ライヴ部門だけでも書いておくか

せめてライヴ部門だけでも書いておくわ。


<Live Performance>

1.D'ANGELO AND THE VANGUARD @ Zepp Tokyo 8/18
2.THE POP GROUP @ LIQUIDROOM 3/1
3.TONY VISCONTI AND WOODY WOODMANSEY @ Billboard LIVE TOKYO 7/7
4.JEFF BECK横浜赤レンガ倉庫 9/27
5.IAN HUNTER AND THE RANT BAND @ 下北沢GARDEN 1/17
次点:鉄アレイ、DISCHARMING MAN、GORILLA BISCUITS、HIATUS KAIYOTE、DJ PREMIER


サマソニでのパフォーマンスも最高だったけど、やっぱ単独のほうを挙げておこうか、D'Angeloは。登場までに45分も待たされて、結果的にサマソニのセットリストより3曲ぐらい多かっただけのショウだったわけだが。それでも、圧巻のショウだったことは確か。ソールドアウトで満パンだったけど、踊れるスペースを見つけられたのは純粋に運が良かった。あの水準のショウを恒常的に観られたら幸せだわ。


POP GROUPは1年に2回も来日してくれたわけだが、ここは3月のショウを挙げておく。12月の公演は事前のアナウンスどおりセットリストがガラっと変わったんだけど、結果的に重要な曲が全然出てこなくて。それはそれで潔いんだけど、さすがに「We Are Time」すら演らないのは驚いた。


10年ぶりの新作をリリースして見事に復活したBowieなれど、ライヴ活動は再開していないわけで。そしたら、Tony ViscontiとSPIDERS FROM MARS最後の一人Woody Woodmanseyが『THE MAN WHO SOLD THE WORLD』の完全再現ライヴを演ると。これは素晴らしかったなあ。名曲満載のアルバムだし、他の作品からの曲も演ってくれたしね。Viscontiは1年前からBowieの病状を知っていたということなので、本人の代わりにBowieの音楽を届けるという使命感もあったのかもね。


Jeff Beckは単独公演のほうは足を運んでいないので、これはBlue Note JAZZ FESTIVALの日のパフォーマンス。スタンディングでBeckを観るのはあのウドーフェスのとき以来だな。御大はライヴの出来不出来に波がある人だと思うけど、今回はすっごく良かったと思う。個人的には今までで一番良かったかも。


Ian Hunterのことはほとんど知らないけど、まあ、観ておかないと次はないかもしれないので足を運んだ次第。観ておいてホントに良かったわ。素晴らしいパフォーマンスだった。Sir Paulより年上ってことにまず驚く。それでいてあの現役感。マジ凄いわ。

Thank You, David Bowie !

まさか新年最初の書き込みがこんな話題になるとはね。
69回目のバースデーに新作が発表されると聞いてから、回顧展『DAVID BOWIE IS』の日本開催も決定して、いいニュースばかりだったのに。新作リリース直後にこんなオチとは。こんなにショックなことは他にない。


その日ちょうどオレはEARTHDOMにJAJOUKA企画を観に行っていて。ライヴ中のMCで、NEPENTHESのヴォーカルの方とKIRIHITOの早川さんが言及してオレは訃報を知った。素晴らしいバンドばかりの素晴らしいライヴだったんだけど、やっぱ途中からピュアに楽しむのは難しくなったわ。


Tony Viscontiが発表したコメントとEnoが発表したコメントがやはり注目だろう。新作『★』の次に本人はもう一枚作品を作ろうという意志があったとか。それが完成しなかったのは残念だけど、Bowieの想いが込められた『★』を真摯に受け止めたい。今聴きながらこれを書いてる。インナーのアートワークも自ら喪に服すかのように徹底的に黒なんだよね。現時点で客観的かつ冷静な判断はできないけれど、少なくとも、遺作となった作品がしょうもない作品じゃなくて良かった。アーティストとして堂々とした歩み、堂々とした幕引き。素晴らしい。


自分は2004年の来日公演でしかナマBowieを体験できなかったけれど、でも、素晴らしい音楽の数々をありがとうと言いたい。Thank You, David Bowie !

Blackstar

Blackstar

こーはく

まったく更新しなくなったな。ダメだ、こりゃ。
年末ってことで、年間総括のシーズンではあるけれども。大学生になった97年からずっと続けてきたし、ずっと続けていきたいとは思ってるけども。でも、もう無理かなあ。そもそも買った新譜の枚数自体が少ない気するし。買っても全然聴いてないのあるし。Bjorkなんか3回ぐらいしか聴いてないと思うわ。
もし書くとしたら、1位はDISCHARMING MANAngie Stoneのどちらかだと思う。両方とも素晴らしい作品だもんね。


とはいえ、ライヴ部門だけでも書きたいなあ。

5B records presents 「Dream Violence Vol.29」Discharming man 10th anniversary

ただでさえ1年に1回しか観られない貴重なライヴなのに、さらに江川さんラストと言われたらより希少価値が高まっちゃうな。でも、その希少価値の高さに見合う素晴らしい音楽体験だったよ、この日は。


トップバッターはLOSTAGEだった。LOSTAGE観るのも何年ぶりなんだろな。5年ぶりぐらいかね。もうどんな音楽性だったか忘れるほど。でも、素晴らしい演奏だったねえ。そして、2番手にお待ちかねのzarameが登場。本州には初上陸だったんじゃないかな。途中で現動さんがMCで言うてたのは「7年前はすいませんでした。勝手に失踪して」というもの。あ、本人的に失踪って認めるんだ。世間的には「SPIRAL CHORDよりはCOWPERSに近い」と評されている音楽性だけども、個人的には「サ・ヨ・ナ・ラ・セ・カ・イ」と地続きな印象は受けたんだけどね。4人組なので、その点で確かにCOWPERSシフトではあるんだけど。早く音源を聴きたいし、また、東京にも来てほしい。ま、1年に1回も来ないかもしれないけど。


さてさて、トリがDISCHARMING MANだ。レコ発の位置づけだし、アルバムの曲は半分以上演ったな。その意味でも大満足。今回のアルバム、ホントに力作だと思うしね。7"の曲とスプリットの曲も演ってくれたのが嬉しかったな。個人的に大好きな「empty boy」と「合い鍵をあげる」が含まれていたのでね。MCではその2曲を「酒2部作」と紹介していた。どっちも「また一緒に呑もうよ」ってテーマの曲なんだって。前者はてっきり直接的にsuicide solutionを扱っているのかと思ってたわ。あと、「永遠の果て」は個人的な反戦歌だとのこと。アンコールは旧譜からの「プラスティックマン」と「blind touch」。最高のパフォーマンスでございました。

  1. 歓喜のうた
  2. ボトムズ
  3. harfmorning
  4. なおさら
  5. aprilfool
  6. empty boy
  7. 合い鍵をあげる
  8. 永遠の果て
  9. かわいいじぶん

encore

  1. プラスティックマン
  2. blind touch

Shimokitazawa Indie Fanclub 2015

今知ったんだけど、9月にShimokitazawa Indie Fanclub 2015があるんだね。2日間のうち、2日目はSOUL CAMPとカブってるな。でも、初日のほうにbluebeardが出るんだよな。自分はbluebeardを観たことがなくてねえ。今年が最初で最後のチャンスになるのだから、一回観たいなと思っていて。


これ観に行くと、その前後で5日間連続でライヴ観ることになるわ。9月恐ろしいな。


あと、まったくもって余談だけど、Georgeさんってハーフの方かと思ってたけど、もしかして純粋なアメリカ人ですかね??