ROCK ODYSSEY 2004 @ 横浜国際競技場

もう結構経っちゃったけど、行ってきた。横浜国際競技場。新横浜のひとつ先の小机駅だけど、なんか何もないとこなのね。新横浜も街としてはちょっとどーかと思う*1けど小机の場合はホンット何もない。そんななかにあんなのがあるから、なんか異様だった。だって超ドデカイんだもん。切り拓いた山中にそびえる要塞ってカンジだよ。周り畑とかだったもん。んで、会場着いてからも入場ゲートまでグルっと回され、入場してからも席着くまでのグルリグルリと回され、着席したときにはもうグッタリよね。超暑かったもんなあ、あの日。オレらの席はアリーナだったんだけど、あまりに熱くてギブアップ。途中からは屋根のあるとこに逃げ込んだ。

デリコ

開演には間に合わなかった(間に合うつもりも毛頭なかったが)ので途中から観た。噂どおりのパフォーマンス。日本人が日本人相手にパフォームするのにMC全部英語。真性ですね。

JOSH TODD

これがひとつ目のお目当てバンド。久々にJoshの姿が見られて良かった。予想に反して上半身裸ではない状態で登場。まあ、3曲目ぐらいで脱いだけど。お馴染みのすっとぼけたタトゥーが懐かしい。まあ、アルバム1枚しか出してないので予想だにしないセットリストなんかになるはずもなく。アルバムからの曲を演奏し続ける。オレはデビューアルバム気に入ってるから普通に楽しめたけど。一緒に行った友達が「昔の曲演んないのかなあ」と言う。オレも心のなかでは密かに待ってたりした、Buckcherryの曲を。そしたら、演ったねえ、ラスト。Joshの「Do you love cocaine ?」のMC*2に導かれ名曲Lit Upが演奏される。ヤターと大喜びのオレ、のはずだったが、なんかアレンジが違う。しかも結構大幅に。これ原曲はめちゃくちゃノリやすい曲*3なんだけどねえ、ノリにくくなってたわ。ちょい残念。でも、まあ、全体として楽しかったし、応援してるよ。このバンドが長続きするかどうかわかんないけど。

ミシェルブランチ

予想だにしないつまらなさだった。もうちょっと楽しめるかと少しだけ期待してなくもなかったんだが。全体的にアコースティックな感触で如何ともしがたかった。

Paul Wellar

ミシェルブランチよりは全然良かったと思うんだけど、座り込んだらかなりウトウトしてしまった。かなり歩かされたし、食べ物売ってるとこがかなり混んでて疲れちゃったのね。

稲葉

同じくウトウト。まあ、どうでもいい。

THE WHO

40周年で初来日。まだ観ぬ最後の大物。これは大事である。我が国がロック後進国と言われ続けた主な理由のひとつでしょうね。ほぼ定刻どおりに登場のTHE WHO。1曲目は「I Can't Explain」。凄い良かった。Roger Daltreyの声が良く出てて凄く良かったって大評判だったけど、ホントそのとおりだったよ。Pete Townshendの演奏も素晴らしかったね。腕もちゃんとぶん回してくれまくりだったし。次に「Substitute」が来て、んで、「Baba O'Riley」!いやー、良かった。トリップしちゃったね、思わず。オレ的ハイライトのひとつだった。あと、「Anyway Anyhow Anywhere」。すっげー良かった。大好きな曲なんだ、これ。今回は初来日ってこともあるし、すげー有名な曲のオンパレードだったね。オレ、持ってない作品とかたくさんあるけど、わかんない曲、1曲しかなかったもん。個人的には助かった、っていうか得した。稲葉までのアクトにはアンコールはなかった。でも、THE WHOにはありましたよー(なかったら暴動起きるぜ!)。アンコールにTOMMYの楽曲を固めてた。というわけで「Pinball Wizard」から。名曲だねえ。しみじみ。んで、「See Me Feel Me」が凄かった。圧倒的なパワーと美しさを感じた。これもハイライトである。
あー、あと「Won't Get Fooled Again」忘れてた。これもトリップしちゃうよね。まー、とにかく、RogerとPeteのパフォーマンスにいたく感動。Ringoの息子の顔も拝めて良かったです。Rabbitも拝めて良かった(Pete以上におじいちゃんだった!)。いやー、良かった、良かった。生きているうちにもう一度観ることが出来るだろうか。是非ともまた観たいもんである。

AEROSMITH

トリはエアロ。そもそも、この日より前にドーム単独公演があった。ここにも書いてきたとおり観られる可能性は非常に少なかった。打合せ終わって大急ぎでドームに直行したけど結局2.5曲しか観られなかった。オレが入ったときにはもう「Sweet Emotion」演ってたもん。しかも、その2.5曲のうち1曲が「I Don't Want To Miss A Thing」だよ。ざけんじゃねえ。I Just Wanted To Miss That Thing(そんなもんこそ見逃したかった)だぜ。
まあ、そんなこんなでオレにとっちゃリベンジ的な意味合いもあったわけで。THE WHOまでのアクトについては全てがオンタイムだったけど、エアロだけはちょい遅れて登場。1曲目は確か「Back In The Saddle」だったと思う(やべ、記憶曖昧)。純粋に嬉しいよね、「新作の1曲目がオープニング」の法則をいい意味で裏切ってくれると。んで、Toys In The Attic(だったよな、確か)。もう嬉しくて仕方ない。これをナマで聴くのが夢だった。って云うとちょっと大袈裟かもしらんが、ホント聴けて嬉しかった。この時点でこの日の目標達成ってカンジだった。あと、「Same Old Song And Dance」、「Draw The Line」、「Dream On」、「Love In An Elevator」、「Rag Doll」等の楽曲を連発。凄かったね。新作からの選曲の少なさが。ベストヒット的構成が。アンコールは「Livin' On The Edge」。嬉しいよねえ。「I Don't Want To Miss A Thing」じゃなかったってことが。「Livin' On The Edge」自体も凄い好きな曲だし。もちろん最後は「Train Kept A Rollin'」で大団円。凄いセットリストだったねえ。ホント。活動休止ってのがどんな長さなのか見当もつかんけど、とりあえず、これでしばらくはお別れ、みたいな意思は感じた。だって、そうじゃなきゃ説明付かないセットでしょ、あれは。大満足でした。

*1:街の規模に似使わぬキャバクラの呼び込みの激しさ

*2:そのMCどーなのよ、って気もするが、それが彼の魅力でもあったりする。

*3:Joshとキッズが一緒にピョンピョン跳ねてるクリップでお馴染み。