Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN

GEZANのことまったく知らなかったのだけど、知るために観てきた。結果的にこの映画は「GEZANの歴史を見せる」作品ではなかった。でも、そんなことよりも知るべきことを知ることができた。そういう意味でいい作品だった。


基本的には2部構成の映画になってる。2018年に敢行したUSツアーのドキュメンタリー映像が前半。そして、帰国後の全感覚祭2018の模様が後半。USツアーの目的はAlbiniとのレコーディングだったそうなので、そのレコーディング風景も出てくるのかなと思ったけど、それはなかったな。


ツアーでたどり着いたArizonaの地での出来事が前半のヤマ場。というか、最も大事なところ。マヒトさんの「正義の対局にあるものも正義」という考え方が根底にあって、そこから「やさしさというものを再定義する」ということを(各自が)やっていかないといけないのだろうな。その点、オレは全然即答できないし、簡単には答えを出せそうにない。でも、諦めたらダメだし、色々なヒントや気づきをもらうためにも、GEZANのライヴを是非観に行きたい。率直にそう思ったのだった。
そういえば、そのArizonaのシーンでネイティブアメリカンのコミュニティのリーダーらしき男性がSACRED REICHのTeeシャツを着てた。






蛯名さんがこのところ、GEZANとthe hatchとNOT WONKを3大バンドとしてたびたび言及しておられて。このうち、the hatchとNOT WONKは去年から今年にかけてオレも観ることができてめっちゃ素晴らしかったんだけど、GEZANだけまだ観たことがない。
先日METEO NIGHT 2019の第1弾発表があって、そこにGEZANの名前もあったから、これ行けば初体験できるな。

WAR FOR PEACE vol.17 @ 新大久保EARTHDOM

2年前の初来日からして奇跡だったわけだけどね。だってINFESTが再結成して現存してるってこと自体知らなかったんだから。前にも書いたように、東京公演のチケットがSOLD OUTになっちゃってはるばる大阪まで観に行った。これ逃したら一生観られないと思ったからね。そしたら、再来日ですよ。嬉しいねえ。今度は抜かりなく早々にチケット確保したもんね。


開演20分前ぐらいにEARTHDOMに着いたんだけどさ。入場の列がすごいことになってて。ビルの3階まで列が続いてるんだもの。初めて上の階に行ったな。2階はかき氷屋さんだったよ。
そんな状態だったので結局開演は20分ぐらい押したね。なんたってトップバッターはヴォーカルが脱退前ラストとなるself deconstructionだからね。これはちゃんと客が入り切ってからじゃないと演っちゃダメなヤツでしょ。


self deconstruction

2月のNEUROSIS来日のとき初めて観たのかな。でも、そのときはステージ全然見えなかった。オレの身長じゃ、まったく見えなかった。今回もほとんど見えなかったけど、でも素晴らしい演奏だったと思うね。トップバッターだけど、持ち時間はたっぷり。最後はヴォーカルくびねさんの挨拶もあって、堂々たるステージング。

SYSTEMATIC DEATH

フライヤー見る限り、今回はINFESTとシステマカップリングツアーってカンジだったので、スラスラのほうが先に出てくると思ったけど、実際にはシステマが2番手だった。多分、INFESTよりシステマのほうが結成は早い?どうかな?まあ、でも、ともに休眠してた時間のほうが長いバンドだけれど。でも、システマは再始動して10年以上経ってるな。それも凄いことだと思う。
オレは角度のない真横から観てたので、ステージは一目も見えなかったけど。演奏は最高で、もちろんフロアの盛り上がりぶりも最高やったわ。

SLIGHT SLAPPERS

クボタさん、登場するなり「どうもSTREET SLIDERSです」だって。いや、確かにイニシャルにしたら同じSSだけども。その後も「We're STREET SLIDERS」って言いまくってた。何回言うねんw しっかし、1曲目がいきなり「Age Has No Meaning」でアガったわ。さすが、INFESTとの対バンだけあってスペシャル!
あ、もちろん、10分ぐらいで終了しますた。最高!!!

INFEST

前回大阪で観たときも、もちろん超満員ギュウギュウ詰めの状態で。だから、あんまりステージは見えなかったんだよね。今回は前のほう行こうかなと思って。1曲目始まってすぐ前のほう突撃して2列目ぐらいにたどり着いた*1んだけども。そしたら、すぐ機材トラブル発生で演奏中断。ありゃりゃ。でも、落ち着いてメンバー全員の姿が観られたよ。今回の来日メンバーはリズム隊が前回と違うのよな。前回はベースがChris Dodge(SPAZZ)ということで、それも話題だったんだけど。今回のベーシストはTRASH TALK*2の人だそうだ。あと、ドラムはDESPISE YOU*3の人だそうだ。2人ともめっちゃ素晴らしい演奏やったで。
さて、復旧して演奏再開。前回同様、今回もJoe Denunzioはフロアに降りていく気マンマン。2列目まで来たオレと入れ違いでフロア後方まで行ってしまった。だから、今回は演奏隊の3人をガッツリ拝むスタイルやったわ。
まあ、何回も言ってるように、INFESTの楽曲に捨て曲なんてないので、全部最高やったけども。個人的には「Fetch The Pliers」がめっちゃ好きだから、そこがハイライトだったかなあ。あと、「Where's The Unity?」と。フロアは当然最初から最後まで大盛り上がりだわよ。


あと、物販の話を。2年前の物販と比べたら今回はこじんまりだったな。Teeシャツは3種類のみかな。結局、オレは買わなかった。前回買えなかった『NO MAN'S SLAVE』ジャケットのヤツが売ってれば欲しかったんだけどねえ。


P.S.
ってか、INFESTご一行、この日到着したばっかだったらしいな。めっちゃ強行軍!

*1:オレの左隣にツヨッシーさんが陣取ってはった

*2:そういえば、LOUD PARKで観たなあ(遠い目)

*3:2年前同じEARTHDOMで観たなあ

DISCHARMING MANについて諸々

これはちょっと前の話になるけど、蛯名さん、よしこさんとご結婚されたそうで。おめでとうございます!


あと、ニュードラマーの件。決まって良かった。オレの知らない女性ドラマーの方だったけども、蛯名さんが選んだ方なら間違いないって思える。
オレはNaokiさんやノッチさんのドラムがめっちゃ好きで、そのお二方と一緒にやってきた蛯名さんが選んだのだから。好きなドラマーがひとり増えちゃうな、ぐらいのこころもち。ライヴを観るのが楽しみだぜよ。


んで、次回の関東でのライヴ。日程だけは10/12と10/13ってことで、蛯名からアナウンスされてたけど、10/12のほうはGEZAN主催の全感覚祭なんだね。
場所は印西市か。遠いな。でも、行きますよ。行きますとも。まあ、タイムテーブルの関係で全部観られるわけではないんだろうけど、DISCHARMING MAN以外にはKID FRESINOと折坂悠太が観たいかな。
というか、GEZAN自体観たことないんだよね、オレは。とりあえず、明日『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』を観てくるわ。楽しみ。

結局サマソニはホントに行かないことになりそう

サマソニ行かないとしたら15年ぶりのことだわ。その行かなかった2004年のことは本当に後悔してる。ヘッドライナーBEASTIESだよ?もう一生観られないんだよ?悔やんでも悔やみきれん。。。
一方で、今年行かないことを将来後悔するかというと、、、うーん、しなそうだなあ。


ホントに去年のラインナップすっごく良かったと思うよ。オレなんて喜び勇んで初めてホテルまで予約しちゃって、SONICMANIAも含めた3日間フルで満喫したからね。自分のなかでの去年と今年の差が著しい。
でも、クリマン清水代表のインタビューも読んだけどさ。あんなに素晴らしい去年のチケットは売れ行きが伸び悩んだと言っていて、一方、今年は売れ行き絶好調だそうで。そんなにも、世間のニーズと自分のニーズってズレてるのかと愕然とする。オレはリスナーとしての自分をマニアックだと1mmも思ってないからさ。むしろ、王道リスナーだと思ってるからさ。でも、あれだけの規模になると王道のなかの王道じゃなきゃってことなのかね。


でも、8/17に関しては、今年の「CHELSEAの日」のラインナップが発表になったんだよ。

  • SxOxB
  • 鉄アレイ
  • RAPES
  • SYSTEMATIC DEATH
  • THE CONTINENTAL KIDS
  • DEATH SIDE

すんげー豪華メンツ。サマソニ3日間のラインナップよりもこっちのほうが豪華だと断言したいぜ。絶対行く。
これはIshiyaさんが記事に書いておられたことだけども。現在の再結成DEATH SIDEにも活動の期限というものはあるそうで。東京に住んでるオレだって、あと何回観られるかわかんないってことだよな。だからこそ、一回一回のライヴを大切に考えないとね。

KUSO

去年の日本公開時には敢えてスルーしたFlyloの映画『KUSO』が再上映だというので観てきた。まあ、「スルーした」というより「ビビって観に行かなかった」というほうが正確なのだが。怖いもの見たさってのがない人間なんだよね、オレって。怖いものは見たくないっていう思想の持ち主。でも、こないだ借りて読んだ別冊ele-kingを信じる限り「いうほどグロくはない」ってことだったし、それに新作『FLAMAGRA』には『KUSO』の使用音源も含まれていると聞いて、これは観に行くべきかもと思った次第。


で、実際観たところ確かに「いうほどグロくは」なかった。オレが観た上映回では途中退出する人は1組しかいなかったよ(まあ、そもそも20人もいないぐらいだったけど)。
でも、まあ、実際には内容を半分も理解できなかったけどね。w なんだろうね、個人的には実写版の触手モノAVなんかを思い起こしたけどね。そんななか、御大George Clintonの出演パートだけは驚くほどマトモで、意味も理解できたし楽しめちゃったわ。御大の笑顔がキュートで笑っちゃったよ。w






さて、9月の来日公演どうするかね。
去年のSONICMANIAはFlyloが一番のお目当てだった。だって、オレFlylo観たことなかったし。マイブラとの裏かぶりを恨めしく思いつつもFlyloの出演ステージに向かったんだよなあ。そして、フルで鑑賞した3Dライヴは「うーん、よくわからん」だったのよね、オレにとっては。こちとらオジサンなので、新しいアート表現を咀嚼するのに時間を要するのだな。
ってわけで、9月の来日公演行くかどうか迷い中。どうすっかな(迷ってるうちにSOLD OUTってこともあり得るかもね)。