311 DAYの配信を観た

コロナ禍のときにストリーミングライヴを観るという文化が定着したけれど。せっかく時空を超えられるのだから海外勢の配信こそ観たいっていうマインドだったのに、当時海外は見逃し配信の考え方が定着してなくて、全然観られなかったのよね、海外勢。WiLDHEARTSぐらいじゃないかなあ、観たのは。
時は流れ、その後ローンチされたVEEPSっていうプラットフォーム。オレはこのプラットフォームを今回初めて知ったのだけど、フツーに見逃し配信も対応してるのな。


それなら是非と思って、311 DAYの配信チケットを買ってみたよ。
311は1月に14年ぶりの来日を果たしたけど、まさかの「演奏時間たった50分」で誰もが消化不良だったからね。2 DAYSの両日とも足を運んだから合計では100分観られたことになるけど、とはいえ、やっぱり短すぎるでしょうが。
だから、その補完の意味合いで配信チケット買ってみた。


ウチの視聴環境は、

ってカンジ。

とりあえず、画質・音質ともに問題はなかったな、VEEPSのストリーミング。タイムシフト視聴のときはシークバー触っちゃうと、さすがに重くなる印象はあったけれど。


1月の来日公演も演奏そのものは極上だったんだけど、今回の配信も最高の内容だったわ。長丁場のライヴだから、色々なアルバムからの曲を演るわけで。個人的ハイライトは「Juan Bond」「Jackpot」「Sever」あたりかなあ。まあ、でも、「Jackpot」だけは、こういう機会じゃなくてもセットリストの常連にしろよって思うよ。ファン10人中10人がアガる必殺のキラーチューンなのだから。


コメ欄も盛況だったねえ。日本語の投稿も散見されたな。あと、そこで投稿されてた内容から知ったんだけど、バンドは新作のレコーディングを済ませてるとか。じゃあ、今年新作が聴けるのか。楽しみ。
んで、それに関連して投稿してるコメントが散見されたのだけど、新作はTURNSTILEに影響された要素も含まれるのではという話があるみたい。なんでも、Nickが最近のお気に入りとしてTURNSTILEの名を挙げてるらしく、SNSでTURNSTILEのカヴァー動画をアップしたとか?
んで、この日はその新作からも1曲だけ演奏してたわ。「You're Gonna Get It」っていう曲らしい。


結局合計3時間のショウで、40曲以上を演奏。これを1週間タイムシフト視聴できたんだから、2500円というチケット代はなかなか割安に感じたな。VEEPSなかなかイイかも。




311 DAYはねえ、2010年に一度だけ現地まで観に行ったのよな。旅程の組み方をミスっちゃって、到着したその日にライヴを観るスケジュールになっちゃった。10時間以上のフライトの後、荷物をホテルに置いたら会場まで直行して3時間オーバーのライヴを観るっていう強行軍。どう考えても間違ってる。苦笑
まあ、でも、あの日は席も良くなかったんだけどね。ステージの後ろまで観客席がある360度のレイアウトだったんだけど、オレはちょうどステージ裏。とほほ。
人生であと一回は現地に観に行きたいなあ。ってか、たとえば、2年後とかね。
エスケープ from スギ花粉っていう意味でも3月に海外渡航ってのは良さげよね。


P.S.
このストリーミングライヴとは関係ない話なんだけど、こないだTINY DESKに311が登場。嬉しすぎ。

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とうとう20周年

このブログ、とうとう20周年。いやはや圧倒的に恥ずかしい話だなと思う。

  • 廃れたメディアを使い続けていることも
  • 実質的には5年程度分しか更新してないのに「20周年」と言い張っていることも
  • 「やめる」という思い切りの良さがないことも

そのすべてに「恥ずかしい」という表現がピタリと当てはまると思う。


一方で、今でも更新を続けておられるブロガーの方々には敬意の念しかない。検索で見つける機会は少なくなってしまったが、偶然興味深いブログを探し当てることができたときはフォロー先として追加するようにしてる。やっぱ一番芯食ってるからね、個人ブログこそ。

オプティカルケーブル

前に「ワケあってtimedomain lightを2台所有してる」って書いたんだけど、その2台目がこないだ壊れやがって。2台目なのに1台目より早く死にやがってよ。テレビの内臓スピーカーがあまりにもダメだから買った外付けなのに、これからどうすんだよ、ってなって。
まあ、でも、修理するのはあり得なさそうだし、他のアクティブスピーカーを買うことも検討したけど、なかなか良さげな候補が見つからなくて。


で、結局、新しい外付けを買うんじゃなくて、メインのオーディオのスピーカーにつなげることを決意。そもそも今まで何故メインのスピーカーにつなぐことは検討してなかったかというと、オレの部屋のスピーカーとテレビの配置の問題で。オレの部屋ではLスピーカーとRスピーカーのちょうど中間にテレビが置いてあるのではなくて、Rスピーカーのほうにかなり寄ってるのよね。で、それを是正しようと思っても手を打つことはできないわけで。だって、めちゃくちゃ狭い部屋なんだから。レイアウトを変更することなんてできない。だから、どうしてもメインのスピーカーで聴くのは抵抗があったというわけで。
でも、もう他の選択肢がないからオプティカルケーブルを買ってつなぐことにした次第。


そんな事情もあったもんだから、オプティカルケーブルの現物を見るのは初めてだったりする。
つないでみた結果としては、音そのものには満足してるけど、やっぱり、音場の観点では不自然さがつきまとう。テレビ画面がドセンターじゃないわけだからねえ。右寄りなわけだからねえ。まあ、そこは目をつぶるしかないかな。
普段はテレビの超しょぼい内臓スピーカーを使いつつ、音楽系のコンテンツを視聴するときだけメインのスピーカーで聴く。まあ、そんなスタイルかな。


<追記>
テレビの向きを少し調整したり、リスニングポイントのほうを調整したりで、多少は違和感を緩和できたかな。まあ、多少だけど、、

2023年総括 その3

<Films>

1.Renaissance: A Film by Beyoncé
2.ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅
3.Dance Craze
4.デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム
5.リバイバル69 ~伝説のロックフェス~
次点:ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー


今年は観た本数が少なめかもしれないなあ。というのも、観ようと思ってたのに観なかった作品が結構多くてね。たとえば、上映期間が短かすぎたり、小さいスクリーンでの上映しかなかったり、といった理由でね。
でも、まあ、Beyoncéのは圧倒的だったな。感服。しかし、まあ、Beyoncéのにせよ、METALLICAのにせよ、あんな圧巻のステージ見せつけられたら「こりゃ日本公演はますます厳しいか」って萎縮しちゃう。あんなステージさ、スモールサイズの国には無理よ。。。
Bowieのは2回観に行ったね。まずはサウンド目当てでIMAX上映を観に行き、内容はとてもとても受容しきれなかったので、もう一度フツーの上映回に観に行った。2回観た後に読んだこの映画評が一番膝を打つものだったかも。これ書いてるの[Alexandros]のドラムだった人らしい。




<お笑い>

1.金の国第2回単独ライブ「青タン」 @ 伝承ホール 5/30
2.バイきんぐ単独ライブ「爆音」 @ 日経ホール 9/3
3.ラバーガールLIVE「インフルエンサー」 @ 本多劇場 8/26

バイきんぐの単独観に行ったのは実は初だった。面白かったなあ。さすが。小峠といえばパンク。でも、自分は彼とはパンクの趣味は合わないと思ってた。やっぱり、オレの場合は80年代以降のハードコアパンクのほうが好きだから。でも、幕間の転換時のBGMで日本脳炎の「Midnight Savage」使われてて、珍しく趣味合うじゃんと思った。
そういえば、Kelelaの来日公演が元々は8月に予定されていたのが、アーティスト側の都合で9月に振替になっちゃったのよね。振替後の日程がバイきんぐの単独と同じ日で「詰んだ」と思ったんだけど、時間帯がズレてたうえに、奇跡的に両会場の距離が徒歩10分ぐらいだったの。だもんで、無事にスキンヘッドからスキンヘッドへと華麗なハシゴを決めたのだった。まあ、種類の違う(違いすぎる)スキンヘッドだけど。

2023年総括 その2

<Tunes>

1.BLACK COUNTRY, NEW ROAD 「Up Song」

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2.NewJeans 「OMG」

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3.STATUES 「Dead Of Summer」

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4.モーニング娘。'23 「Wake-up Call~目覚めるとき~」

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5.JOY DENALANE 「Fly By」

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全曲新曲で構成されたライヴ盤(って、もう実質新作アルバムじゃん)のオープニングを飾るBC,NRの「Up Song」。今回はメインソングライターがヴォーカルを取るBEATLES方式だけど、この曲を含む4曲を提供したTylerが一歩リードかなあ。とてもいい曲ばかりだし、かなり直接的な表現(Isaacとの別離に焦点が当てられているっぽい)を含む歌詞にもグッときたな。
来日公演もめちゃくちゃ素晴らしかったはずなんだけど、オレはポジション取りに大失敗してしまって、めちゃくちゃ嫌な思いして帰ってきた。(涙)


個人的にはNewJeansよりLE SSERAFIMのほうが好きなんだけどね。この曲聴いて思うのは、私の世代(アラフィフ)こそハートのど真ん中を撃ち抜かれちゃったな、と。ここにも何度も書いたように私はTLCのド世代。こんなの好きに決まってる。


次にSTATUESというバンド。オレはこのバンドの存在自体を初めて知ったのだけど、今回のが3rdアルバムだそうで。元STARMARKETのJohanとMagnusによるバンドなんだけどね。フィジカルで欲しいぐらいアルバム全体も気に入ったんだけど、残念ながら(高価な)アナログのみのリリースなので、アルバム部門ではなくこっち部門で挙げておくわ。疾走感抜群のこの曲がなかでも最高だった。
アルバムを聴いて不思議だったのは、本作がSTARMARKETの(目下のところ)ラストアルバムである『ABANDON TIME』と地続きに聴こえたことで。STARMARKETに残ったFredrikとPatrik。STARMARKETと袂を分かったJohanとMagnus。後者がつくる音楽なのに、前者の最終到達点の延長線にあるというのがね。影響源を共有し合った人たちが同じ歳の取り方をする、みたいな話なのかしら。


モーニング娘。の最新シングル(のリードトラック)は非つんく曲。これはつんく本人には書けないよね。第三者にしか書けない(言えない)し、書かない。でも、必要な表現だったと思うし、アニバーサリー的な祝典としても未来への決意表明としてもバッチリ機能してて素敵。


Joy DenalaneもSTATUESと一緒で「フィジカルで欲しかったのに、高価なアナログしかリリースされなかった」案件なのよな。仕方なく、この部門で挙げるわけだけど、この曲以外もイイ曲いっぱい入ってて素晴らしいアルバムなんじゃないかな。ちゃんと聴くのは2006年の『BORN & RAISED』ぶりなんだけども、もしかしたら今作が最高傑作なのでは、というカンジ。


そのほか、気に入ってよく聴いた曲たちはこちら。(まあ、新譜じゃないのも入ってるけど、、、)




<Live Performance>

1.DIZZY MIZZ LIZZY @ CLUB CITTA川崎 9/16
2.JOSE JAMES @ Billborad LIVE TOKYO 7/31
3.ARLO PARKS @ 恵比寿ザ・ガーデンホール 7/5
4.GEZAN @ 中野サンプラザ 4/18
5.JEWEL @ Blue Note Tokyo 10/12
次点:DEATH ANGEL、EXODUS、FLYING LOTUS


DIZZY MIZZ LIZZYはねえ、オレは初日しか行ってないんだけど、2日目も追加公演も観に行った人たちは「初日は序の口だった」みたいな評価してるっぽいな。そういう意味じゃ初日しか行ってない人は負け組なのかもしれないけど、それでも素晴らしいライヴだったなあ。「Amelia」の組曲から始めちゃうアイデア、そこからアルバム冒頭の「The Ricochet」につなげる構成、ホントにお見事だったもんなあ。あのアルバムをあまり評価しなかった自分も大納得。
さて、次はTimのソロ公演が観たいが。ダメ?ムリ?*1


Jose JamesのBillborad LIVE公演は、Erykah様のトリビュート盤に伴うツアー。Joseが選んだバンドメンバーでJoseが選んだErykah様の楽曲を演奏するって、そりゃ悪いはずがないと観る前から確信できてるイベントだったんだけどね。基本トリビュート盤の選曲に沿ったものだったし、「ホントはあの曲も聴きたい」とか言い出したらキリがないけれど、あんな素晴らしい演奏聴かされたら何も文句はない。Joseの公演に通い続けたら、ヤベー人たちのヤベー演奏を目撃し続けられることは請け合い。


これ、もしかしたらオレの勘違いかもしれないけど、Arlo Parksはワールドツアーの一発目だったのかな? そんな話を聞いたような気がしたが、違ったかしら。でも、バンドの固さは全然なくてめっちゃ馴染んでたね。ホントに素晴らしいパフォーマンスだった。まだ2枚しかアルバム出してないアーティストだからこそ、聴きたい曲はほぼ聴けたし大満足。一曲だけ「聴きたかったなあ」っていう曲を挙げるとしたら、新作の「Room (red wings)」かな。超名曲なんで。


GEZANのアルバムリリースツアーファイナルは、オレにとって中野サンプラザを訪れる最後の機会になった。あの広い空間をフルに活用したインスタレーションのようなライヴ体験だったね。『あのち』のことを「サウンドよりも言葉が重要な作品」と書いたけれども、その言葉たちの拡大版といった趣の構成だったなあ。「考えさせられる」あるいは「考えさせてくれる」ライヴだったよ。もちろん、演奏面も素晴らしかったけどね。


実に21年ぶりに観たJewelだけども、なんと最前列の席で観られた。PA通した音よりも生音(声とアコギのみ)のほうがデカく聴こえる至近距離で観た結果、彼女のヴォ―カリゼーションが筆舌に尽くしがたいほど素晴らしいことがわかった。21年前は中野サンプラザの2階席だったんだもの、そりゃ雲泥の差で至極ハッピーだったわ。
オーディエンスからリクエストも募って進められるスタイルだったけども、最新作(オレはフィジカル買ってない)のなかの一番好きな曲聴けて感無量だったなあ。あと、誰かのリクエストした2015年作(オレは未聴)の「Carnivore」って曲がめちゃくちゃ良かったわ。


イベント単位でいうなら、9月のLocal Green FestivalとTHE BAY STRIKES BACKが最高だったなあ。どちらも混みすぎてなくて悠々観られたし、タイムテーブルの被りなんていう概念とは無縁だもんね。
一方、LOUD PARKは音悪すぎたし、Love Supreme Jazz Festivalは一日中雨だった(座席も最悪だった)し、サマソニはタイムテーブルの被りがヒドすぎたし。


そのほか、2023年に観たライヴはこちら


さて、2024年は2023年以上に外タレの興行が盛んになりそうね。もうすでに2024年に観に行くライヴのチケットを多数確保済みだけど、、、その総額で軽く10万は超えてるわね(苦笑)。だって、QUEENもCHEMICALSもMAIDENも当選しちゃった*2んだもの。。。
まあ、でも、とりあえずは1月の311とSICK OF IT ALLが激しく楽しみだわね。

*1:日本のDIZZY MIZZ LIZZYファンは超幸せ者だと思うけど、反対に日本のTim Christensenファンは超不幸だと思う

*2:反対に、ミスチルのライヴはもう一生観られないかもと思えてくる、、、ミスチルと同じ国に住んでる国民なのに、、、