USハードコア・フィルム・フェス

シアターNってとこが職場から近いので、休日ではなく敢えて平日を選択。月曜から水曜の3夜連続だ。

BAD BRAINS LIVE AT CBGB 1982

まずはBAD BRAINS。まあ、映画じゃなくてライヴ映像だからね。イントロダクションもクソもなく、いきなりライヴ映像が映し出される。82年のNYCへ一気に持っていかれるんだ。最初のテイクはカメラアングルの問題か、Darrylがまったく映ってない。3人組のバンドかと思っちゃうよ。
「Big Takeover」イントロの演奏が終わるか終わらないかのうちに客がステージ上にわんさかって状態になる。H.R.のシャウトが炸裂すると一気にカオティーック。まさに「United And Strong」の歌詞にある「punks and skins, blacks and whites」ってカンジでみんな一緒に暴れてる。
演奏に関しては凄いの一言。感動した。Earlが素晴らしかった。
3日間のショウをひとつに編集したものなので当然曲目はカブりまくるし、82年なので『ROCK FOR LIGHT』にしか入ってない曲は演奏されない。そのぶん焦点の定まったHARDCORE AND REGGAEだ。別の日の映像に切り替わってもDarrylほとんど映んなかった。前に出てこないでアンプのとこで黙々と演奏してる系?
凄いバンドだと思います。偉大です。

AGNOSTIC FRONT LIVE AT CBGB

2日目はAGNOSTIC FRONT。てっきり80年代のライヴを見せてくれるのかと思ってたんだけど。前日にeさんから「2004年のだよ」と教わる。ありゃ、超最近じゃないですか。と思わず感想を漏らしてしまったが。まあ、でも、自分はAGNOSTIC FRONT大好きなので2004年のライヴでも楽しめるだろう。
いきなりライヴ映像から始まるんじゃなくてインタビューから始まる。最初は結成当初の話だったりして興味深かったんだけど次第に現在のラインナップについての話に。現在のラインナップはRogerアニキとVinnie以外は有名な人じゃないんで、まあどうでもいいかな。
んで、ライヴだ。2004年11月のCBGBでのショウだそうだ。1曲目は「The Eliminator」。のっけから自分の大好きな曲で超燃える。ドラムのアレンジがちょっと違ってアレとか思ったものの燃える。超燃える。最高。
こういう曲で始まることからわかるように、セットリストは新作を中心に据えたものではなくベスト選曲だ。次々に繰り出される名曲に燃えまくったね。
個人的ハイライトはやっぱ「Friend Or Foe」かな。超名曲。逆に「United And Strong」を演ってくれなかったのが超イタイけど。最後のほうでRogerがMCで言ってたんだけど、奇しくもこの日は自殺したBoston Mikeの誕生日だったそうだ。オーラスはこの日2度目(わ)のCrucifiedで大団円。AGNOSTIC FRONT最高。祈・来日。

MINUTEMEN:WE JAM ECONO

最終日はMINUTEMEN。前にも書いたけど、このバンドはまったく知らないです。音源1枚も持ってない。でも、せっかくだから見ようかな、ってことで。結果的に見て大正解だった。深く感銘を受けた。今からでも遅くない。オレはこのバンドの作品を聴きたい。
いろんな人のインタビューが出てくるんだけど、Keith Morrisが一番過去の面影なかった。言われなきゃ絶対わかんない。