AGNOSTIC FRONT @ club asia

9バンドも出るというトンデモナイ企画。当然1バンド目から観る気なんてサラサラなく。オレは19時過ぎに着くように出かけた。asia2年ぶりなんだけどね。入口のところでかなり並ばされた。なんで、あんな時間かかんだ? どう考えてもおかしいだろ。で、やっと中に入ってみると、前に来たときとだいぶ内装が違うなと思った。ドリンクカウンターがドデーンとロビーの真ん中にあって邪魔。ってゆーか、混みすぎ。なにあれ。あれは異常です。フロアに行ってみると、ココもまた超満員。身動き取れず。異常です。あんだけ来場者があるならO-EASTでやってもおかしくないと思う。多分、オレが最初に観たバンドがDOORMATっていうバンドだったと思うんだけど。そのバンドを含め、他にNUMBとEDGE OF SPIRITとAGGRESSIVE DOGSを観た。しかし、まあ、窮屈すぎて辛すぎてライヴなどまったくどうでもよかった。最後のほうなんて血行が悪くなって足の裏が痺れてたからね。立ってるだけでも辛かった。んで、おそらく開演自体が遅れたんだろうね。AGGRESSIVE DOGS終わった時点でもう22時半過ぎだよ。もっともっと遅く来ればよかった。いや、マジで。


んで、結局AGNOSTIC FRONTのライヴが始まったのが23時。それ終わる時間だろーが(わ)。それまでは後ろのほうにいた私もとりあえず前のほうに行く準備を。でも、1曲目が知らない曲だった(多分『ONE VOICE』か新作の曲?)ので、とりあえず準備だけ。そしてそして。2曲目に「The Eliminator」。キターーー。人の壁をすり抜けて前方へ。前まで行くとさすがにステージが近い。7年ぶりのナマRogerアニキが手を伸ばせば届きそうな距離に(いや、実際には届かなかったんだけど)。いやー、嬉しい。相変わらずアニキ超超超カッコ良かった。まあ、オレにとっては一番のアイドルですから(ハードコアのなかでは)。PUNK側の人間には2ndってホント評判悪いみたいだけど、メタルのオレからしたら、アレのどこが悪いのかさっぱりわからん。「The Eliminator」なんて失禁しそうなほどカッコイイ曲じゃん。超燃えたね。まあ、セットリストに関しては正直大方予想がついてたわけさ。だって、去年、2004年のCBGBのライヴ映像を観に行ったんだもんね。きっと、あのセットから大きくブレることはないだろう。という予想。つまり、今回も「United And Strong」演ってくれないんだろうなあ、という予想もついてた。で、まあ、予想どおりだったね。まあ、そうだよね。「United And Strong」って、いつからセットリスト落ちしてるんだろう。オレは初来観てないんだけど、そのときは演ったのよね? きっと。世界で最もカッコイイ曲のうちのひとつだとオレは思う。でも、「United And Strong」演ってくれないのも帳消しに出来ちゃうぐらいのハイライトがあったので良かった。結構序盤に「Blind Justice」と「United Blood」と「Last Warning」を(順番は忘れたけど)3曲連続で演った。3曲連続だぜ? 燃えたわあ。あとはやっぱ「Friend Or Foe」だよなあ。7年前観たときの感想が一番好きな「『United And Strong』を演ってくれなかったから2番目に好きな『Friend Or Foe』が最高のハイライトだった」というものだったのを覚えているが、今回もまったく同じ感想だ。大好きだもん、Friend Or Foe。超名曲。アニキが客にシンガロングを求めたため会場中がこの日一番の力強いシンガロング。最高だった。Are you friend or fuckin' foe ? 新作からの曲もまあ少し演ってたね。タイトルわかんないけど、そのなかで一番HATEBREEDっぽい曲のときはやっぱウィンドミルを誘発してた。ハードコアパンクから出発してメタリックハードコアの範疇まで辿ったバンドなので、曲目によって客のノリ方が明確に違うのが面白いよね。1時間弱で本編が終了。でも、もちろんアンコールあり。Vinnie御大が「お前らに子守唄を唄ってやるぜ」と言って弾き語りを始めた。いい雰囲気だったなあ。御大は現在52歳らしい。感服。Vinnieの子守唄が終わると同時にアニキが「Gotta Go」のイントロを歌い始める。そこから先はもちろん会場中が大合唱。オレはEpitaph時代の曲も全然いけるクチだぜ。すげー楽しかった。さらに続くはこれまたEpitaph時代の「Riot, Riot, Upstart」。これまたシンガロングのためにあるような曲で超盛り上がった。最高。そして、最後の最後はVinnieがヴォーカルを取る「Power」。これは意外。すげー感動的なエンディングだったね。Powerが名曲なのもさることながら、Vinnie御大のヴォーカルが聴けるっていう貴重さ、そしてそして、みんなで「Stigma!」と叫んで御大のリードギターをコールするのも超楽しいじゃんか。で、予想どおりヘロヘロなリードを聴かせてくれる御大。いやあ、感動的。最高。