BLACK SABBATH 「BLACK SABBATH」 (1970)

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 1970年2月13日(もちろん金曜日だ!)にリリースされた記念すべき1stアルバム。世界中の数多くのバンドに多大なる影響を与えた(そして今も与え続けている)超絶的名作。
 某B!誌の某編集長は昔こう言っていた。「1曲目のBlack Sabbathをわざとトバして2曲目から、このアルバムを聴き進めていけば、本作は驚くほどオーソッドクスなホワイトブルーズ・インフルエンスドなハードロックなのだとわかるはずである」と。ハッキリ言って、オレはこの言い分は当たっていると思う。それほど、Black Sabbathという1曲が持っているインパクトは強烈なのだ。そして、その後のBLACK SABBATHの歩みを考えるなら、そのインパクトが重要だということもわかるし、音楽的に考えても、やはりこの曲は超重要な意味を持つと言っていい。だが、2曲目The Wizardからのオーソドックス・ブルーズ・ハードロックの味わい深さってのも忘れてもらっちゃ困る。
 ちゃんと聴いてもらえればわかるが、ハッキリ言って、本作はギターアルバムなのだ。Iommi先生大活躍。トータルランニングタイムのうち、Ozzyの声が入っている部分は多分半分ぐらいしかないんじゃないかなあ。それぐらい、Iommi先生のギターが唸りまくる。にもかかわらず、聴き終わった後に強烈に印象に残ってるのがOzzyのヴォーカルだったり、Geezerのベースライン(すんげー)だったりするから凄いんだよね、このバンドは。
 アートワーク・歌詞・演奏・楽曲その全てが完璧な至高の名作。墓場まで持っていくアルバムとはまさにこのことだな。いや、ある意味、このアルバムこそがオレの墓場となる。(←意味わかんねえよ)