NOFXとDOWN BY LAWの新譜が出るみたいだが

もちろんNOFXはニュース記事になるけど、DOWN BY LAWはならないんだな、これが。扱ってくれる媒体がない。。
まあ、どっちも安心して聴けるクオリティの作品なんだろうね。


あと、CHEAP TRICKの新譜が4月に。前作も前々作もまったく聴き込んでないなあ。まあ、ちょうど人生どん底の時期だったからねえ。

あれから5年

HEROES by SUKITA
Mick Rock、鋤田正義、両巨頭による作品を眺めながらBowieを聴きまくる

まあ、「Five Years」は「あと5年」って意味であって「あれから5年」って意味ではないのだけど。


自分自身がどんどん年老いていくにつれて、ロックスターおよびその他様々な有名人の訃報に接する機会は加速度的に増えていくわけだけどね。でも、もう、あれ以上の衝撃・悲しみ・喪失感を味わうことはないのだろうな。


そういうわけで、この数日、Bowieの作品ばかり聴きまくってるわ。
爆音で聴く『LOW』A面は最高だなあ。最高の音楽体験。対するB面の崇高なまでの芸術性。昔のオレは「Subterraneans」が「Weeping Wall」だと勘違いしてた。オレには「Subterraneans」のほうがすすり泣いてるように聴こえたのだな。
あと、『HEATHEN』『REALITY』も録音がすごくいいな。ベースもドラムも素晴らしい音が鳴ってる。


そういえば、『DAVID BOWIE is』のARアプリだけどさ。ウチにあるタブレットスマホも「対象外機種です」って弾かれてインストールできなかったの。(涙)

2020年総括 その3

<Films>

1.白い暴動
2.メイキング・オブ・モータウン
3.JUST ANOTHER
4.音響ハウス Melody-Go-Round
5.マイルス・デイビス: クールの誕生
次点:レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム


まあ、ライヴは全然観に行けなくなったけど、映画産業は比較的早い段階から再開したので、2020年も音楽に関係のある映画ばかり観まくった。
1位はやっぱ『白い暴動』だなあ。勇気をもらうよね。
そして、『メイキング・オブ・モータウン』もホント素晴らしかった。Berry Gordy, Jr.が我を貫き通すのではなく「譲歩する」という選択をしたからこそ生まれた『WHAT'S GOING ON』。これをMOTOWNの(リスナーとしての自分にとっての)ベストに挙げる姿が素晴らしいよね。


2021年はとりあえず『ローズ・オブ・カオス』に注目かなあ。


<お笑い>

さすがにこの部門は休止だなあ。1月に、K-PROのFKD48の公演とトンツカタン主催のツーマンライヴを観た。それ以降、何も観てない。
せっかくチケット当たったさらば青春の光の単独観たかったなあ。わらふぢなるおの単独も楽しみにしてたのになあ。


あ、トータルテンボスの単独は配信で観たな。前回の単独は久々に復調の兆しも見られたんだけどね。今回はダメだったな。






興行の世界はどうなっていくかねえ。本当に見えないし、わからないな。

2020年総括 その2

<Tunes>

1.モーニング娘。 ’20 「KOKORO&KARADA」

モーニング娘。'20『KOKORO&KARADA』(Morning Musume。’20 [Minds & Bodies])(Promotion Edit)
2.THE LICKERISH QUARTET 「LIGHTHOUSE SPACESHIP」

The Lickerish Quartet "Lighthouse Spaceship"
3.ANDERSON .PAAK 「LOCKDOWN」

Anderson .Paak - Lockdown
4.CLEO SOL 「REWIND」

Cleo Sol - Rewind
5.蒼山幸子 「PANORAMA」

蒼山幸子「PANORAMA」Music Video


いやー、この部門にハロプロの楽曲を入れるのは20年ぶりのことだな。でも、ホント20年で(23年で?)一番好きだな、この曲。現場にも20年ぶりに行ったわ。思い出のサンシャイン噴水広場。w まあ、オレの身長じゃメンバーの姿ほとんど見えなかったけどね。


LICKERISH QUARTETはね、このメンツの名前を聞いただけで心躍る人たちすべてにとってストライクど真ん中の曲だったよね。これがリードトラックとして発表されて、その後出たEPにはこれに並ぶ曲は入ってなかったけど、まあ、いいよね。この1曲だけで心中できるわ。


そして、まあ、改めて言うまでもなくCOVID-19とJuneteenthとBLACK LIVES MATTERが2020年の音楽の3大キーワードだったわけだけど。BLACK LIVES MATTERを契機として発表された一連の楽曲のなかでも、Anderson .Paakのは完璧な作品と思った。


<Live Performance>

1.JOSE JAMES @ Billboard LIVE TOKYO 2/14
2.GAUZE @ 新代田FEVER 2/23
3.ZARAME @ 吉祥寺WARP 1/18
4.QUEEN + ADAM_LAMBERT @ さいたまスーパーアリーナ 1/25
5.CHRIS DAVE AND THE DRUMHEDZ @ Billboard LIVE TOKYO 2/19
次点:崎山蒼志赤い公園


この部門はねえ、2020年全体を総括することにはならないけどねえ。なんせ1月と2月の2ヶ月間しかライヴ観てないわけだからねえ。あくまでも「2月までに観たなかではこれが良かった」という意味合い。
ZARAMEはね、この時点では活動休止は知らなかったわけだけどね。まあ、知らなくて良かったのかな。フラットな気持ちで観たほうがいいもんね。めちゃくちゃカッコ良かったな。何年後でもいいから必ず戻ってきてください!
QUEENは決して納得できる構成ではなかったけどね。でも、観られたことは感謝してる。あと1ヶ月遅い日程だったら確実に無理だったもんね。


あとは配信ライヴは数本観たかな。印象的だったのはやっぱりWONKの3DCG LIVEだね。こんなときだからこそ「新しいこと」「違うこと」にチャレンジして成功させたんだもんな。実に素晴らしいこと。
そういえば海外勢の配信ライヴは全然観なかったな。「時空を超えられる」って意味では、海外勢こそ着目すべきだったかも。まだまだ非常事態は続くし、海外勢の配信もチェックしてみようかな。


さて、2021年に観たいライヴは、、、まあ、そんなことまだ考えられる状況でもないか。願望だけなら観たいアクトは山ほどあるけれどね。
「1年近くも先延ばしにしたなら安泰かな」なんて思ってたSQUAREPUSHERも、、、ないんだろうな。渡航できないもんな。

2020年総括 その1

<Albums>

1.JOHN LEGEND『BIGGER LOVE』
Bigger Love
2.DISCHARMING MAN 『POLE & AURORA』
POLE & AURORA
3.赤い公園 『THE PARK』
THE PARK (通常盤) (特典なし)
4.AC/DC 『POWER UP』
Power Up -Digislee-
5.SAULT 『UNTITLED (BLACK IS)』
Untitled (Black Is)
6.DROPDEAD 『DROPDEAD 2020』
Dropdead 2020 [Explicit]
7.DOS MONOS 『DOS SIKI』
Dos Siki
8.iri 『SPARKLE』
Sparkle
9.FIONA APPLE 『FETCH THE BOLT CUTTERS』
Fetch the Bolt Cutters
10.DIZZY MIZZ LIZZY 『ALTER ECHO』
Alter Echo
次点:DEFTONES、RUN THE JEWELS


Raphael Saadiqがエグゼクティブプロデューサーとしてクレジットされてる『BIGGER LOVE』は、ソングライターもプロデュースも演奏陣もマチマチだけど、アルバムとしてのまとまりがあって、スっと聴けるのが実にお見事。16曲も入ってるのに全然長ったらしくないし、ストリーミングの時代に放つパッケージ作品としては鑑のような存在だなと。製作総指揮のRaphaelの神通力なのかな、これは。Raphaelファンとしては、そう信じたい限りだけど。今考えると本人の近作『JIMMY LEE』もパッケージとしてのまとまりが秀逸だったもんね。


DISCHARMING MANはね、ホント待望だったよね。ノッチさんの脱退がなければ、1年早く聴けたかもしれないけど、でも、待った甲斐のある大傑作でしょ。蛯名さんも言うように、このメンバーになったからこそ生まれ得た楽曲もあるのだし、素晴らしいアルバムだわ。録音も最高にいいんだよな。ダブミックスで再録の「Disable music」は、録音面では本作のハイライトだよね。一方、楽曲に関して言えば、「February」が個人的にはハイライトかなあ。オレ、この曲、ナマで聴いたことあるかな。どうだろ。「極光」と(本作には未収の)「無知の丘」は絶対ナマで聴いてるんだけど。「February」ナマで聴いたら泣くなあ、絶対。早くライヴ観たいっす。


理子が加入して以降の赤い公園は、本当に大切に大切に歩みを進めてきたよね。「焦らない」ってことは本当に重要なことだった。そのことは、このアルバムがこんなにも素晴らしい傑作になった事実が証明してる。そして、快進撃は続くはずだった。超名曲「KILT OF MANTRA」で幕を下ろさず、追加で仕上げた「yumeutsutsu」がラストナンバーになってることの意味よ。
でも、米咲はいなくなった(らしい)。ツアー0日目のままなのにね。相変わらずオレは自殺報道を信じる気なんかサラサラないけどさ。米咲が亡くなってしまったことを抜きに、このアルバムをただ正当に評価したいし、正しく愛聴したい。今はただそれだけです。


AC/DCをはじめ、このテのバンド評に付いて回る「金太郎飴」というワード。でも、まあ、「金太郎飴」という表現よりも「継ぎ足し継ぎ足しの秘伝のタレ」という表現のほうがしっくりくるよね。このアルバムに入ってるリフを(フルボリュームで)聴いてたら、そうとしか考えられなくなってしまった。これ以上望むものが何もないもんな。


多分、去年Little Simzをストリーミングでよく聴いたからなのか、レコメンドアルゴリズムでSAULTの名前を見かけるようにはなってたんだよね。で、そこにきてBLACK LIVES MATTERの機運に合わせた新作の公開。飛びついて聴いてみたら、めちゃくちゃカッコ良かった。後述のFionaちゃん『FETCH THE BOLT CUTTERS』と並んで各メディアのAOTY2020の常連ってカンジだけど、100%うなずけるわ。
SAULTはこの後、これの続編もリリース済みだけど、そっちもめちゃくちゃ高評価みたい。オレもちょろっと聴いたけど、確かに超良さそう。


DROPDEADについては、今これを書いてる時点ではLPはまだゲットできてないので、あくまでもデジタルで聴いたカンジでの評価になっちゃうんだけどね。だから、LPで聴いた後だったら評価は変わるかもしれない。
さすがに『落とす死』と同等のインパクトだとは言わないけど、でも、全曲「あの」DROPDEADで、安心するし燃える。血しぶきを上げるかのごときBobのヴォーカルよ。早くLPで聴きたし。


DOS MONOSのは4曲(しかも15分)だけど、本人がアルバムだと断言してるので、この部門に入れることにしよう。4曲でひとつの作品と捉えると、むしろアルバムらしいアルバムなのかも。
リリースパーティートークショーで聞いた話も加味して考えると、本当に渾身の力作ってカンジ。リリック面では相変わらず没ファンだな、オレは。めちゃカッコイイ。


iriの4thアルバム。相変わらずつまんない曲がひとつもないもんな。ソングライターとしての彼女がどれほど凄い才能の持ち主なのか、って話。リリースペースも全然落ちないし、彼女の快進撃を目一杯楽しんじゃおう、って話。


次、Fiona Apple。まあ、PITCHFORKで10年ぶりの10点満点って話は置いといて、あくまでもオレ自身がこの作品をどう楽しめるかってのが本題。というのも、個人的には前作がまったく楽しめなかったので。今回のアルバムリリースに際して、前作も久々に聴き直してみたんだけど、やっぱり理解できず。
で、本作。前作よりはポップなんだと思うな。楽しめてるもん、オレ。でも、やっぱ、言葉主導のアルバムだという捉え方のほうがしっくりくるな、オレは。個人的には「Relay」が一番好きなんだけど、歌詞に注目しながら末永く愛聴したい。聴き方・好み・評価も変わっていくかもね。


DIZZY MIZZ LIZZYはなあ、うーん、ハードルを上げすぎたな、ってのが率直な感想。(おそらく政則様が出所であろう)前評判なんかガン無視しとくべきだった。DIZZY MIZZ LIZZY的に(あるいはTim Christensen的に)そこまでエポックメイキングな作品ではないと思うね。もちろん、良質なリフ、良質なメロは豊富に入ってるけどさ。もっとフラットに接して、「ああ、今回もいいアルバムだな」ぐらいに思えるのがちょうど良かったんだろうな、ホントは。






この他「フィジカル買ってないけどストリーミングでよく聴いた作品」としては、WONK、LITTLE SIMZ、ゲスの極み乙女。なんかが挙げられる。「お手頃価格でフィジカルが手に入らない案件」は確実に増えてきたね。個人的には色んな選択肢を残しておいてくれたら嬉しいんだけどね。
あと、COMMONはストリーミングではとっくにリリースされてるんだけど、フィジカルは来年ってことなんで、2020年の対象からは外しておいた。2021年のほうで対象ってことにしよう。もちろん、すでにちょろっと聴いたんだけど、すごく良さそうだよね。


2021年に期待するリリースは何だろうね。世間的にはKendrick Lamarの新作が出そうってことで話題になってるのかな。
個人的には相変わらずMAXWELLの新作を待ち続けてるんだけど、まあ、気長に待つのが正解かな、あの人は。
あとは、そうだね、忘れたころにHIATUS KAIYOTEの新作が突然出てきたりしたら嬉しいかな。