Jose JamesとCHRIS DAVE AND THE DRUMHEDZ

Jose James、Chris Daveと立て続けにBillboard LIVE行ってきたわ。一部の公演では、従来自由席だったとこも指定席扱いになったんだよね。オレも予約して行ったけど、まあまあイイ席だったわ。ってか、自由席のときもオレがよく選ぶことの多い席。オレ、基本2列目狙いの人だからな。1列目はさすがに近すぎて全体像が把握できない。今回に関しては、Joseの公演にしろ、Chris Daveの公演にしろ、「ドラムセットがよく見える席」=イイ席だな。


Joseのライヴは高値安定ってカンジで、いつ見てもハズレがない。今回はライヴメンバーを一新しての公演だったけど、Joseのお眼鏡にかなうミュージシャンは超一流に決まってる。ドラムはJustin Brown。唖然とする素晴らしさ。Joseは「凄いドラマー」しか連れてこない。
前回は前座として登場したTaaliが登場する場面も。てっきりJoseのカノジョかと思ってたけど、すでにJoseの奥さんになってるらしいな。
まあ、今回は新作『NO BEGINNING NO END 2』に伴う公演なので、セットリストは『NO BEGINNING NO END』と『NO BEGINNING NO END 2』から。結果、名曲だらけ。サイコーの一夜だったわ。


CHRIS DAVE AND THE DRUMHEDZは初見なのよな。Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPANで観られるはずだったのに、開催中止になっちゃったもんなあ。
パーカッション担当のメンバーもいて、ビートの洪水ではあるけど、まあ、変幻自在っていうほうが正しいか。パーカッショニストの彼がやってた「口でビートを発音してから実際に叩く」芸当は、数年前に観たJOHN MCLAUGHLIN & THE 4TH DIMENSIONのインド人ドラマーRanjit Barotをちょっと思い出したな。
(偶発性を伴う)ビートを楽しむことがメインディッシュなんだけど、楽曲ってかソウルマナーも堪能できるショウだった。ヴォーカリストの力量も相当なものだからこそ。基本John Legendに声質が似てるんだけど、色んな発声ができる人で、StevieカヴァーとかATCQカヴァーとかもこなしてた。
そして、主役Chris "Daddy" Daveのドラム。原型をとどめないほど変形したシンバル。豪華に2つも並べた(りんごの皮こと)スパイラルトラッシュ。観て楽しい、聴いて楽しいってヤツやね。まさに一挙手一投足がエンターテインメント。






しっかし、まあ、あんだけ凄いプレイを間近で観た後に、Hikkiが「初恋」のトラックを完成させるにあたって録音済みのChris Daveのリズムトラックをバッサリ没にして新たなオケを作ったっていうエピソードを思い出して噛み締めてみると、、、『初恋』という名盤の尊さもまたいっそうと増すってもんよ。

No Beginning No End 2

No Beginning No End 2

  • アーティスト:José James
  • 出版社/メーカー: Rainbow Blonde
  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: CD