いよいよ、東京ではラストの公演となった。実は11月4日に急遽もう1本ライヴが決まって、松本さんにもお声がけいただいたんだけど、その日は例のENVYの『君の靴と未来』完全再現ライヴがあったからオレは観に行けなかったんだ。でも、今になって考えてみると、トリのGODFLESH観なかったんだからハシゴすれば観られた可能性が高いな。もったいないことした。。。
東京最終公演は個人的には好きじゃない新宿Motion。もうちょっと広いとこで観たかった気もする。オレが中に入ったときは1バンド目が演奏中だった。今回は対バンにマコさんのもうひとつのバンドdeidもいるから、てっきりdeidが1バンド目かと思った*1が違ったな。4バンド全部素晴らしかったよ。PENUMBRAというバンドのときはWINDAの面々もステージに呼ばれて花束贈呈されたうえに「With A Little Help From My Friends」*2を一緒に歌わされてた。ま、グダグタだったんだけど。ww 初見のdeidは想像した音と違ったけどカッコ良かったな。
もちろん、トリがWINDAだった。東京ラストということもあって、お客さんたくさん入ってたな。まずは前の音源である『SENAKA EP』の3曲を演奏。結果連投になったマコさんのパフォーマンスも全然問題なし。若いって素晴らしい!「セナカ」でのマコさんの貢献度は本当に大きいよな。メロで言っても、この曲の一番美味しいところをマコさんが担ってる。そして、本当に素晴らしい声の持ち主。次いで、この日発売になった最後の音源『トマト』からの3曲へ。タイトルトラック「トマト」は正真正銘WINDAの最後の新曲だ。短い曲だけど会心の一曲だと思うね。最初にサイトで公表された詞では「無音の絶叫」となっていた下りは「無言の絶叫」になっている。そこが素晴らしい。情景と感情が浮かぶ。あとの2曲も最高だ。音源のサイズを考慮せず言うなら、この音源『トマト』が最高傑作だろう。こんな素晴らしい作品を残してくれたことに感謝。もし「いい解散」と「悪い解散」というものがあるのだとしたら、これは前者なのだろう。そう思わせてくれる宝物。タイトルトラック以外の2曲も最高。「時計塔」はコンスタントに演奏していた印象だが、「十九歳」のほうは『SENAKA EP』が出て以来レア化してしまっていた印象。でも、最高にカッコイイ曲だよ。この曲はやっぱりNaokiさんだな、オレにとっては。
過去音源の曲では定番の「ESPACIO」と今年奇跡の復活を遂げた「Lonesome George」を演ったね。やっぱり、個人的には「Lonesome George」は最高のハイライトになったな。思い入れがハンパないんだよ、この曲に対しては。そして、「きっと札幌では演ってくれるだろうな」と思っていた*3「夜間飛行」を演奏してくれたのだ。信じられないぐらい素晴らしい演奏だったなあ。オレはこのバンドをたくさん観る機会に恵まれて本当に良かった。そう思わせてくれる演奏だった。
そして、オーラス(2度目のアンコール)は久々の「スーベニア」だった。もちろん、元々好きな曲だったけど、この夜の演奏こそ過去最高のものだったと思う。最高にカッコ良かった。
「夜間飛行」まで聴けたし、大満足のライヴだった。さあ、残すところ、あと2本!(泣いても笑っても)
帰りに『トマト』を買ってNaokiさんと松本さんに「札幌公演楽しみにしてます!」ということをお伝えしてきた。今回の音源は限定100枚(!)だそうで、一枚一枚にシリアルが入ってるのだ。オレのは何番かなあと思って開けてみると・・・No.13だった!最高!引くべくして引いた数字だ。
*1:出番が後ろだと連投とかになっちゃうので
*2:どっちかっつーとJoe Cockerヴァージョン。あるいはTHUNDERヴァージョン。
*3:その理由は蛯名さんがこの曲を好きだから。過去にDISCHARMING MANと対バンしたとき蛯名さんのリクエストで演奏した経緯あり。