追加公演だけ当たった今回のツアー。とりあえず1階席だったことに喜んでいたんだけど、行ってみたら一番後ろだった。うーん。まあ、2階席よりは確実にマシなんだけど。開演時間の間近になってトイレに行こうとサイドの扉から出ようとした女性が係員に止められてた。なんで?? と思ったら、大きな旗を手にした香ちゃんを筆頭にバンドがそこの扉から登場。なるほど、そういうことね。そのまま中央通路を通ってステージへ。すでに掲げられていた旗と並んでど真ん中にその旗を立てたのでした。この旗、今回のツアーの各公演地の旗なんだって。ここに、ツアーに込めた想いのすべてが詰まっているのだそうだ。
そして、ライヴスタート。いきなり1曲目から知らない曲だった。。 今調べてみたらベスト盤に収められた新曲だとか。どうせなら、それも『Romantic Warriors』のシングルに入れておいてくれたら良かったのに。2曲目に「Hello.Hello」。今回もバンドが素晴らしいなと気づき始めた。バンドの編成には変化なし。ギター、ベース、ドラム、キーボードにパーカッション。ベーシストのプレイが実に素晴らしかったね。
セットリストは『shout』からがやや多かった印象。実際あれは名盤だと思ってるし、それはそれでいいんだけど、他のアルバムからの曲ももうちょっと聴きたかったかな。『shout』の曲でハイライトだったのは「はんぶん」と「WAR」あたりかなあ。素晴らしい演奏であった。中盤にはMCとバンド紹介。前述のベーシストは「『Diamonds』のとき小学校1年生だった」と紹介され、嫌そうな顔してはった。ww あと、マイケル氏の紹介が「その正体は定年間際のSONYの社員です」だったのが超ツボ。ww
出たばっかのニューシングルの曲はいつくるのかなあと思ってたけど、最初にきたのは「あいのうた」だった。「ライヴでしか演らないアレンジです」と言って始まったのはベースとギターのみを従えての演奏。音源におけるエレピが主導するアレンジも好きだけど、このベースが主導するアレンジも絶品だったわ。これも今日のハイライト確定だな。アレンジといえば、「ムーンライトストーリー」も大胆に変わったバージョンだったよな。NHKの『Covers』で聴いたアレンジだな。正直、あんまりこの曲に合ってるアレンジだとは思わないけど、演奏そのものは素晴らしかった。マイケル氏のカホーン(とシンバル)の演奏が最高だったよ。素手でシンバルっていうキメのショットがいいんだよね。
あと、オレは見逃したけど『アナザースカイ』でLondonに楽器買いに行ったんだとか。で、その戦利品のベースを装備してプリプリメドレー。バンドメンバーには内緒の展開だったそうで。ステージ上で流れを説明。スパルタだなあ。ww
そのプリプリの曲に関してはもうちょっと減らしてくれてもいいかなと正直思ってる。自分は去年の公演を見逃していて、そのときはどのぐらいプリプリの曲演ったかわかんないんだけど、まあ、一昨年の再結成で一区切りついてるし、少なくとも「Diamonds」と「M」は当分演らなくてもいいんじゃないかと。ソロキャリアの曲でも聴きたいのあるしね。ただ、まあ、アンコールの1曲目に演った「19 GROWING UP -ode to my buddy-」は別で、あんなMCとともに紹介されたらグっときちゃうわな、そりゃ。オレは渋谷区民のくせに知らなかったんだけど、渋谷公会堂は建て替えられるそうで、おそらく香ちゃんがここでライヴをするのはこれが最後になるとのこと。そして、彼女が初めてこのステージに立ったのは26年前のことだったそうだ。でも、がむしゃらだったがゆえその日の記憶は一切ないんだって。だから、今日のこの光景はしっかり焼き付けるってさ。それでその日1曲目に演った曲を演りますと言って演奏されたのが「19 GROWING UP -ode to my buddy-」ってわけ。泣ける。ode to our 渋公ってなもんだな。プリプリのキャリアの初期にはこの曲は序盤に演奏されてたわけか。キャリアの後期になると終盤のほうに演奏されてたんだと思うけど。どっちも似合うね。景気づけのファンファーレのようにも、クライマックスのファンファーレのようにも聴こえるもんね。
岸谷香の第2章は始まったばかり。来年はアルバムを聴きたいし、もちろん、ツアーも観に行きたい!
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