいみたいな気持ちがあったけど、今は「現在のKREATORを拝むことに意味がある」っていう境地に至ったわね。21世紀になって以降、あれだけの存在感を放ち続けているのは本当に偉大なことだもんな。






そういえば、海浜幕張の手前に新駅が誕生するそうね。混雑を避けたいなら敢えてそっちを利用するのもアリ?

19周年

このブログ、19周年。あと1年で20年かあ。まあ、でも、これぞ絶海の孤島ってカンジはする。


最初のエントリで書いたface to faceの7"だけど、あれから19年経っても現物は見たことなし。ホントに存在するの?っていうレベル。まあ、Discogsによると7"ではなくてCDだという話なんだけど。
まあ、でも、現物を見たことがなくても、曲自体はこうしてフツーに聴けちゃうわけで、こういう未来がやってくるとは思ってなかったわね、19年前には。

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PUNKSPRINGはあるけど、face to faceはこない。NOFXもこない。うーーーん。
せめてBAD RELIGIONだけで単独公演やってほしかったなあ。

2022年総括 その2

<Tunes>

1.SAULT 「ANGEL」

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2.KENDRICK LAMAR 「THE HEART PART 5」

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3.私立恵比寿中学 「青春ゾンビィィズ」

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4.NAS 「REMINISCE」

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5.LE SSERAFIM 「FEARLESS」

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SAULTは、そろそろ2022年の総括を考え始めてもおかしくないぐらいのタイミングでのアルバム一挙5枚リリース。想像の斜め上どころの騒ぎじゃなくて、もう呆然として半ば涙目になった。w まあ、実際のところ、リスナーの立場として2ヶ月で5枚を咀嚼するなんてできないんでね。アルバム部門では対象外にした。これから一枚一枚じっくり聴き込むことにするよ。って言ってるうちに、次のが出たりして。w
でも、この「Angel」を収録した『X』なら1曲のみだから、当然咀嚼できたよ。なんなら咀嚼どころか一聴した段階ですでに喰らってたけどね。あの『AIR』の後がコレだからね、それはそれは強烈な一撃だった。


KENDRICK LAMARはアルバム部門ではランクインしなかったけど、この曲にはもちろん興奮したクチ。アルバムリリースの数日前にこんな曲が(衝撃のMVとともに)ドロップされて、「こんな曲が10曲も入ってたらヤバい」と思ったところに、実際にはアルバムには(フィジカルには)未収だったので、そりゃまあ、アルバムのほうが霞んだのは否めない。初期から追っててThe Heartシリーズも押さえていた人たちは「あ、これはアルバムとは別やな」ってちゃんと察知してたらしいけど、オレはそれをわかってなかったからなあ。
この曲自体に関して言えば「I Want You」がそもそも超名曲っていう土台ありきだけど、構成も含めて完璧な一曲だな、と。


<Live Performance>

1.THE BLACK CROWES 11/6
2.LITTLE SIMZ 9/21
3.DISCHARMING MAN 6/25
4.QUICKSAND 11/12
5.FISHBONE 8/19
次点:black midi、崎山蒼志、DOS MONOS


CROWESは2 DAYS観に行ったけど、2日目のほうを選出しようかな。純粋に2日目のほうが良席だったから、っていうだけ。
本来的には、2 DAYS観に行ったらカブりなく20曲ずつとか聴けちゃったりして多幸感に包まれるのがCROWESのライヴなんだけど。でも、今回は1stの完全再現ライヴだから、そこは固定なわけで。日替わりで聴けた曲はわずかなので、むしろ損してるともいえるのかも。それに長さもね。3時間演ることも珍しくないバンドだから、今回は相当短く感じてしまうね。
まあ、それでも、思い入れに勝るものはない、ってことよね。こういう企画じゃなくても全レパートリー演奏する可能性のあるCROWESだから、超レアな曲があったわけじゃないけど、個人的ハイライトは「Hard To Handle」と「Struttin' Blues」かなあ。


LITTLE SIMZは、まあ、ODD BRICKのときのほうが広々と観やすかった(しっかり雨天だったけど)のは確かなんだけど、やっぱり、曲数が3曲多かった単独公演のほうを選出しようかな。その3曲っていうのが「One Life, Might Live」と「Little Q, Pt. 2」と「How Did You Get Here」で、全部好きな曲だからね。
バンドセットではなかったけど、それが物足りなく感じたかというと、決してそんなことはなく。実に素晴らしいショウだった。


DISCHARMING MAN観たのは2年半ぶりかな。配信ライヴはあったけれど、ナマで観るのを心待ちにしてた。なんたって傑作アルバムのレコ発。聴きたい曲いっぱい聴けて嬉しかった。特に「February」な。泣いたわ。
でも、今のDISCHARMING MANはあのアルバムの時点よりも先に進んでるのよな。新曲もカッコイイ曲ばかりだった。どれもリズム面で今のDISCHARMING MANらしさを提示してる(もちろん、詞作面でも)。そして、アンコールラストで演った「因果結合666」。信じられないぐらい号泣してしまった。
で、この公演がめでたく映像作品化。嬉しすぎるっつーの(くしこさんの脱退は寂しいが)。


完全にQUICKSAND後追い世代のオレは、前回の来日が初めて観るナマQUICKSANDだったんだけど。ギター一本の状態でパフォーマンスされて不満が募るカンジだったのはすでに書いたとおり。
そして、念願かなってギター二本の状態で来日を果たしてくれた。セットリストも『SLIP』の曲いっぱい演ってくれたし、『MANIC COMPRESSION』の個人的に好きな曲も押さえてくれたし、言うことなしだったわ。んで、オレが観に行った日はアンコールの1曲目が「Too Official」だった! もう死んでもいいや。


個人的にはこのFISHBONEの単独公演が「2年ぶりに観る海外アーティストのライヴ」だったんだよね。それだけに感慨もひとしおだったな。
セットリスト的には「せっかく2000年以降も高品質な作品をリリースしてるのに、90年代までの曲しか演らないのはもったいないなあ」と思わなくもないんだけど、実際あれだけ名曲連発されたらもう抗えない。演奏面含めてサイコーだった。初共演は89年だったと振り返る谷中さんのMCもグッときたわ。

<Films>

1.戦慄せしめよ
2.バビロン
3.ダイナソーJr./フリークシーン
4.スパークス・ブラザーズ
5.私が殺したリー・モーガン
次点:Documentary of artless―飾らない音楽のゆくえ―


ここに挙げた作品とはまったく関係のないお話をひとつ。
一番楽しみにしてた『ロックン・ロール・サーカス 4Kレストア版』を見逃した。観る気満々だったのに。Bunkamuraで観るつもりだったけど、「当館では2K上映です」って書いてあって、せっかくだから4K上映の劇場で上映されるまで待とうと思って。そしたら、封切られる劇場どこも「2K上映です」って書いてあって、、、結局そのまま上映期間終わった。 は? 4K上映はどこでやってたの? 関東ではやってないってこと? この怒りをどこにぶつけたらいいものか。
なんて言ってたら、1月に上映あるみたい。(たとえ2K上映だったとしても)観てこようかな。

2022年総括 その1

<Albums>

1.black midi 『HELLFIRE』
Hellfire
個人的には前作をそんなに評価しなかったのよね。10枚選出してギリ10番目ってなカンジで。その前作のなかで一番気に入ったのはやっぱりリードトラックだった「John L」なんだけども。その「John L」を手がけたプロデューサーが今回はアルバム全体をプロデュースしてるんだそうで。それが理由なのかそうじゃないのかわからないけど、「John L」バリに気に入った曲が満載のアルバムだったわ。特に序盤、「Welcome To Hell」までの流れが完璧すぎて圧巻。
Mattは完全に脱退しちゃったのかしらね。でも、今回もサポート2名の働きが素晴らしいじゃないのよ。特にサックスは超重要。だからこそ、来日公演もサックス込みで観たかったというのが本音だったりする。


2.THE BOO RADLEYS 『KEEP ON WITH FALLING』
KEEP ON WITH FALLING
オレは完全に後追い世代なので、新作をリアルタイムで聴くこと自体が初めてなんだけども。ってか、再結成の報が届いたときMartin Carrはいないということが併せて伝えられて(往年のファンも)みんなズッコケたと思うけどね。メインソングライターいないんだもんね。でも、フタ開けてみたらイイ曲ばかりで驚いた。珠玉のメロディ、変わらないSiceの歌声。これ以上何を望むか。
「凄い音楽」って評価軸と「良い音楽」って評価軸が別々に存在してる気がするし、AOTY的な土俵では前者が物を言いがちなのかもしれないけど、後追い世代のオレが真っ先に後者の評価軸で本作を称賛したいって思ったんだよね。


3.宇多田ヒカル 『BADモード』
【オリジナルステッカー付】 宇多田ヒカル BADモード 【 生産限定盤 】(2LP)
世界的な成功という意味では過去最高到達点かね。本当は個人的な趣味でいえば、3年前の既発曲とかまで含めてアルバム化されるより新録の楽曲をたくさん聴きたい派だけど、まあ、このクオリティなら文句も言えなくなる。基本的には、時系列的に言って最近録った曲ほどイイっていう印象なので、次回作も最高クオリティになるんだろうなと。
でも、どちらかといえばライヴ活動の動きのほうに興味があるかな、今は。というのも、本作のオマケとして収録されたAIR STUDIOSでのライヴがめちゃくちゃ良かったからね。アルバム本編より充実してると感じるぐらい。


4.iri 『neon
neon [通常盤] [CD]
彼女の作品に駄作はひとつもないと思っていて、その意味で高値安定なんだけど、今回は本当にネクストレベルに達した一枚だと思った。アルバムタイトルとアートワークはサナギを意味してるらしいんだけど、「これでサナギなのかよ、もうバタフライじゃんかよ」って思える会心作。シングル単位の既発曲も入ってるし、なんなら前作EPの収録曲まで入ってるけど、寄せ集め感は皆無でアルバムとしての構成がお見事。ラストを「The game」みたいな曲で終わらせる心憎さまで含めて完璧だわ。


5.SOUL GLO 『DIASPORA PROBLEMS』
Diaspora Problems
TURNSTILEにどうしても興味が持てないオレも、コレにはすぐ飛びついた。EPITAPHからのリリースだし、完全にマスに聴かせることにもフォーカスしたアルバムだと思う。でも、セルアウトじゃない。ハードコアパンクとしての強度も相当なものだから。音楽的造詣の深い人たちのようで、本作にまつわるインタビューも興味深く読めたわ。


6.SUPERCHUNK 『WILD LONELINESS』
Wild Loneliness
「ゲスト参加多数」が本作のキーワードだから、ライヴで聴かれる音楽性とは違うけど完成度はピカイチ。Mac自身もお気に入りとしてタイトルトラックを挙げていたけど、オレもそれが一番好きだなあ。サックス切り込んでくる瞬間が鳥肌もの。その他にもイイ曲目白押しで「やっぱ、強いなあ」と思わせてくれる。


7.BLACK COUNTRY, NEW ROAD 『ANTS FROM UP THERE』
Ants From Up There [解説・歌詞対訳付 / ボーナストラック追加収録 / 国内盤CD] (BRC685)
前にも書いたように1stには全然ハマれなかった。個人的には1stと本作は全然違うように感じるけど、本作ラストを飾る「Basketball Shoes」は1stのヴァイブスと2ndのヴァイブスを併せ持つ楽曲と解釈するのが正しいのかな。
とにもかくにもリリース数日前にヴォーカル(≒メインソングライター)の脱退発表って尋常じゃないし、それ以来、本作は不可侵の輝きを放つことになったんだと思う。だって、もう答え合わせの利かない音楽だもんね。本作の美しい楽曲たちを末永く愛聴していこう。
ちなみに、2023年4月の単独来日のチケットは押さえてある。これはこれで楽しみ。


8.山下達郎 『SOFTLY』
SOFTLY (通常盤)
新録曲はわずかな数にとどまるそうだけど、既発曲も「あ、聴いたことある」程度の摂取しかしてこなかったら、個人的には純然たる新作として大いに楽しめたなあ。おかげさまで当選してツアーも観に行ったけど、完成されたセットリストに新しめの曲が入り込む余地はあまりないらしく、その意味では本作を聴き込んだ甲斐はあんま感じられなかったけども。まあ、(最大公約数的には)求められているのはそこじゃないっていう自覚が強い人なんだよね。


9.CRAIG DAVID 『22』
22 [DELUXE]
この人のバイオグラフィーを振り返ると、やっぱ2016年作での復活劇が大きなトピックになると思うんだけど。実はオレはその2016年作をリアルタイムで聴いてなくて、華麗なカムバックを果たしたことを知らずに1~2年後になって「えっ、Craig David、今、こういう状況なの?!」って驚いたカンジ。んで、2019年の来日公演で8年ぶりにライヴを体験して超楽しかったな。カムバック以降は順風満帆に活動してる印象だし、今回のアルバムもその神通力そのままに力作になっとる。
ってか、せっかくだから、Deluxe盤のほうを買おうと思ってスタんばってたら一向にリリースされないでやがんの。1~2ヶ月待たされて「ぶっちゃけ、Deluxe盤って実在しないんじゃないの?」と諦めかけてたころにようやく出た。純粋に曲が5曲ほど多いのかな? んで、この評価はStandard盤として評価するのかDeluxe盤として評価するのかっていうと、、、うーん、いや、別に決めてない。w どっちだとしても、全編に渡って極めて機能的かつ高品質でサイコーだわ。また、ライヴ観たいな。バンドセットでもDJセットでも、どっちでもOKっす。


10.BEYONCE 『RENAISSANCE』
RENAISSANCE
聴き始めは全然ピンとこなかったなあ。フロアで鳴らされるためのアルバムだと考えたら自分にはカンケーないような気がしてハマれなかったんだろうなあ。聴き込むうちに個々の楽曲の魅力がわかってきて好きになったというカンジ。でも、好きなのはアルバム前半なんだよな。アルバム全体のハイライトである「Virgo's Groove」までで一区切りついたような気になっちゃって。アルバム後半の魅力がわかってくると、このアルバムの評価は大きく変わってくるんだろうけどね。実際、各メディアの選ぶAOTYでは軒並み上位に。
3部作の1枚目だとアナウンスされてる本作だから、次作はそう遠くない将来に出てくるのかな。オレみたいな人間はそれまでの間も本作をより深く聴き込んでおいたほうが良さそうだね。


次点:HORACE ANDY、WONK、KENDRICK LAMAR、TRICERATOPS


現時点でフィジカルの出ていないNASとLITTLE SIMZは対象外にした。もちろん、ストリーミングではちょこちょこ聴いちゃったけど。両作品とも素晴らしいよね。素晴らしいからこそ無理矢理AOTYに間に合わせるためにスピード消費すべきじゃないんだよ。フィジカル出たら、じっくり大切に聴き込むよ。
あとは、まあ、MAXWELLのアルバムが2022年も出なくてビックリしたっていうとこかな。1年前の時点では今度こそ本当にアルバム出るフラグ立ったって感じちゃってたからね。引き続き、気長に待てってことよね。

GAUZEの件

ツライ。ツライなあ。『言いたかねえけど目糞鼻糞』の楽曲を生で体感したかったよ、せめて一度は(まあ、一部の曲はすでにライヴで聴いていたわけだが)。


そうかあ、残りの人生、これからは消毒GIGなしで生きていくのかあ。消毒GIGがある人生とない人生とはやっぱり大きく違うものだという気がする。
オレぐらいの年の人間(オレは『面を洗って出直して来い』から聴き始めた世代)でも、こんな感じ方をするぐらいだから、初期から消毒に通っておられる方々は「歴史の1ページが終わった」どころか「人生の一部が終わった」ぐらいの感覚かもしれないよね。


昨日11月26日に招待者のみのラストLIVEをフグさん抜きの3人で敢行したとのこと。ただ、最後にフグさんも登場して「体調のことでこれ以上続けられない」旨を説明されたのだそう。そうでしたか。41年間本当にお疲れ様でした!


本当に偉大な41年間の歩みだったのだと思う。まあ、AGNOSTIC FRONTもDISCHARGEも現役でやってるっちゃーやってるけど、GAUZEと同じ重み・濃さで続けてきたわけじゃない(解散とか大幅なメンバーチェンジとかね)からな。GAUZEの駆け抜けてきた40年こそが真に偉大だったのだと感じるよ。
改めて41年間本当にお疲れ様でした。本当にありがとうございました!!!