NY ANNIVERSARY LIVE! ポール・マッカートニー「グッド・イブニング・ニューヨーク・シティ」
観てきた。日曜の夜に観に行ったんだけどね。オレの予想に反して満席ではなかったな。「しばらくPaulのことは考えたくない」って人もいるかも。。。 まあ、おかげで観やすかったから良かったけど。
いや、本当に素晴らしいライヴだな、これ。2009年のライヴということだけれど、去年の来日公演とダブる瞬間も多々ある。というか、ぶっちゃけ、DRIVING RAIN TOUR以降なんて、もう完成されたひとつの雛形に則っているに過ぎないという見方もできるかな。「Drive My Car」で始まるオープニングは完璧だし、2曲目は「Jet」でこれまた完璧。去年オレが観に行った日は「Jet」演ってくれなかったもんなあ。絶対ハズしちゃいけない曲だけどね。そして、去年も演ってた「Let Me Roll It」からの「Foxy Lady」はこのころから演ってたのか。5年も前からか。年季入ってるな。そこ行くと「Here Today」なんか10年以上演ってるんだから恐れ入る。「I'm Down」はオリジナルのShea Stadiumで演奏したときの演奏とミックスした映像。まあ、そのときは演奏の音なんか誰にも聴こえてなかったわけだが。
そして、個人的に一番のハイライトだったのは「I've Got A Feeling」。そもそも、この曲が大好きで。わずかしか存在しない「文字どおりのLennon/McCartneyナンバー」のひとつなわけで。演奏も最高に素晴らしかったね。そして、もうひとつの正真正銘Lennon/McCartneyナンバー「A Day In The Life」にはそれ以上に驚かされた。「Being For The Benefit Of Mr.Kite」よりそっちのほうがずっといいじゃねえか!と思った。まあ、冷静に考えると反則技すぎる気もするけど。Paul作のセクションが終わると「Give Peace A Chance」へとつながるメドレー形式になってた。まあ、NYっていう場所とJohnのつながりは深いもんね。
このNYライブシリーズの次作に出演するBilly Joelをゲストに迎えての「I Saw Her Standing There」で本編を締めると、アンコールは怒涛の展開。いつもの「Golden Slumbers」から始まるメドレーで締めるのかと思いきや「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」~「The End」っていう流れだった。そのパターンもあるのか。
もう、とにかく最高のライヴだった。現場で観るよりは客観的な視点で観られることも事実で、おかげでバンドの素晴らしさを再認識できたわ。BEATLESはおろかWINGSの活動年数よりも長く続いてるバンドだもんね。WINGSの活動年数は10年以上だと思うけど、3人しかいなかった時期も含めての年数だから実質的には10年も続いてないでしょ。だから、この現在のPaul McCartney Bandの素晴らしさはもっと声高に評価されてもいいはず。
さてさて、このNYライブシリーズ、今後はBilly Joel、Simon & Garfunkel、BON JOVIと続く。BON JOVIは絶対観よーっと。
- Drive My Car
- Jet
- Only Mama Knows
- Flaming Pie
- Got To Get You Into My Life
- Let Me Roll It/Foxy Lady
- Highway
- The Long And Winding Road
- My Love
- Blackbird
- Here Today
- Dance Tonight
- Calico Skies
- Mrs. Vandebilt
- Eleanor Rigby
- Sing The Changes
- Band On The Run
- Back In The U.S.S.R
- I'm Down
- Something
- I've Got A Feeling
- Paperback Writer
- A Day In The Life/Give Peace A Chance
- Let It Be
- Live And Let Die
- Hey Jude
- Day Tripper
- Lady Madonna
- I Saw Her Standing There
- Yesterday
- Helter Skelter
- Get Back
- Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band/The End