LIQUIDROOM行くときはなぜか雨の日が多い印象。SOLD OUTになったこの日の公演。単独では初の来日ということで、そりゃそーか。直前に35年ぶり(!)の新作を出して直後の公演だったわけだが、オレは買いに行けてなくて未聴のまま向かえた当日。まあ、動画が公開されてる曲に関しては聴いたけどね。2階の物販コーナーを見たところ、目ぼしいものは特になく。2ndのアートワークのTeeシャツならもちろん欲しいのだけれど。
KK NULL
この日は前座が2組出演。ビールを受け取って、フロアに降りていくと、ちょうど1組目のKK NULLが出てくるところだった。すげー歓声が上がる。何事かと思ったら、Mark Stewartも一緒に出てきた。いきなりかよ。なんでも、この両者、コラボ作を制作中だそうで、だから一緒に出てきたのかな。でも、結局、パフォーマンスはなかったけどね。というわけで、KK NULLの演奏スタート。オレは初見。まあ、オレは一生かかってもノイズは理解できないだろうなあ。ってなことを思ったのであった。きっと、素晴らしいパフォーマンスだったんだと思うよ。オレにはわかんないけど。普段のLIQUIDROOMはフロアの右側が段差になってて、そこからフロアに直接降りていくわけだけどね。この日はそこをカーテンで仕切っちゃっててウザウザ。客のイラつくところにクリマンの姿あり。
ZAZEN BOYS
2組目はZAZEN。なんと初見。向井ソロは10年ぐらい前に観た気がするけど。いやー、クソカッコ良かった。歌詞のなかにもMilesの名前が登場するように、やっぱり『ON THE CORNER』なのかなあ。ホント最高だったので、あと30分長くても良かった。
まあ、つまり、前座2組は時間短めだったのね。そりゃ、まあ、ね、あのPOP GROUPの単独初来日ですもんね。オレが陣取ったのはフロアの左後方。んー、狭苦しい。
THE POP GROUP
さて、バンドが登場してライヴが始まる。1曲目は新作のタイトルトラックだ。1回聴いたら覚えるぐらいの超キャッチーな曲なので、持ってないオレでも問題なし。まあ、コーラスとかはレコードほど華やかじゃないけど。2曲目に「Thief Of Fire」。サマソニのときを思い出すわ。痺れたなあ、あのとき、この曲で。今回も最高だったけどねえ、いかんせん、周りが狭苦しくてね。そういえば、客層はかなり年齢層高めだったな。もっと、若い人の姿も混じるかと思ったけど、意外にそうでもなかったかな。んで、その人たちの鑑賞スタイルは、、、踊らないのか。。。 まあ、でも、オレの見える範囲内ではそうだったというだけで、前のほうは盛り上がってたみたいだわ。この後、数曲、そんなカンジのもどかしさが続いてたんだけどね。そしたら、奇跡的にスペースが開けてさ。ググっと観やすくなったわ。その後はもう踊りまくり。中盤あたりの「She Is Beyond Good And Evil」で踊り狂ったね。あと、スペースが開けたおかげで、Mark Stewart以外の姿も観やすくなった。ドラムを確認できたのが大きいな。素晴らしいビートを供給してたよ。そのおかげで、こんなに踊れるんだから。もう終盤に差し掛かったころの「Words Disobey Me」の凶暴なビートな。その直後は本編ラストとなる「We Are Time」。まあ、代表曲だし、ライヴのなかでも核と言い切っていい存在だよな。最高だったぜ。このまま終わっちゃうと「Where There's A Will」を演らずじまいになっちゃうなと思ってたら、やっぱり戻ってきてくれてその「Where There's A Will」を演奏。『CABINET OF CURIOSITIES』で初めてこの曲に触れたオレにとっては2014年の新曲のようなもんなんだよ。大喜びで最後の激踊り。いやー、良かった良かった。
すごい楽しかった。もう今年のベストでいいかなとも思う。それぐらい演奏が凄かったとか、調子が良かったとか、衰えてなかったとか、そういう話ではなくてね。やっぱり、曲が最高だということ。本当に偉大なグループだ。
- Citizen Zombie
- Thief Of Fire
- Mad Truth
- We Are All Prostitutes
- Age Of Miracles
- Spanish Inquisition
- Shadow Child
- She Is Beyond Good And Evil
- Nowhere Girl
- Trap
- S.O.P.H.I.A.
- Words Disobey Me
- We Are Time
encore
- Where There's A Will
P.S. 観客のなかにJAJOUKAのMatsuさんとex-JAJOUKAの捨蔵氏がいらしたよ。