前日の夜、友達からTEL。「今年は大阪に観に行くから」とのこと。東京はチケットSOLD OUTだったんだって。ダフ屋にボられる差額で新幹線代ぐらい出るはずとの判断で大阪に行くことにしたんだってさ。さいですか。ああ、今年は2日間独りか*1。
いつもの土曜よりちょっとだけ早く起きて洗濯・掃除を済ませて身支度を整える。雨の予報なんで一応折りたたみ傘を。そして替えのTシャツ。一応サイバーショットも持って。思いっきり夏仕様でタンクトップ*2いっちょの格好になったらいざ出陣。
行きは地下鉄で西船まで行くというオレのなかでの定番ルートでGo。途中、乗り換えに手こずってタイムロスしたりしつつ。タンクトップいっちょじゃ電車のなか寒いなとか思ったりしつつ。
幕張に着くと、とりあえずフードコーナーに行きたいのでメッセへ直行。なにはともあれ、チケットをリストバンドに交換する。オレ、サマソニ2年ぶりなんだけど、なんかリストバンドちょっとちゃちくなってない?ちょっとダサめと思った。それ以上にびっくりしたのはタイムテーブル表を配るおねーさんが、いかにもStaffですーみたいな人じゃなくて、いかにもコンパニオンですーみたいなギャルになってたこと。犯罪級の*3ホットパンツだったー。いやー、サマソニも変わったねー。時代の流れ?いや、全然歓迎だけどさ(わ)。
とりあえず、メシだーってことでフードエリアへ。ここもスケールがデカくなったなー。行列見るとやる気が失せるタイプなんで、混んでるケバブ系は無視して、比較的空いてる中華のストールへ。麻婆茄子丼をいただく。お笑い*4見ながら食事を済ませ、ハイネケンの黒でBUCKCHERRYまでのワクワク感を盛り上げる。
ちょうどよい頃合を見計って、マリンスタジアムへ移動。あいかわらず長い道のりだよな、あれ。そしたら、あんまちょうどよい頃合じゃないときに到着してもーてスタンドからORANGE RANGEを(けだるそーに)観てた。そして、連中のステージが終わるとアリーナへ直行だ!
BUCKCHERRY
マリンスタジアムは1アーティスト終えるごとにホースで放水するのよね。水浸しじゃない部分のなかで出来る限り前のほうに陣取った。雨が心配されていたけど、BUCKCHERRYが出てくるころには、もう太陽が差してたね。
さー、1曲目は何か。Joshは最初っから上半身裸で出てくるのか。希望的観測でいえば裸で1曲目「Lit Up」なんだけどね。
ほぼ定刻どおりにバンドがステージに登場。Keithを含む楽器隊がぞろぞろと登場し、最後にJoshが登場。あ、裸じゃないね。デニムに黒のタンクトップに黒のJKT。どうせ脱ぐのに、とか思いつつ。あ、知らない曲だね、これ。とゆーわけで新曲でスタート。素直に楽しませてくれよ、とか思いつつ。でも、とりあえず、ちょい興奮気味に盛り上がる。そしたら、2曲目も新曲だったのよ。ちょいゲンナリ。
そして、オレの記憶が確かなら3曲目にようやく既発曲で、2ndから「Fall」。やったー、ってカンジで踊りまくる。でも、その後もまた新曲演ったり。演りすぎだろー。45分という限られた時間だからこそきっちり楽しませてほしかった。ただ、既発曲の選曲に関してはかなりオレ好みでビックリしたね。特に2ndの「Slamin'」って曲。オレこれ大好きなんだけど、ピンポイントでこの曲演ってくれるとは思わなんだ。あと、1stの「Dirty Mind」も超嬉しかった。超名曲。そして、最後はJoshの「Do you love Co-caine ?」のおなじみのMCで「Lit Up」*5。ホントはもっとピョンピョン飛び跳ねて楽しみたかったのだけど、集まってきたMAD CAPSULEファンどもが邪魔であまり弾けられなかった。これにて、BUCKCHERRYのステージは終了。
新曲はイイなと思えるものもあればイマイチと思えるものもあった。でも、まあ、新作は買うだろ、絶対。
MONEY MARK
PURPLEを観る、と腹を括る気にもなれなくて、なんとなーく新設のBEACHステージへ行ってみる。ネームヴァリューもあるし、ってことでMONEY MARKを観ることに決定。BEACHでビール飲みながら観たら気持ちいいんじゃないかと思って。ステージ前で待ってたら、セッティングに励むスタッフとともに本人もしれーっと登場。フツーにセッティングしてた。うわー、オーラねー。フツーのおっちゃんだ。そこが魅力なのかもしらんが。そんな彼の姿をみんなケータイでパシャパシャしてた。
で、パフォーマンスが始まってみると、思ったより自分好みじゃなくて(あ、いや、オレMONEY MARKって持ってないのよね)ありゃと思った。ビール飲み終えて2~3曲聴いたら移動することにした。
電気グルーヴ × スチャダラパー
その後、ROOTSに備えて再びメッセに逆戻り。MOUNTAINステージに入って電グル × スチャダラを観ることにした。MOUNTAINステージって初めてだけどデケーな。SONIC MANIAのステージがそのままサマソニにも登場したカンジだよな。斜め45度に向いたステージがモロにね。
で、電グル × スチャダラの登場。会場の広さからすると随分少ないオーディエンスのようにも思えるが、別に盛り下がってるわけでもなく。MC陣はピエールがセンターでボーズとアニが両サイド。曲は良かったね。フツーに踊れたし。寸劇まがいのMCを織り交ぜつつ進むカンジで面白かったし。
でも、トイレ行きたくなったので、アタマ4曲ぐらいで退散してきた。
次の目的地まで移動がてら、Tシャツ売り場を覗く。もちろんCROWESのTee狙いだけど、あんまデザインが気に入らなかったうえに、Sサイズが1種類しかなかったので断念。
THE ROOTS
お目当てのROOTSはURBANステージ。思ったより混んでないカンジ。まあ、ウラが人気者*6らしいからな。
個人的には2年半ぶり3度目のナマROOTS。とにかく前回観たときは人口密度が高すぎて踊るスペースがなかった。でも、今回はちゃんとスペース確保出来そうで良さげー。
んで、バンド登場。まあ、Rahzelがいないのは当然として、パーカッショニストが参加してたね。この人、今回のキーマン。
選曲的には『TIPPING POINT』からが多かったのかなあ。どうだろ。オレまったく聴き込んでないからわかんねーや。去年買ってガックシきたレコードの一枚だからね。まあ、でも、『PHRENOLOGY』からも結構演ってたよ。あと『ILLADELPH HALFLIFE』の曲もあったと思う。
で、選曲はいいとして、ソロとかが長げーんだよな。バンドメンバー紹介で、各人が「Whole Lotta Love*7」のフレーズをこれみよがしにテケテケとプレイすんねんけど。フツーに踊らせてくれよ。とか思っちゃったね。踊れるところに関してはすげー踊れたし、踊らせ方も上手いわなー、やっぱ。ビックリ箱的にBeyonceの「Crazy In Love」のトラックが流れて客大喜びの場面とか印象的だった。思わずオレも反応しちゃった。恥ずかしっ。
あー、でも、ソロに関しても最後の最後で納得させられちゃったカンジだわ。最後のドラムソロがすんげー強烈だったの。正確に言うとソロじゃないけど。?uestloveと前述のパーカッショニストのおっちゃんによるパーカッションバトル。躍動感あふれるプレイだった。みんな呆然として立ち尽くして観てたけど、オレはもう興奮して弾けまくりなカンジだったー。
不満もあるけど流石だぜ、なカンジですたROOTS様。
Q-TIP
ROOTSからのバトンを受ける大トリはQ-TIP。オレ、ナマQ-TIP初めてだよお。大好きなRapperにもうすぐ会えるドキドキ感がちょっとあったね。しかし、客の少なさはさっきのROOTSんとき以上だな、これは*8。
ほぼ定刻どおりに登場してくれたね、Q-TIP様。もう登場の瞬間から「キャーーー」ってなカンジだよ、こっちとしたら。扇動するようなアクションでパフォーマンスを始めたQ-TIPに感動+興奮。そして、あの声。今、ナマで聴いてるんだー。っていう喜びがあった。
とはいえ、セットリスト的に言えば関心事の99%はATCQの曲を演ってくれるのかどうか、にあったわけだ。だって、オレ、ソロの曲知らないし。
そして、そのときは案外早くやってきた。DJが早くも「Excursions」の音を流し始めるんだけど、それを遮るようにQ-TIPが長めのMCを取る。「A TRIBE CALLED QUESTの楽曲は自分にとってもあまりにも大きな意味を持つものだから云々・・・」ってなカンジのことを言ってたんだと思う。もったいぶっちゃてー(わ)。きっちりMCを終えると、ホントに「Excursions」が炸裂!キターーーーーってな瞬間よ。もう大興奮。そっから先はもう出血大サービス気味のATCQナンバーon paradeよ。もう完全踊りまくり。超サイコー。
そしたら、あの音が聴こえてきたんだ。「Can I Kick It ?」のイントロのあの音が。その瞬間に泣きそうになりますた。オレの場合、1stが一番好きって迷うことなく断言出来るし、「Can I Kick It ?」が一番好きって断言出来るもん。すごく暖かい音なんだよね。あのイントロの音が。人間は暖かさに包まれたときに泣きそうになるものなんだ。曲が始まると、Q-TIPの「Can you kick it ?」の問いにみんな怒鳴るほどの威勢で「Yes, we can !!!」って叫んでた。もちろんオレも。サイコーな瞬間ですた。間違いなく初日のハイライト。
ATCQコーナーが終わると、正直息切れ感の否めないカンジがあったけど、それを察してか本編終盤にキラーチューン炸裂。「Bonita Applebum」ね。これまた最高。本編終了後、ROOTSをはじめ、このステージに出演したアーティスト達への感謝とリスペクトを述べ、さらにTalib KweliやD'AngeloやCOMMONらの同志へのリスペクトを述べると、Q-TIPはステージを去っていった。
でも、まだ客電は付かない。当然アンコールを求める声。さあ、出てくるか。出てきたーーー。DJが凄い勢いで走ってきてすぐさま曲を始める。そしたら、Q-TIPも走ってきてアンコールスタート。曲は、、、キターーーーー!「Scenario」!!!いやー、もう理性失うほどのつもりで弾けまくったー。最高。最後はQ-TIPがフロア中央の通路まで降りてきたもんだから客も大興奮。みんな真ん中に走り寄っていったよ。最後はQ-TIPにリードされて全員で「We need PEACE !」の連呼。そのままQ-TIPは去っていった。素晴らしいステージだった。心の底からありがとうの拍手を送った。
その後、マリンスタジアム直行すればフィナーレには間に合ったのかもしれないけど、もう疲れちゃったし、Q-TIP以上の感動を与えてくれるわけなんてあるはずもないから。そのまま帰っちゃった。ってなカンジで初日は終了。