1組目はゲストの高森ゆうきさんという方。まあ、自分の聴く音楽とは違いすぎるけど、とても綺麗な声(と曲)でしたね。2組目はSAKHALIN TV。サポートメンバー2人を従えてトリオとしてパフォーマンス。片方の女の人は前に観たときもサポートしてた方だね。いろんな楽器をこなす器用な方。音源に関して「SAKHALIN TVの一人勝ち」と書いたけど、ライヴについても似たような印象を持ったなあ。すごく安定してるし息が合ってるねえ。曲についてはもちろんNOCTURNE SOUND TRACKSの曲を3曲とも演ったわけだが。アレンジの違う曲もあったけど、でも、どれも良かったね。堪能しました。
次にSeikiさんが登場。おお、ってことは、DISCHARMING MANトリか。んで、Seikiさんは今回はサポートメンバーなしのホントのソロ編成。そのぶん今まで観たなかで一番歌が伝わってきたカンジがする。こちらも曲に関しては当然ながらNOCTURNE SOUND TRACKSの曲を3曲とも演奏。一番最後に「Lost In」を演ったけど、やっぱし、自分はそれが一番感銘を受けた。
さあさあ、そういうわけでトリです、DISCHARMING MAN。半年ぶりに見た蛯名さんは髪を短くしたようで、なんか若返った印象。かわいいカンジっていうのかな。CHARMING MANってカンジでしたよ(わ)。事前のアナウンスどおり、サポートメンバーとしてBOILER FROGのノッチ氏を迎えた2人組としてのパフォーマンスだった。でも、1曲目はドラムなし完全弾き語りの「The Light」でスタート。久しぶりに聴く蛯名さんの歌声。堪能出来ますた。続いて「消してみな」と「溜め息電車」(どっちが先だったかは忘れた)。良かった。すごく。生ドラムいいですねえ。で、そろそろアルバムの曲演るかしらってところで「アルバムに入ってない曲を演ります」とのMCから「little regret bear」へ。久しぶりだなー、この曲は。もちろん、この編成で聴くのは初めてだし、アレンジも変わってたけどオレは気に入ったね。生ドラムいいですねえ。そして最後に「君は君のもの」。これも新しい解釈による演奏は当たり前として。すごく良かったですね。生ドラムいいですねえ。んで、曲の終盤に差し掛かると、やっぱやっちゃいましたね(わ)。カオティックでしたねえ。いやあ、良かった。もう最終的には蛯名さんがドラムスティック*1で天井叩いたりしてるカンジで。プチSFPかよ、みたいな(わ)。いったん、ここでステージを去るDISCHARMING MAN。アンコールを求める拍手。トリじゃなかったらこのチャンスすらないもんね。トリで良かった! 程なくして戻ってくるお二方。蛯名さん開口一番「あー、思い出した、キウイのときオグが嫌がってたこのカンジ」だって。場内一部失笑。オレ的には爆笑。まあ、あのカンジあっての蛯名さんだと思いますよ*2。んで、次の演奏のためにチューニングするんですが。かなりてごずってました(わ)。「あれ、4弦ってDですよね?」だって。そ、そんなレベルですか。。 しかし、まあ、190cmの大男が猫背になってチューニングにてごずる姿はやはりどこかコミカルで。やっぱCHARMING MANだったと思いますよ、昨晩の蛯名さんは(わ)。アンコールは「秘密の夏」。アルバムのなかでもお気に入りの曲なので嬉しかった。オレの記憶が確かなら去年の10月にココで観たとき*3も演ってくれたんじゃないかなあ。違うかなあ。凄くいい曲です。大好きだ。こうして、DISCHARMING MANのパフォーマンスは幕を閉じた。
2点ほど書きそびれた。まず、Naked Loftについて。行くたびに居心地の悪さ満点の空間を提供してくれるハコだが、昨日も過去最高に居心地悪かった。人ゴミ大嫌いな自分には史上最悪のライヴスペースだ。SeikiさんがMCで触れていたNOCTURNEのコンセプト的なもの、それを考えるとココはピッタリなシチュエーションなんだろうし、SAKHALIN TVとSeikiさんのパフォーマンスでいえば(理解は出来なくても)納得は出来る。でも、DISCHARMING MANは明らかに規格外だろう。フツーのハコで観たいよ、やっぱ。でも、次の横浜のライヴもスタジオライヴらしい。どうなりますことやら。
次に蛯名さんの歌唱法について。オレは昨日蛯名さんの歌唱にひとつ変化を感じた。気張って声を張るときの唱法がBjorkのそれと酷似している。Bjorkはあの小さなカラダから全身全霊の歌を絞り出すためにああしているのかもしれない。蛯名さんの歌にもそれを感じた。入口で配られたRoof Topに蛯名さんのインタビュー*4が載ってて、そこに目指すアーティストとしてBjorkの名が挙げられてたから必要以上にそう感じてしまっただけかもしれないが、とにかくオレはそう感じたのだった。